突如として迎えた朝は怖い
目覚めると、食事が用意されている。部屋も明るく電気もついている。赤出汁の味噌汁にサラダ、目玉焼きハンバーグに豆の煮物。朝に食べるには重い豪華なメニューだ焼き魚が食いたい。
吾輩は一人暮らしだ。
とりあえず!!とりあえず!!目の前の朝食をスルーしてトイレへ向かうと、風呂場の電気が点いていて扉が開いており、湯船にお湯が張ってあるのが見える。
吾輩は一人暮らしだ。
とりあえず、落ち着いて日光を浴びようと部屋のカーテンを開けると、洗濯物が干してある。
吾輩は一人暮らしだ。
親元を離れ上京しているし、身の回りの事をやってくれるような親しい人間も居ない。部屋の合鍵を渡せるような信用している人間もいない!!!!
昨日の事を思い出してみる。仕事から帰ってきて、着替えてTwitterを見て漫画を読んで....22時頃までの記憶はあるがそれ以降の記憶はない。こんな恐怖に震えながら迎える朝があるだろうか…
そう、寝落ちである。あーこわい。
あ゛っべ!!寝てた!!っと意識を取り戻した瞬間、咄嗟に脳裏をよぎるモノ・コトこそが深層意識に眠って普段は気がつかない貴方が一番大切に想っている事。
わたくしはベビースターラーメンの懸賞の期限でした。
朝目覚めたらご飯があるって幸せ☆ いただきまーっす!