顔見世
12月初旬、
今年も南座に吉例顔見世興行へ行きました。
と言っても、去年は行かなかった。
なので、2年分、「今年は行くぞ!」と思って行きました。
お好きな人は1日中いらっしゃる。
私もそんな1日もいいなと思うけど、
第3部だけ。
こんなご時世だから、
舞台に最も近いシートは
座れないようになっているし、
お弁当もないけど、
でもやっぱり楽しかったな。
第3部は午後6時開演。
ひとつめは、「雁のたより」
雁のたより=お手紙
これはとっても楽しい喜劇…からの感動物語。
一幕二場構成で、
一場は、
偽のラブレターを本物だと思い込んで喜ぶ、髪結の五郎七さん、
呼び出されて出かけたら散々な目に遭ってしまう。
二場は、
またお手紙(今度は本物の)が来て…だんだんと五郎七の素性が分かってきて、
最後はハッピーエンド。
五郎七役は、松本幸四郎さん。
若旦那金之助役に、片岡愛之助さん。
楽しい掛け合いでした。
ふたつめは、「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」
こちらは、なんと言っても、
片岡愛之助さんの五変化(5役早替わり)が
見どころ。
幸四郎さんの源頼光も、かっこよかったな。
顔見世は、客席に舞妓さんや芸妓さんも
ずらっといらっしゃって華やか。
お着物の方も多くて、着こなしもステキ。
藤原紀香さんのお姿もお見かけしました。
おきれいでした。
エネルギーがなくなって
心が止まりかけている私ですが、
華やいだ気分になれました。
春にはお着物を着てお出かけしたいな…