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2022年8月26日の投稿から

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2022年8月26日
23日に藤沢市入りした母。昨夕から呼吸の状態が悪化して、今朝6時半ころに旅立ちました。

何かとお心にかけて頂いたり、励まして下さったりしたみなさま、本当にありがとうございました。

パーキンソン病の末期状態で、胃ろう、頻回の吸引が必要だったのですが、藤沢に来て2日目、3日目とだんだん体調がよくなっていく感じを訪問看護のスタッフさんも伝えて下さっていました。

当初から、救急搬送は希望しない、気管切開はしないと決めて臨んだ、在宅介護。

最後はなかなかのきつさで、よく本人が、12時間くらいの間がんばったなあという印象です。

介護や医療の話で、最期のときの特有の呼吸があること、その間は苦しそうに見えるけど、本人は実はもうそんなに苦しんではいないこと、

など知識としてはありました。

そばに寄り添いながら、経過をずっと見ていて、その変化を感じることができたのは、本当にありがたかったと思います。

千葉から、ゆかりのなかった藤沢市に、いずれ両親を引き取ることを最初からお話して、住居の契約を承諾して下さった、ノビシロハウス関係者のみなさま。

同じく、両親の利用と、自分の職場として、の両方で希望して、介護休業も認めて下さった、あおいけあのみなさま。

ノビシロの同じ建物にある、訪問診療の先進的な取り組みをされている悠翔会のクリニックのみなさま。

訪問看護ステーションとして、地域で精力的に活動していらっしゃり。同じく建物内にあるLife&Comのみなさま。

すべての要となって下さった、ケアマネの廣田さん。

初日からよーいどんでケアを始められるように、事前に動き始めて下さった福祉用具のスタッフのみなさま。

急きょ必要になった、在宅酸素の手配をすぐに対応して下さった業者の方。

そして、たった4ヶ月しか経たないのに、私のことを気にかけて、応援して下さった方々。

…もう書ききれないほどの各方面のプロフェッショナルに、助けて頂いたお陰でなし得た看取りでした。

直接恩返しをすることはできないかもしれませんが、どこかで「恩贈り」として、伝えていけるよう、私も精進したいと思います。

ありがとうございました!

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noteに書き始めて、早々に最終回!的な投稿になってしまいますが、何しろ母を引き取って4日目に当の本人が旅立ってしまったので。

このときのことは、後にノビシロハウスという当時住んでいた多世代交流型のアパートの取材に来られたTV局の方も関心を示してくださり、管理する不動産会社の社長さん、アパートオーナーで介護事業所を運営する社長さん、訪問診療の医師や、住民のみなさんのお話も含め、私にもインタビューするというチャンスを作って下さった。

そこで、話をしたことが、ある意味私の「発信」したいという気持ちに火をつけ、個人の体験ではあるけれど、もしかしたらどこかでどなたかのお役に立つ事もあるのかもしれないと思える出来事になった。

そのあたりから、Facebookへの投稿が増えて、さらに2023年7月から音声配信という形でstand.fmの利用を始めて、そこからさらに発展してご縁を頂いて、医療系の大学生に向けて体験をお話させて頂くチャンスまで頂いた。

母は、ずっと広島で40年以上ボランティアグループを主宰して、障がいのある方、高齢者の方、家庭に事情のある方などと関わらせてもらってきた人だった。

私も子どもの頃からその手伝いとして、関わらせてもらってはいたけど、同じ道を行くというつもりは特になく。

大学では音楽教育を学び、就職は銀行、後に転職してマスコミ、結婚してからはほとんど専業主婦に近い生活。

それが、親の介護をきっかけに、50才を過ぎて介護の研修を受け、実際に仕事としても介護に関わり、その体験を若い方に語っているという。

大学で音楽を専攻したあたりは、母のレールに乗せられて、自分の言い分も言えずにいたことに、後から強い反発を感じて、結婚前、その後もずっと関係性はよくなかったんだけど。

結局、母のやってたのと同じようなことやってるんだなあ。不思議。

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