お花からのメッセージ
皆さんは、どんなお花が好きですか。
もうすぐ春ですね。
空気はまだ冷たいですけれど、少しづつ木の芽が膨らんで、いろいろなお花が咲き誇るのを待っているような、そんな気配がしてますね。
外に出てみましょうか。
雪の下にもこんな椿が咲いていました。白い雪の下にある椿は、私たちの方を優しくそっと見守ってくれているような気がしました。
華やかで美しく大輪の花をつけるバラ、芙蓉のようなゴージャスなお花があります。でも、日本人が大好きなお花は桜かもしれません。
桜の季節になると、日本中がピンクに染まります。海外に行って1番懐かしいのはこの桜の季節です。実は、桜は、残念ながら咲いたらすぐに散ってしまうお花でもあります。もし、桜が1年中咲いているとしたら、皆さんはきっと、慣れっこになってしまってお花見に行こうとか、そんな気持ちにはならないかもしれませんね。
今の季節しか見られない。
けれど、毎年桜は咲きます。
そのたびに、いろいろな春の出来事、出会い、お別れ、様々なことを思い起こすそんな季節です。
フィンランドの国のお花はスズランです。小さな白い可憐なお花は、日本では涼しいところにしか生息しないのでなかなか見る機会はないかもしれません。
もしスズランが、私も腹のように美しくゴージャスになりたいと頑張ったらどうでしょうか。いくらがんばっても慣れませんね残念ながら。鈴蘭は鈴蘭の花連鎖が1番美しいですよね。もしかしたらバラはスズランになりたいと思っているかもしれません。小さく白い花をつけたいと思って頑張ってもできないバラは、しょげてしおれてしまうかもしれません。
面白いことに、みんな自分にないものが欲しいと思うみたいです。綺麗な黒髪の人はヘアカラーで軽やかにしたいと思い、ふわふわで軽やかな髪の方は、ストレートパーマをかけたりします。面白いですけれど、でも、自分が持っているものを最大限に生かす時が1番美しいと言うことを、お花は教えてくれてるような気がします。
さて、皆さんは、どんなお花を咲かせますか。
風の学校でお待ちしています。