『 地球が燃えている 』 #青ブラ文学部
お題: 「妬いてるの?」裏お題:「焼いてるの?」
*続けて参加させていただきます。😊
*とある宇宙空間にて
「焼いてるの?」
「残務管理を任されてから幾年月・・・俺の最後の勤めだからね。
この惑星に生きてきた生物の記録はデータとして遺せばいい。」
「激しい炎がまるで太陽のようにこの星を包んで・・・壮観ね!
僅かに生き延びてきた微生物までもが焼かれて・・・
この星の最期を飾る盛大なイベントね。」
「観客が 俺とキミだけなのが寂しいけどね・・・」
「後悔はないの? あなたの分身のような存在だったのに?」
「妬いてるの?」
「フフ ッ・・・」
「《掃除屋》としてこの星と共に生きてきたが・・・
もし、そんな機会が許されるなら《再生》することもあるさ。
この次元が閉じられるのは決まったことだ。後戻りはできない。」
「そんなあなたに・・・指令を届けに来たの。」
「・・・ん?」
「新しい【三次元宇宙の創生】・・・それがあなたへの新しい指令!」
「おぉ?!・・・報酬と受け取るべきかな?
俺の思うままに自由にやってもいいってことなら嬉しいが・・・
データは揃っているから排除を含めて未来選択することから始めないと。
・・・俺にその資格はあるかな?」
「信用されてる・・・ってことでいいんじゃない? 」
「うむ。それなら・・・引き受けたよ。ただし、キミと一緒に・・・だ!」
「フフッ、それが私への指令なら受け取るわよ?」
「決まりだ!!
見ろよ。 あの星の・・・哀しみの炎の色が変わった?!」
「祝福されてる? 星の願いも受け取らないと・・・ね?」
「キミに妬かれるくらいには務めるよ?」
「私に その身を焼かれないようにね?」
「フッ・・・!」
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
【新創世記前】
(699字)
*このお話はフィクションです。 てか・・・
このふたりは誰だ~~~?!(笑)😅