1年以上軟便の続いた猫とサイリウムの話
まず初めに、猫の軟便に悩んでいる方はネット上に書かれていることを試してみる前に動物病院へ行かれることをオススメします。
本文中に出てくる薬品や商品に関して批判するつもりはありません。
ただし、私の飼っている猫（以下ふぶき）に
効いた・効かなかったという感想が書いてあります。
使用している画像を集金目的に使用することはご遠慮ください。
もしもここに書いた物を試したとして、
その結果について私は一切の責任を負いません。
ご自身の判断でお願いいたします。
あと固い文章を書くのは苦手なのでこの先は崩れると思います。
気楽に読んでね。
◆ふぶきの症状
ラガマフィン 長毛 シルバー 去勢済みオス 2020年9月誕
2021年12月23日にブリーダーから引き取り、翌日から軟便。
猫舎で猫風邪をもらってます。
酷いときは下痢、血便が1年続く。2022年2月現在は落ち着いている。
2か所で顕微鏡検査をしてもらうが寄生虫は見当たらず、少し悪玉菌が多いかな？と言われた程度。原因は現在も不明。
下痢パネルもしてもらいましたが特に怪しいやつは居ませんでした。
FCoVについて書くと長くなるので割愛。
2022年1月に健康診断を行いエコーとレントゲンも撮ってもらいましたが
いたって綺麗とのこと。
じゃあなんで軟便になるのだ。
食欲は旺盛。元気良好。毛並みヨシ。毛玉は便と共に出す派。
ただただ軟便が続く。
大学病院とかいけば原因も分かるのかもしれない。
◆今食べさせているもの
09時 腸内バイオーム缶 1缶
14時 プロベト・ハイパーセイン 7g ＋ サイリウム
19時 腸内バイオーム缶 1缶
24時 プロベト・ハイパーセイン 7g ＋ サイリウム
サイリウムはまぶすと全体がうっすら白くなる程度。
本当はプロベトを9*2の18gにしたいので様子をみて増やしているところ。
正直腸内バイオーム缶だけ食べれれば便の様子はめちゃくちゃ良いです。
コロナの影響でほぼ買えない半年を過ごしたので
また同じようなことが起こる前に体に合うものを見つけたい。
サイリウムほんとに頼むぞマジで。
ちょっと値段が高くなるのと歯と顎の事を考えて
出来ればカリカリを増やしていきたい。
この缶＋カリカリだけだったころは結構ふわふわの便でした。
サイリウムを振るようになってからはしっかりした塊です。
最後に写真載せます。
◆サイリウムに頼ることにした経緯
まずサイリウムとはなんぞや？
●可溶性繊維を豊富に含み、水に溶けてその重量の10倍もの水分を吸収し、ゼリー状になるが、大腸ではごく一部しか発酵されないなど、独特な特徴を持つ。
●イランやインド原産のオオバコ種子や種皮に含まれる。
引用：犬と猫の栄養成分辞典 （URL：https://www.royalcanin.co.jp/dictionary/nutrients/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0）
軟便に悩みインターネットで色々なものを見ていた中で
何度か名前が出ていて気になっていました。
なかなか試すのに躊躇していたのですが
ふと腸内バイオームの成分表示をみると、いたのです。
お………お前………！！！！
今まで食べてた物なら酷いことにはならんだろうと密林で検索。
サプリ系で下痢になることが多かったので、とりあえず150gを購入。
今は原材料名がサイリウムだけの人用のものを食べさせています。
◆軟便に効いたと感じたもの、感じなかったもの
マジで効いてる：ヒルズの腸内バイオーム缶
ウェットフードです。
何が入ってるんだ？いや、原材料名書いてあるんですけど…
1日便が出ない
↓
翌日快便
という即効性も良かった。
品薄のころに動物病院のなけなしの在庫（10缶くらい）を
出してもらいました。本当にありがとうございました。
今は普通に買えるので定期便で頼んでいます。
尚ドライでは軟便になる模様。何故だ。
マジで効くけどあげるの大変だった：タイロシン
抗生物質です。これもめちゃくちゃ効いた。
粉剤しかないうえにめちゃくちゃ苦いらしい。
ふぶきは泡拭いて嫌がりました。
ちゅーるに混ぜてシリンジで押し込んだり
ピルポケットに包んで口に放り込んだりしました。
めちゃくちゃ効くけど
薬飲ませるストレスの方が強そうだったので継続は断念。
常備薬にした：ペニシリン系抗生物質
タイロシンを出してくれた動物病院とは別の病院でもらっていて、
そこが名前を表記しない所なので正式名称は分からないです。
これは何ですか？と聞いた時にペニシリンだという話は聞いた。
味も特になさそう。
ピルポケットやメディボールにつつめばむしゃむしゃ食べる。
この抗生物質は2カ月くらい毎日飲ませました。
飲ませている間は何食べても快便。
貰った時に『一番弱い奴だから続けても大丈夫』とは言われましたが
食べ物が合えば快便になるのにずっと薬飲ませるのもなあ…と思い
腸内バイオーム缶が買えるようになったのを機に止めています。
多分効いてる：サイリウム
今回のメインなのに多分て何！？
腸内バイオーム缶＋カリカリだけだと駄目だったのが
これをふりかけてから2週間ずっと調子がいいので
多分…効いてる！！！続けたいと思う程度には！！！！
あげるまえは腸内バイオームそのものの臭いがする便だったのが
いまは猫が綺麗に砂をかけられればほぼ無臭です。
変化なし：ステロイド注射
下痢にもならなかったけど軟便も治らなかった。
食物アレルギーの子とかだと効いてたらしい。
でも食物アレルギーかどうかが分からん。
後述しますがアレルギー食でもふぶきの軟便は改善はしませんでした。
効いてない：これまで食べたキャットフード
最初に書いた通り、商品の批判をするつもりはありません。
でも怖いのであまり詳しいところまでは……検索すればでちゃうけど……。
ふぶきの体質に合わなかっただけで、商品は素晴らしいものばかりです。
・腸内バイオーム ドライ：缶はいいのになんでダメなんだよ
・z/d：変化なし w/dも駄目 i/dも駄目
・FDW ウェット：変化なし
・ホリスティックグレインフリー：味は好きそうだったけど下痢に
・センシティブ カニンヘン：変化なし ジュニアも駄目
・スプリーム ビオフルーゲル：変化なし
・カンガルー：変化なし
・消化器サポート：可溶性じゃないほう 変化なし キトンも駄目
・セレクトプロテイン：パウチ 下痢っていうかゲルでてきた
・チキン＆ラムフィースト：フリーズドライ 変化なし めっちゃ好き
・プロベト ハイパーセイン：変化なし めちゃめちゃ好き
腸内バイオーム缶に入ってる原材料は食べれるはずなので
似たようなのを探してみたけど駄目。
アレルギーかも？と言われたのでグレインフリーのものやアレルギー対応のものを探したけど駄目。
今あげてるプロベトもアレルギー用療法食で、
これ＋抗生剤だと快便でした。
ふぶきがすごい好きだから続けてるだけなので
もっと合うカリカリがこの世にあるのかもしれない。
ちょっとフードジプシー疲れちゃったのでしばらくは
バイオーム缶＋プロベト＋サイリウムで過ごしたいなあ。
効かない：下痢止め
ディアバスターとビオイムバスターは合いませんでした。
下痢も軟便も止まらず。
悪化した：フラジール
とりあえず寄生虫が居なくても
飲ませたら治ることもあるらしいと言われたので出してもらう。
見事な下痢になる。
悪化した：サプリメント
前述しましたが善玉菌が増える系のやつはことごとく下痢になりました。
開始の時も全部ではなくちょこっとふりかけた程度。
でも駄目なものは駄目。
◆最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
1年間の軟便から解放されかけていて日々感動しているので書きました。
いつまで続いてくれるかは分かりませんが、崩れたら追記します。
したくねえ～～～～！！！
軟便で悩む全ての猫とそのご家族に健康が訪れますように。
以下、猫の便画像を多少載せつつ現在までの経過を書いています。
見たい人だけどうぞ。
↓
↓
↓
2020年12月24日：引き取ってから1回目の便
環境が変わったからしょうがないのかな～と思いつつ
軟便のうえ血便はアカンだろ…と動物病院へ。
25日から投薬を始めるも収まる気配がなかったので
年末年始も営業している別の動物病院へ。
2021年1月6日：この猫死んじゃうのか？と思い始める
先代の猫で一度も見たことが無い血＆粘膜＆下痢でビビる。
システムトイレを使っていたのに砂をすりぬけて下のシートに。
夜中にちょっと泣く。
2021年1月14日：猫は元気
便は酷い。でも砂の上に残るようになった。
2021年2月10日：形があるだけでとりあえず良かった頃
でも血が多くてなんで～～～～！？！！？となるし
末端軟便も酷い。
思うようにご飯をあげられなかったのが今思い出しても苦しい。
2021年3月：体重がやっと2kgを超える。
この月はあまり血便はない。軟便継続。
2021年4月5月：変化なし
体重があまり増えないので粉ミルクをあげはじめる
2021年6月：ほぼ毎日便に血が混ざる。下痢ではなく軟便。
2021年7月：去勢手術を行う。
前日まで毛玉まじりの下痢だったが
手術後2週間分の抗生物質を出してもらいその間快便で驚く。
月の半分は血便。
2021年8月：半分以上血便。形有～軟便を繰り返す日々。
初めて家で風呂に入れる。
2021年9月：猫、1歳を迎える。
とりあえずFIPにおびえなくてよくなったのでめちゃくちゃ喜んだ。
これまでエクセルにデータを毎日打ち込んでたのもここでやめる。
軟便はそのまま。
2021年10月：軟便そのまま。粘膜やら血やらもそのまま。
2021年11月：常備薬を始め便が形をもつ。
2021年12月：猫、飛行機へ乗る。
帰省先にも常備薬とプロベトを持っていき快便。
2022年1月：腸内バイオーム缶の販売が戻っていることに気づく。
薬をやめても毎日形のある便。
ただ少しふわふわでバイオ―ムそのままの臭いが強い。
2022年2月16日：ここ1週間の便。ずっとこれ。
形あり、粘膜なし、血なし。
サイリウムいれてからは臭いも少ない。
最高だ。続いてくれ。
最初にバイオーム缶をあげたときに便の色が黒くなり
これってタール便ですか！！！？とかけこんだら
別にそんなことはなかったので色に関しても気にしなくてよし。
血の臭いしないし。
割ると缶詰のニンジンとか大麦？
とかがそのまま入ってるのでちょっと面白い。
毛も入ってるよ。
ふぶきは一度も食欲不振や元気喪失を起こしていないので
そこはほんとに良かったな～。
うちに来てすぐの猫。かわいいね。
100年生きろ。
おわり。