ぼーっとしたい。

みはるは、よくぼーっとする。
周りのひとからは、「何、考えてるの？」とか、「どうしたの？」とか言われるけれど、別になんにも考えてないし、どーもしてない。
本当に、ぼーっとしているのだ。布団の上に仰向けになり、ただただ天井を見ている。

何で、こんなにぼーっとするのかを考えてみた。逆説的に言えば、みはるはしょっちゅう考え事をしている。くだらない事も、くだる事も。一日中思考が忙しく回っているのだ。だから、無意識レベル(前意識？)で、ぼーっとする必要性を感じているのかも知れない。(防衛か？)

以前、“気”を（手)当て、治癒力を高める事が出来るひとに診て貰った時、頭を触った瞬間に言われた。

「そんなに考えないで〜！熱い〜！」と。

どうやら、みはるの脳みそは沸騰しているらしい。頭が浮腫んでいるのだろう。
そういえば、時折、頭痛でもなく頭重でもなく、頭が“みちっ”としていて、うわぁ〜、なんかぎゅうぎゅう！！と言った様な感覚を覚え、慌てて頓服を飲み、休む事がある。

きっと、理詰めで物事を考え、押し進め、無理矢理生き抜いてきた癖が抜けないのだろう。

ぼーっとしながら、天井を眺めている時は大抵溜息とセットなので、日頃どれ程辛いのか…。苦笑

なんとなく【つまんない】と思いながら生きていそうなみはるなので、天井がスクリーンの様だったらいいな、と思う。

次々に、みはるの大好きなモノ達が現れては消え、現れては消え。

あっ、でも、やっぱりいいや。何かが見えると考えちゃうから。

なーんにも考えない、ぼけっとした時間。
若しも何もしなくて良いなら、何時間でもそうやって過ごせる。

みはるが好きな女優さんも、特技はぼーっとすることだと何かに書いていた。

きっと、その女優さんも、毎日が目まぐるしい忙しさだったんだろうな。

と言う事をぼーっとしながら、考えてました。笑

もう、ぼーっとしたい！！