映画「天気の子」
時は2024年8月、夏の早朝に映画を観た。
新海誠シリーズ「天気の子」
この作品、以前テレビで放映されているのを見たような気がするのだが、娘に頼まれてレンタルしてきた。
気分転換にもう一度みて、おもいだしたらストップしようと思ってた。
ところがどっこい!どっぷりハマってしまった!!!
あれ、こんな面白かった?
わたしの記憶ほどあてにならんもんはないと深く反省・・・。
ハラハラ、ドキドキもんでした。
登場するキャラクターはみんな個性的で声優さんの声もしっくりくる。
個人的には須賀 夏美(すが なつみ)役の本田翼さんの声が好きだ。
一人の家で少年が大都会東京で厳しい現実と向き合う。人との出会いから少しずつ息苦しさもなくなっていった。やはり、孤独というものは人生を生きづらくするのかもしれない。
ヒロイン天野 陽菜(あまの ひな)は祈ることで短時間、局地的だが確実に雲の晴れ間を作るという能力をもつ。
その夏の関東地方は、異常気象により長期間にわたって雨の日が続いており、陽菜は「晴れ女」の力をつかってビジネスをスタートする。
しかし、その能力をつかうことで、大きな代償をはらうことになる。
この異常気象というテーマも、現代の温暖化問題へ問いを投げかけている。
映画の中では雨空から晴天へ変わり、同じ場所なのに全く違う世界のように変化する。そこに暮らす人々も晴れることに喜びを感じている。
もちろん雨だって生命が生きる上で必要な自然現象なのだが、太陽のもたらす恵は人間にとって特別なものなのだろう。
やっぱり晴れているほうが気持ちがいいもんだ。
映画全体をとおして、映像が美しい。雨のしずくの描写なんかもすばらしかった。表現力に感動する。
そして、そして、音楽もすばらしい。
RADWIMPSのメロディー、野田洋二郎氏の声、心をグッと掴まれた!!
物語後半では一人の大切な人を守りたい少年の勇気に心を揺さぶられる。
せつなかったり、あたたかい気持ちになったり、いろいろな感情をよびおこしてくれる。
笑いもあり、せつなさもある。このせつなさにとても魅力を感じた。
なんとも完成度の高い作品だ。
個人的には新海監督作品でいまのとこナンバーワン☆
この映画、観るなら「梅雨」もしくは「夏休み」がおすすめです。
ではまた。。。