4: ひとり散歩。
夜の帳(とばり)がおり、さらに深い時間。深夜、夜明け前、
この時間の散歩がすき。
今は、朝4時頃にはもう朝ぼらけ。夜と明けを愉しむには3時半頃から出るのがベスト。
街は寝静まり、歩きながら1人考え事するのに最適な静けさ。
日中の散歩は、様々な生活や交通の音、人の「気」があちこちにあり、気が散ってしまう。
今の時期は、もう雲が厚く、星も観測しづらい日も多い。
かわりにカエル達の声。水田を見るのもすき。去年も、夜明け前に散歩にでながら、稲の成長を見守ってた。
散歩の帰り道、東雲空を映す美しい水田。
地元ではこの時期に田植えかぁ、他の土地はどうだろう?とか。
散歩での考え事は色々。
創作のアイデア、今日あったイイコトワルイコト、これからの事や、人間関係の事。
暗闇の中の花や木や星、道、虫の声や水音、起き出す鳥たちの囀り…色んな音に集中してみたり。
散歩しながら、こういう展開あったらなぁという空想や妄想もする。
ひとりじゃないとできない、なれない感覚。
日に日に変わる季節ごと、天気ごとの景色の散歩。これからの本格的な夏散歩も愉しみ。