【ひと夏の人間離れ】④ #毎週ショートショートnote
題は【ひと夏の人間離れ】。裏お題は【甘夏の肉離れ】。
2024.8.31夜までにだいたい410字くらい･･･
＊続けて参加させていただきます☆ 😊
＊神々の休日
地球のお話です。
世界の各地で犯罪や紛争が絶えないままに幾年月･･･
疲れ切った様々な《神様》たちが集まりました。
決して仲が良いという訳でもない神々の会議で
とある議題を決議しました。
【ひと夏の人間離れ】
世界各地の神々は地元を離れて、思い思いの休息を計画します。
その年の【ひと夏】
･･･神々は《地球》から姿を消しました。
☆ ☆ ☆
人々のあらゆる理不尽な願いに対応してきた神々は
それぞれの休息地で自由な癒しの時間に身を委ねていましたが
やはり残してきた人間たちが気になります。
本気で心配したり気にかけている神々もいれば
「どうだ？神の存在の有難さがわかっただろう？！」などと
ひと夏の間の悲惨な結果を愉しみにする性格の悪い神もいます。
神々のそれぞれの場で《ひと夏》が終わろうとしていました。
そして･･･神々の誰もがその時になって初めて気が付きます☆
神々がイメージしていた《ひと夏》の間に
人間たちの住む宇宙はとうの昔に終焉していることを･･･？！
神と人間の世界は時空そのものが異質で、過ぎる時間も異なることを！！
神々が、かつて見守っていた世界はもうありません。
さらに、時空に微かに遺るイメージ世界を見ることで
愕然とします･･･？！
神々が去ってからの《地球》と人々の映像･･･それは
美しい大地で暮らす無数の人々の
幸せな笑顔に満ちた姿でした☆
【完】
（579字）
＊神様に他意はありません。不遜なお話で申し訳ございません！ 🙇
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