“回り道”でも、いつか「小満」へ
全国高等学校野球選手権大会の中止が正式に発表された。考えが出尽くされたのか、甚だ疑問です。これでまた、小さな大会も、他の競技も右にならえになるでしょう。早く、U‐12サッカーリーグの情報も出してほしいところ。
先日、息子が所属しているチームから、チーム名が入ったウエアを着ての活動を控えるようにと連絡があった。でも明確な理由もなく、疑問ばかりが増えていく。経験から想像すると、自問自答を繰返した先には、いいことはあまりない。
自粛も含めて、こちらが過剰なのだろうか。緊急事態宣言が解除されて、いよいよチームへ合流となったとき、息子のように自粛していた選手と、そうでない選手との間には当然“差”が出ているだろう。その“差”を攻めたり卑下したりすることがないようにサポートする用意が、このチームにあるのか考えなきゃいけない時期が迫ってきてる気がする。
このまま息子がサッカーに限らずスポーツを続けていけば、チームを変えるというのは度々あるだろう。スポーツだけじゃない、就職しても転職はあるだろう。でも、いまはまだ息子は10歳。うまく答えが出せないときには、大人が判断してやらなければならないときがくるだろう。
そんなときはたぶん、父や母ならどうするか、それが決め手になると思う。親は親を親を仰ぐ。そして出した答えに自信を持って暮らしていけるように、支えていこうと思う。
季節は暦の上では二十四節気の“立夏”をすぎて“小満”だ。蚕が起きて桑の葉を食べ(初侯)、紅花が一面に咲き誇り(次侯)、麦は収穫の時期を迎える(末侯)。今年はコロナで暦通りにいかないことが多いけど、その分、いろいろ考えたり、新しいことにチャレンジしたりしたね。まださきのことは分からない。でも、無駄なことなんてひとつもないよ。君にあるのは、希望のみ。回り道でもいいよ、前を向いていこうね。
久々にこのアルバムを聞いた。社会風刺的なメッセージを歌うこともある彼女が、わりとプライベートな部分を露にしているようなイメージで前は聴いていたけど、ちょっと変わった。当時彼女の周りにはいろいろなことがあったから聴く度に切なかったけど、いまコロナ禍でもリモートライブで相変わらずなロックを魅せてくれているからだろうか、勇気さえもらえる気がする。彼女なりに乗り越えてきたんだな、と思う。
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