LIVEの途中で抜け出すこと　

溜まりに溜まった下書きを公開にするという自分の目標の
ための１回目！

「LIVEの途中で抜け出すこと」
7月27日に書いていたものです。

皆さんは、LIVE中に、
抜け出したことはありますか？

トイレや何か用事があって
少し抜けることはあると思うのですが、
抜けたまま戻らないことって
そうそうあることじゃなのかなと。

なぜなら、そのアーティストの歌が
聞きたくて、抽選に応募して当たって、
何ヶ月も何ヶ月もその日を
待ち遠しくて、楽しみに来ていたはずなのに？あれ？途中で帰ってしまうの？

えー！

とびっくりな出来事が、
実は、宇多田ヒカルのLIVEであったんです。

しかも、私の前の席の人。

LIVE中、前の人が立つと見えなくなってしまうので、必然と自分も立たないと
いけない状況になりますが、
今回は3曲目に、いなくなってしまったので、
座っても立ってもよく観られる状況になったことはとてもありがたいけれど、
少し切ないのです。

なぜなら、立ち去った原因が
もしかしたら、
私のせいだったのかもしれないからです。

私のせいだったら本当に本当に申し訳ないなと、その方が戻って来られなくなり、
LIVE中はずっとモヤモヤでした。

よく考えたら、
急に体調がものすごく悪くなった
とか、LIVE会場が居心地悪かったとか、
次の予定があったとか色々あるとは
思います。

ただ、なぜ
こんなにその方をひきづっているかと
いうと、私がその方にお声を掛けてしまったのです。

LIVEの開始前に、
その方の頭に虫が止まっていました。
止まっていることに、
気づいてしまったのです。
茶色い虫で、割と大きかったんです。

なんらかの幼虫のような感じでした。


頭でずっと虫が動いているの、想像すると
すごく怖くないですか？

私は虫が背中とか、頭についていたら、
気づいた人がいたならば、
取ってほしいと思う人間なので、

「これは、取ってあげた方がいい！！」
と思ってしまったんです。

でも、やはり、声を掛けるかすごく迷いました。周りをキョロキョロしても、他の人は全然気づいてない様子で。

最初の私のアクションは
パタパタと風を送って飛ばそうと試みました。

すると、すぐ隣にいた夫に「止めな」と注意を受けました。

頭の上でパタパタ仰がれるなんて、まぁ迷惑な話ですよね。

それでも、虫はいなくならないし、
なんなら、その方の頭の上を散策して
楽しんでる感じなんですよ。

「虫！！どっかいけ！！」って心の声が届くはずもなく、
自由に歩き回っている感じ。
それだけ歩き回っているなら、
カサカサして、気がつきそうだけれど、
その方も全然気が付かず。

しばらくどうすると良いのか、考えました。

だって私にとっても、その方にとっても
これから待ちに待った宇多田のLIVE

なのに、ずっと視界にその虫がいて、
しかも自由に散策を楽しんでるなんて、
許せん！！と、
すっかり、虫をどうにかすることに
気がとられていました。

なぜ、虫に対する恐怖が
こんなにあるのかというと、

はるか昔、
高校生の頃、

私は好きな人とのデート中に、
大きい虫が、背中から、私の洋服に
入りそう！という出来事がありました。
デートでの、緊張感もあり
キャァ！叫ぶこともできず、
一緒に来てくれた友だちが取ってくれるという。隣にいた彼は全く気が付かず、
私の様子を見にきた友達がいなかったら、
虫が、背中に入って好き放題されていたなんて
本当に恐ろしい。

なので私は虫が頭にいることが
どうしてもどうしても
見過ごせなかったのです。

頭の上で、虫が好き勝手に這っている状況で、私もその方も、LIVEが楽しめないはず。

最高の状態でLIVEは楽しみたい！

という、私の偏見極まりない
思いから、勇気を出して、声を掛けました。

そうです、最終手段に出ました。

「あの、頭に虫がいて、
取っても大丈夫ですか？」
と。

その方は無言でうなずいてくれたので、
早速、虫を取ろうとしましたが、

髪に絡まってなかなか取れず
少し格闘。ティッシュでなんとかして
つまむことに成功し、

「取れました！」

と少し興奮気味に伝えると

その方はまた無言で、
前を向いてしまいました。

そして3曲目で出て行かれてしまったのです。

たくさんの人が周りにいる中で
「頭に虫がいます」
と言われたことが不快だったかもしれません。

その方はお一人で来られていました。

勇気を持って一人で来ていたのかもしれない。

そのまま見ない振りをすることが
正解だったのでしょうか。

そしたら気分は害することなく
そのままLIVEを観つづけてもらえたのでしょうか。

私のした行為は自己満足だったのでしょうか。

ずっとモヤモヤしたままでした。

みなさんなら
頭に虫がついていたとき、
どのように対応してもらえると
嬉しいですか？

虫が時間が経ったらどこかに
いくと思って、知らない振りをしてもらえる方が良いでしょうか？

LIVEに行くたびに、
何度もこの出来事を思い出すのだろうなぁと
思っていましたが、
今日公開することで、
モヤモヤも昇華させたいと思います！

本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました ◡̈