行為レベルより存在レベルで感謝する
夜、寝る前のルーティンとして読書を楽しんでいる。
本棚にある本を日替わりで選び、布団に潜り込む。
一日のうちでホッとできる、至福の時間。
同じ本を繰り返し読んでいても、そのたびに新しい発見があるのだ。
これまで何度も読んできた
「嫌われる勇気」 岸見一郎・古賀史健 ダイヤモンド社
この本の中で新しく自分に刺さった言葉がある。
それはP208、「ここに存在しているだけで、価値がある」という章だ。
他者のことを「行為」ではなく「存在」レベルで見ていきましょう
というもの。
行為レベルで他者をみていると、
~をしてくれたから感謝する、~をしてくれなかったから嫌なやつだ
なんて損得勘定してしまいがち。
存在レベルで他者をとらえると、存在していること自体が感謝すべきことだと気づく。
とくに、家族に対してこの視点を強く持ちたいと感じた。
一番ちかくにいてくれる大切な存在である家族。
その家族にすら、行為レベルで評価してしまう自分がいる。
一つの視野狭窄といえるだろう。
そのことで心がかき乱されたり、感情的になってしまう。
大切な家族に対して、負の感情をぶつけてしまうことがあるのだ。
他者に対する視点の根底に「存在レベルで感謝する視点」をもっていたい。
自分の心に対しても良い影響が生まれるだろう。
他者にやさしくなれたり、おだやかな気持ちになれる。
またひとつ新しい視点をこの本から学ぶことができた。
つぎはどんな気づきをあたえてくれるのか?
読書はこれだからやめられない。