何をするかではなく、何をさせるか
クアルトというボードゲームをほぼ毎日やっている。
ただ純粋に楽しむだけでなく、その勝敗で旦那さまとお風呂の順番を決めているので、日課となってきている。
完全にハマっているようにも思うが、実は初めてやったのは今年の6月なので、私の中ではもう一時のブームではなくなっている。
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見た目のオシャレさ、対象年齢が6〜99歳と世代を超えて楽しめるルールのシンプルさ、それとは裏腹にある奥深さ。
魅了される特徴は様々あるが、その中の面白みのひとつに「相手が置く駒を、自分が選べること」という要素がある。
クアルトは4×4のボードの上に、1つずつ交互に駒を置いていく。
色や大きさ・形や穴の有無など少しずつ異なる駒を置き、縦横斜め4つが同じ特徴を持つ駒を並べ、「クアルト」と発声した方が勝ち。
しかし、このゲームの肝は相手の駒を選ぶことだ。
ボードの上に駒を置いたら、残された駒の中から相手が次に置く駒を選んで渡す。
どこに置くかではなく、何を置かせるか。
これこそが勝敗を大きく作用することがあるのだ。
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人間関係、特に仕事における人間関係において重要なことが、このクアルトに隠されていると気がついた。
つまり、自分が何をするかではなく、相手にどう行動させるかが肝になるということだ。
「頑張ったけど結果や評価が伴わなかった」というのは、ある種の自己満足である。もちろん、世界の情勢や今年のような未曾有の事態もあれば、周りにいる人たちがまともじゃないこともあるので一概には言えない。
でも、もしかして自己満足じゃないか?と疑ってみることはあってもいいと思う。
それはどんな仕事でも。どんな場合でも。
自己満足にならずに、他人任せにならずに。
自分の行動で、相手を行動させるというのが意外と大切なのではないかと。
以上、クアルトをみんなにもやってほしいという話でした。