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2021振り返りと2022に向けて

はじめに、これは何か

この記事は、@kazkobayの2021年の私的な振り返り記事であり、特定の読者を意識したようなものではありません。そのため、書き殴っていたり有用な情報はあまり書いていない可能性が高いです。

公開する理由は前回と同じく、未来の自分に向けた自分の一年の振り返り備忘録と、自分と同じような仕事をしている人の気づきやヒントになればと思っています。これを読んでくれたどなたかの似たような境遇の方の参考になれば幸いです。

昨年書いた記事はこちら

総括

2021年もあっという間でした。今年は昨年よりも仕事で多くの責任と権限を持たせてもらいながら、会社の中でも大きな指針を決めて動かす立場として、挑戦させてもらった事が多かった一年だったように思います。
もちろん、その中で思うようにいかなかったことや反省点は多々あります。

とはいえ、日々仕事をする中で、今までの経験をリフレーミングし、勘所を抑えながら、再現性を持って取り組めようなことも多くあった年だったのかなと思います。

長く会社で同じような立場で働いてきた@okutakuさんがちょうど振り返りで、同じような考え方を書いていて共感したので、引用させて頂きます。綺麗に言語化されていたので、自分の振り返りをする上で参考になりました。

これまでの自分はプロダクトマネジメントやヒューマンマネジメントはセンスだと思っていたが、紛れもなく技術だと理解した。それは、理論と実践の先に身に付くものであり、一気に前が明るくなった。
僕が任されているのは新規事業の成功で、既存事業においてはちょっと性質が異なるのかもしれないが、経営層や部署間を巻き込みながら仕事を進めていく上ではここには書ききれないほどの理論が存在する。
今年は特に学び多かった。もっと具体的にいうと、今まで感覚でやってきたものがロジカルに説明できるようになり、それぞれの点が線でつながったと解釈できる。こればかりは、今までの自分が無知だったとかではなくて、自分なりに足りないことを常に学んできたつもりではあるが、今年になってなぜか理論がついてきたのだと考えている。

~~ 中略 ~~

全ては役割なんだ
この1年間で、チームのマネージャーや大規模プロダクトのプロダクトマネージャー、エンジニアとしてコードを書いたり、新規事業の事業計画に携わったり、新しい部署の立ち上げでマネージャーをしたりと、様々なことがあった。そして、これまでもエンジニアとしてジョインしてから、チームのマネージャーやプロダクトマネージャー、本当に0からの新規事業立ち上げ、時には部署の部長もやっていたこともある。

1年間で何度も役割が変わってきたからこそ、CEOですればただの役割で、素晴らしいプロダクトをチームで創っていくために必要な役割をチーム全員で適材適所で担っているだけ、という考えが染み付いた。これが自分のこれからの仕事人生の中でも大きいと思う。どうしても最初にマネージャーを任された時とかは、役割ではなく役職だと思ってしまったり、自分の能力が全く変わってなくて、ただ単に必要だった時に適任者がいなくて自分に回ってきただけなのに調子に乗ってしまったりして大きな挫折をしたりした。組織は生き物であって、素晴らしいプロダクトを創るための全部が役割であるからこそ、役割に拘っていてはどこかで歪みが出てしまうように思う。

役割にこだわることがなく、自分が今何をすべきかを考えて、最も成果を出せる役割に変化していくことを意識すること。非常に重要なことを学ぶことができた。
https://note.com/okutaku/n/nf9adeec57f90

仕事

求められる役割と考え方の変化

2016年から社会人としてスタートし、来年は7年目という事になるので、元々の職業人的スタートであるデザイン・デザイナーというラベルに全く拘らず、一個人としての能力を日々の中で研鑽し、人間としての総合力として発揮する段階にあるなと思っています。

誤解を恐れずに言うと、自分はデザインの力を信じていますが、自身がデザイナーとして地位向上を求めたり、特定のプロフェッショナル性を極めていく事にあまり興味があるタイプではありません。

その理由として、今までの役割が変化する中で、事業に対して最もインパクトするものが何かを考え、必要な出力で発揮すべきという考え方が根底にあるので、結果として、その時々に応じて必要な能力値としてスキルを身につける、もしくは自分より出来る人に任せるという事がここ1年で当たり前に考えられるようになってきました。

そのため自分はこの一つの「デザイン」という分野を極めていくような職業人生ではないという事を、自分の中で腹落ちできたようにも思えています。(もちろん強みの1つとして今後も磨いてはいきます)

今求められている役割として、事業としてより大きな価値をつくるために、力を入れるべきは個人のアウトプットというよりも、チーム全体のスループットであり、そのために必要なこととして、生態系としてのチームマネジメントであり、その生態系から生み出されるプロダクト全体の価値の最大化のために時間を割くべきという事を多く考えた1年でした。

そういった意味で、今年は特にチーム・組織・文化などの書籍を意識して読んでいた気がします。以下に良かったものを掲載しておきます。


プライベート

健康

昨年度に引き続き、世界的にも伝染病で大変な年だったが、大きな怪我や病気なく、一年を終えられたことは本当に良かったことでした。一時的なものとはいえ、浮き沈みが大きく起きる時勢の中で、健康で楽しく暮らせたことは何よりも財産でした。

健康のために意識していたことは、多々ありますが、特に睡眠・食事・運動の3要素は無意識的に調整できるようなことが増えてきたかなと思います。

途中からデバイスでの計測などはしなくなっていきましたが、自分がどういう時に調子が良くなるか、悪くなるかは理解出来てきたのでコントロールは上手になってきたのだと思います。

運動

ほぼ1年間継続して、ランニング・サッカー・ジムを継続し続ける事ができました。調子を作る上でのペースメーカー的な役割をしてくれていて、自分にとって気持ちがいいから走るというのが、より定着した実感がありました

また、社内外のメンバーとサッカーを通じて優勝という目標に邁進し、この仕事以外全力で取り組むという経験もとても良かったと思います。
そういった意味でも月並みですが、人との繋がりを改めてありがたいなと感じる事が多かったような一年だったと思います。

達成・成長できたこと

世論に惑わされず自分の尺度で判断する

IT業界で仕事をして数年が経ち、いわゆる流行り廃りや一時的な言論・ムーブにはあまり反応しなくなってきたように思います。より本質的な議論内容や、詳細の方に興味が出てきていて、物事を落ち着いて判断できる機会が増えたように感じています。

メンタリティ

上記と若干関連するのですが、どんな事が起きても余り動じないようなメンタルが強くなってきたように思います。これは歳を重ねたからなのか、自分のやっている事にある程度の自信を持てるようになったからなのかは不明なのですが、誰にどう言われようとも事実として受け止め、次の自分の行動にどう生かすのかくらいにしか考えないようなメンタリティに変化してきました。

達成・成長できなかった事

英語

仕事で必要になるため、少しづつはできていましたが思うように学習が進みませんでした。これは単純に迫られないとなかなか出来ない自分の性格がかなり仇になっていたように思います。来年度からはチームの中に外国籍メンバーが入り一緒に仕事をしていくので、否が応でも逃げることはできません
現在は学習記録を付けていくことで、少しづつ習慣化しており、1年間また頑張って継続してみたいと思っています。

世の中の意見を追い続ける

自分に自信が出てきた一方で、ある種世の中で起きていることに対する関心が一部薄れてしまったような感覚があったようにも思いました。来年は改めて今まで学んできたことをアンラーニングし、また一から学び直すつもりで、多くの情報に触れていきたいと思います。

前提が違う他者に伝える能力

今まで、ある程度同じ組織でやってきたからこそ、一部ツーカーで通じるような事も、改めて言語化していくことの重要さを多く感じました、また今年一年で周りが何がわからなくて、何がわかっているのかが理解できず、ズレのようなものを感じる機会も多かったので、改めて自分の思っていることを言語化・図式化する能力は磨いていきたいと思います。

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