最近、ワクワクしましたか見慣れた日常の中で、どこか鬱々とした感覚。毎日の仕事に追われ、気楽に外出もできなくて。 だからこそ、今、旅の話をしよう。 飲み物を片手に、旅の話をして、そうすれば心は今すぐどこまでも遠くへ行けるはず。あの、旅のワクワクを今、思い出して欲しい。 そして、出掛けることのできるタイミングで、ちょっと力技で時間を作って、次は本当に、どこかに向かう列車に乗ってしまえばいいのです。 どこへ行こう？次の旅のことを想像していると、楽しい気持ちになってくる。いつ
手持無沙汰な休日だった。 何をしようにも手につかないまま、もう昼下がり。 出掛けよう、考えるよりも先に身体を動かしてしまえばいい。 カメラと最低限のものをバッグに放り込んで、玄関で靴を履いていた。 外に出てから気が付いた。 「充電器を忘れた、まあいいか」 時の流れを変える 数時間後、冬、あっと言う間に夕方になってしまうと思いながら。 いつもとは違う時間の流れる駅に、立っていた。 掲げられた時刻表を見れば、1時間に1本から2本の列車。 窓口に駅員さんの姿はなく、カーテン
今日は、何があっても仕事を早く終わらせよう。 随分と賑やかに騒がれた割には、最初から世間の目は冷めていた。「プレミアムフライデー」という言葉は予想通り聞くこともなくなって、久しい。 月に1日くらい、自分の思うままに早帰りしてもいいじゃないか。消しても消しても増え続けるタスクリスト。今日のために、スケジュールを考えて動いてきた。 それでも考えていた時刻よりも遅くなり、急ぎ足で出ようとする。「危ない危ない、充電器を忘れてた」 まだ明るい街真面目に働いたり、時にサボったり。
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あなたがもし、旭川に来たならば、ぜひ #宗谷本線 を旅してみて欲しい。 冬の朝、温かな布団から思い切って抜け出して、急いで支度をする。旅の開放感がもう僕を包み込んでいて、つい昨日の夜も、遅くまでお気に入りの店で飲んでしまった。「服、カメラ、お金、これだけだと寒いかな」 慌てて詰め込んだ荷物には、何か足りないものがありそうだ。「危ない危ない、充電器」 5時間後、旭川駅普通列車で旅することも多い。 その土地のそのままの暮らしを感じ取りたくて、景色が車窓に流れるスピードもちょ
前の晩、遅くまで飲み過ぎた割には、すっきりとした目覚めだった。 二日酔いにもならずに、皆で朝食を食べ、この風景ともお別れだ。僕は今、八ヶ岳の麓で新鮮な朝の空気に包まれている。 このまま帰るには、早過ぎる朝一番に見た窓の外の風景が、美し過ぎた。 ワークライフバランス、口にするのは簡単だし、実際に僕の身の回りにもいつも聞こえてくる言葉。 スマートにできる人がうらやましい。何年経ってもそう簡単に気持ちが切り替わらない。前の日は名古屋で仕事をしていて、朝一番の特急列車、乗り換
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