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☆WindowsからM1のMacbookairへ移行にチャレンジしてみた(失敗談)☆
ここ20年間のWindowsユーザーだったのですが、M1のMacbookairが発売されたことにより、Macへの移行を思い立ちました。
移行にチャレンジした際に、苦労したことをとりとめもなく書き記しておきます。
Macbookairはとてもデザイン性に優れ、とても所有感をかき立てる素晴らしいPCだと思います。ですが、様々な点で自分にはなじむことができず、結局断念してしまいました。WindowsからMacへ移行する際の本で成功例が書かれていますが、置かれている環境によるとは思いますが、そんなに簡単に行くものではないかというのが本音です。
では、以下に細かく綴っていきます。
まずは、M1搭載Macbookairに惹かれたところから綴ります。
〇 筐体のデザイン性
〇 バッテリーの持ち
〇 マウスを必要としないタッチパッドの快適性
〇 美しい画面と13.3インチという大きさ
これらがMacbookairへの移行を図った主な要因です。ハード面での魅力だけで終始しており、動機が不純かもしれません(笑)「こんなソフトウェアを使って、こんなことをしてみたい」という目的があればよかったのですが。
さて、このような状況の中で、移行を図るとどうなるのかを続いて書きます。上記の4点は手にとってしばらく使っていればすぐに享受できます。しかし、一番苦労したのは、細かな所作がWindowsとMacで違う点になります。
① 最大化、最小化、画面分割の仕方の違い
② ショートカットキーの違い
③ WindowsでいうDeleteキー(カーソルの右側を消す)が無い
④ フォルダの概念が違う
⑤ タッチパッド操作とマウス操作を分けることができない
⑥ プリンターの印刷設定の画面の違い
これらが主な障害となりました。
①は言わずもがな、最大化と最小化のボタンの位置がWindowsは右上、Macは左上になります。それ以上に、Windowsでは、F11で最大化できますが、Macではできません。
② 特に気になったのは「更新」のF5が使えず、Macはcommand+Rでないといけません。特に、障害に感じたのは、プレーンテキスト入力。MacだとOption+Shift+Command+Vです。Windowsのcontrol+shift+Vです。Windowsだと右クリックで選択することも可能です。4つも押さないといけないショートカットは、Windowsには存在しないので、覚えにくいし手がつります。これらにより、かなり作業効率が落ちてしまいました。プレーンテキスト入力を手軽にできる方法もありますが。
③ Macでは、fn+Deleteでできますが、長い文章を書いているときに、2つボタンを押すのはだんだん面倒くさくなります。
④ Finderで全て管理。Macの デスクトップはデータはおけるけど、アプリのショートカットはおけない。Windowsのフォルダ管理の自由度に慣れてしまうと、使用感としてすごく窮屈な感じがしました。ファイルの並び順も変更できるものの、時々、思い通り(Windowsのような)の並び方にいかないことがありました。
⑤ フリーソフト「SCROLL REVERSER」でそれぞれで設定できるようになります。ですが、フリーソフトのインストールおよび設定なので、初心者には少しハードルが高いですね。
⑥ プリンターの印刷設定もデザイン性を優先していて、必要最低限の情報しか出てきません。分割印刷を多用していることも有り、自分には一覧性の高い印刷設定の方が有り難いです。
これらの他に、使用上でうまく以下なった点について下記に記します。
〇 USBメモリのセキュリティソフトがWindowsのみの対応だった。支給されているUSBメモリが使えない。
〇 USB-C端子2つしかないために、外付けの各種アダプターを購入し、出品がかさんだ。持ち運ぶ荷物が増えた。
〇 やはり瞬時に使えるUSB-Aは必要。まだUSB-A全盛期。
〇 HDMI端子がない。外付けのHDMIアダプタだと、ときどき画面がうまく転送されず画面が映らないことがある。ノーマルサイズのHDMI端子は内蔵されたPCに限る。
〇 4KAppleTVに転送できない。転送しようとするとMacが落ちて再起動される。
〇 外付けのトラックパッドを買ってみたが、マウスと違って手が浮いた状態で使用するので、疲れる。
〇 Let’s noteQVは900g弱、Macbookairは1.3kg程。400g差はかなり重く感じる。家用ならいいのですが、持ち運ぶとなるとかなりキツいです。1kg以下がいいです。
〇 Microsoft365でないと、Officeを使うために出費がかさんでしまう。またWindowsとフォントの違いから構成がズレることあり。
〇 M1対応アプリも増えてきたと言われていますが、まだまだネイティブ対応していないアプリが多数。理数系の専用アプリ、仕事用の専用アプリはまず不具合出ます。仕事や研究において特定のアプリを使っている人は、M1Macは避けた方がいいと思われます。
これらのことから、Macへの移行は頓挫し、現在はWindowsPCがメインの機種になってフル稼働しています。
成功している例もありますが、失敗談として1つ参考にしていただければと思います。ハードに憧れをもつことはいいことなのですが、仕事の速度を落とすことがない移行ができるかどうかが重要かと思います。