雪が降る② #シロクマ文芸部
「雪が降る」から始まる小説・詩歌・エッセイなど
締切は1/19(日)23:59。
*詩のような感じで、、参加させていただきます。😊
*とある夢の風景
雪が降る・・・
誰の目にも触れないままに
終焉を迎えて綴じられる
関りさえ僅かの幾つかの階層宇宙の狭間で
見かけ上は死を迎えている無数の星々が
生命を惜しむ走馬灯の記憶のように
壮大な時空の夢をみる・・・
始まりも終わりも無い出来事の
まるで終わりを演じて美しく装うように
遠大な架空に帰す歴史の記憶を纏って
神々でさえ 愛惜しい夢だったように
極大から極小まで分け隔てなく 愛惜しいままに
永遠を模したかのように
ただ優しく 雪が降る・・・
宇宙に舞う その雪の一粒ひとつぶが
宇宙の幼子になって
やがて無数の宇宙になることも
誰にも知られないままに
今をただ
雪が降る・・・
【夢】