3: 雨。ぽつしとさわざぁ。
夜明け前の散歩に出たとたん、ぽつぽつ…。踵を返して傘を取りに行く。
雨の散歩もすき。傘をさしてると、姿を隠せてなんとなく落ち着く。変?
傘越しに外灯をみる。雨粒がとってもきれい。
雨水が雑音を吸い込んで、辺りは静かになる。家にいるときの雨も、周辺を静かにしてくれるし、しとしとざぁざぁ。すき。
雨天の独特の香りと肌寒さ。
耳元で聞こえる傘に落ちる雨、家々の屋根に当たる雨、側溝の中を流れる雨水、水田に当たる雨、山の葉に当たる雨……
近く、遠く、色んな「雨の音」がして、心地好い。
日本の情緒豊かな雨は、映画やアニメの演出作り、オノマトペの表現数、雨の様々な表情の違いで沢山の異名がつけられてるのも解るほど、
時間、温度、季節、雨量、環境等々で、様々な表情を見せてくれる。
更に今の自分の心境も相まって、感じ方が違ってくるのかもしれませんね。
傘の雨粒が美しくて見とれながら歩いていると、ふと背後から声がして。振り向くと、
顔見知りのかわいい猫ちゃんが、わたしの後ろをついてきてくれてました🐈️
青い傘☔すりすり。
梅雨入り。雨を楽しみたい。