【イベントレポート】さがすいばらき「先輩の話を聞く」|地元で成長するヒント|小美玉市・東海村
こんにちは!カゼグミ社員の戸板です。
今回は、第4回目の開催となったいばらき県央のプログラム『さがすいばらき』のイベントレポートです。
さがすいばらき2025年最初のイベント、先輩の話を聞くセクションの様子をお届けします!
1月4日のテーマは「地元で成長するヒント」
いばらき県央で暮らしている20代〜30代の先輩に話を聞きました。
ふたりのゲストをお招きし、今のお仕事や県央での暮らしなど、参加学生の皆さんが今知りたいことを聞きます。
自分のこれからについて話を聞きながら考えてみることで、大学卒業後にいばらき県央で暮らしている自分の姿がイメージできるようになる時間です。
今回のゲストは地元の企業で働く門倉さんと疋田さん。
就職先を選んだきっかけや県央で過ごす休日など、仕事と暮らしの両面からお話を聞きました。
ゲスト①:門倉 栞(かどくら・しおり)さん
門倉さんは、小美玉市の隣、茨城県石岡市出身・在住。
幼い頃から、小美玉市にある四季文化館「みの〜れ」を拠点に活動する住民劇団・演劇ファミリーMyuに所属し、役者として活動していました。
都内の大学に進学したあとには、慣れ親しんだみの〜れのフロントスタッフとして勤務。
昨年秋に小美玉市に本社のある株式会社ユーゴーに転職しました。
大学では観光学部に進学。
Myuとの関わりも保ちながら、自分がやりたいと思ったことや好きなことはとことんやってみることを意識していました。
これまでやってきた演劇に加えて、小美玉市の観光をPRする「おみたまコンシェルジュ」に就任したり、友達と一緒に短編映画を制作したり、なんでもやってみようと思ってチャレンジしていた大学時代だったそう。
将来は茨城で働くことも視野に入れて就活に取り組んでいましたが、かなり苦戦した思い出があると門倉さんは語ります。
━━━ 小さい頃から思い入れのあるみの〜れで働くことはやりがいのあることだと思っていましたが、正直不安もありました。
フロントスタッフは正社員ではなくパートタイムという働き方なので、いわゆる「新卒だからできる選択」をしていないと思っていたんです。周りの友達を見るとほとんどの人が正社員として働いているので、焦る気持ちもありました。
でも、これまでお世話になった人たちを支える仕事をするのは私にとって確かにやりたいこと。その選択をしたことを後悔していません。
今回転職したのも、Myuのメンバーの方からの紹介がきっかけだったそうです。
「小さい頃から知り合いの人に、今になっても気にかけてもらえていると感じて嬉しいんです」と話していた門倉さんの笑顔が印象的でした。
どんな選択をしても、自分自身が納得して選べていればそれが正解になる、ということに私も改めて気づかされました!
ゲスト②:疋田 茉菜美(ひきた・まなみ)さん
疋田さんは、茨城県北茨城市出身・水戸市在住。
大学進学を機に上京し、卒業後は茨城に戻り、県内の食品会社に就職しました。製造や商品開発に携わったのち、2023年に東海村にある株式会社鈴木ハーブ研究所に転職、広報・PRを担当しています。
「仕事とプライベートは必ず分けたいと思っていました」と語る疋田さん。
大学時代に経験した都内での暮らしも楽しかったけれど、住むことを考えると自然の多い茨城がいいと考えたそうです。
就活の時の実際のメモをもとに、当時考えていたことをお話しくださったのもあって、学生の皆さんも話に夢中になっていたように思います。
論理的で、言語化がしっかりなされているのがすごいと感じました…!
━━━ 仕事とプライベートを分けること・一人暮らしをすることが就職する時の絶対条件でした。そこからさらに、今後の人生を俯瞰して考えたときに、「人生の中で経験する後悔をできるだけ減らしたい」という考え方も出てきました。
東京での暮らしが続くと考えた時、一番の後悔になりそうなのが、家族や親戚と離れて暮らしていることでした。
それであれば、茨城にUターンして就職するのが今の自分にとってベストな選択だと考えたんです。
家族に何かあったときに帰れる距離にいることを選んだ疋田さんですが、普段の休みの日は自分の時間を大切に過ごしています。
友達と会ったり、趣味を楽しんだり、一人でのんびり過ごしたり。
一人でいるのも家族といるのも選べるのがUターン就職の良さなのかもしれませんね。
自分なりに大切にしたいことを明確にして選択したからこそ、後悔ない暮らしができているように感じました。
参加者の皆さんからのコメント
ゲストのお二人、参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました!
次回の話を聞く回は、2月9日!
自分で事業を始めたり、地域おこし協力隊として活動したりしているゲストにお話を伺います。