サスティナビリティという"流行"
とある記事を読んだときに思ったことをつらつらと書きます。
その記事がこれ。
概要は(PR)と書いてあるように、新素材の宣伝なのですが、
記事での三原康裕さんへのインタビューがPRとは思えないくらい納得できるものでした。
記事内容をざっくり話すと、
旭化成が作る新素材「ベンベルグ」は生分解性の繊維。
つまり、土の中に埋めると微生物の働きで分解されるのである。
また、燃やしても有害物質の発生がほとんどなく、環境負荷が少ない素材である。
先日発表された「メゾン ミハラヤスヒロ」20‐21AWの中で、ジャケットの裏地にこのベンベルグが使用されていた。
その新素材と、サスティナビリティについてのインタビューである。
サスティナビリティについては以前の記事でも触れさせていただきました。
日本語に訳すと”持続可能性”。
環境に負荷をかけないようにモノづくりをしようよっていう考え方です。
インタビューの中で三原さんは
流行すればするほど、速いスピードで消費されてしまう。サステナビリティという言葉がブームとしてもてはやされ、数年後に『こんなこと、そういえばみんな言っていたよね』ということになってはならない
と語っています。
間違いないと思いました。
ステラがサスティナビリティを訴えてから、いまでは世の中にだいぶ浸透してきました。
世の中をよくしていこう、という考えはもちろん大事です。
しかし、急速的に広まることによって、”流行”になってしまうのは悲しいことです。
サスティナビリティの考えは少しですがヒッピーに似ています。
ラブ&ピース、エコロジー、地球と向き合おう。
ヒッピーも今では過去の産物と化しています。
もちろん素晴らしいカルチャーで、世界的に大きく影響を与えたことは間違いありません。
しかし、その考えが未だに根付いているかと言われたら疑問です。
同じようにサスティナビリティも”流行”として数年後には消えてしまうのでしょうか。
ただ、ヒッピーと意識的に違うなと感じるのは、企業が努力している、ということです。
全体的な風潮としてだけでなく、叫んでいるだけでなく、実行していることが実感できます。
(ヒッピーがどうだったのかは正直分かりませんが、、。)
流行は繰り返すとも言いますから、1度熱が収まったとしてもまた3~40年後に同じ流れが来るのかもしれません。
その時まで指をくわえて地球が壊されるのを見てるのか、行動するのかはみなさん次第です。
もちろん僕自身も。