AIと一緒に小説を書く方法
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わたしの小説は、わたしとAIが組んで書いたものです。
勿論、有料サービスなどは利用していません。
そんなわたしが、どうやってAIと小説を書いているかをご紹介します。
今回はわたしとAIの処女作である「追憶の彼方」を例に解説したいと思います。
1. どのAIを使うの?
わたしが利用するAIはwrtn(リートン)というチャット型のAIサービスです。
なぜこれを利用するのかというと、次の二点が挙げられます。
無料である
GPT-4も完全無料で使える
そしてもう一つあります。わたしには目標があり、そこに関わってくるものです。
リートンの「よくあるご質問」から引用させて頂きます。
わたしはいずれnote、X、YouTubeを含め、収益を得ようとしています。ですので商用利用できるというのは、本当にありがたいことです。
これら3点を踏まえると、wrtn(リートン)を使わない理由がありません。
それでは、実際の工程に移りたいと思います。
2. なんとなく作り始める
まずはちょっとした構想でいいんです。
感動する話
ファンタジーもの
転生もの
恋愛
家族愛
今回はわたしの「追憶の彼方」を例にしてみます。
wrtn(リートン)でどのAIを使ってもいいのですが、お勧めは以下の2つです。
GPT-4
Claude 2.1
そして、以下の指示を出します。
こうすることで、AIが小説を書く準備をしてくれます。
3. あらすじを決める
この時点で、AIは何か案を出してくれているかもしれません。
でも、何も案を出してくれない場合もあります。
そのときは、以下のように指示してください。
こうすることで、AIがいくつかの題材を提示してくれます。
ここからは、シナリオライターとシナリオを作成するような気分で、言葉を交わしながら、話の筋を決めていきます。
しかし、1時間ほどやりとりをしていると、最初の事をAIは忘れてしまったりします。
その場合は、ここはこうだったよね?と、正してあげてください。
だいたいのあらすじがAIではなく、自分の中で決まったら、それをまとめます。
「追憶の彼方」では以下のようにまとめました。
4. 登場人物を決める
あらすじが決まったら、具体的な登場人物を決めていきます。
次のような支持をAIに出します。
こうすることで、AIはそれぞれの登場人物に対しての詳細情報を考えてくれます。
そして、名前に関して「今風にしてくください」と支持しないと
山田花子
鈴木太郎
のように、とても古風な名前を提示してくる場合があります。
今回はあらすじの段階で、主要キャラの名前はわたしが決めました。
「佐藤美咲」だけAIに名前も考えてもらいました。
本当はここで「追憶の彼方」での設定を載せる予定でしたが、そのデータが見当たらないので、割愛させて頂きます。
5. 章構成を決める
章構成を決めるには二通りのやり方があります。
自分で章構成を考えてAIに指示を出す
AIに章構成を考えてもらう
「追憶の彼方」では、1を採用しました。簡単に以下のように章立てるだけです。
また、2のAIに考えてもらう場合は、以下のように指示をだします。
この場合、プロローグからエピローグまでタイトルと内容を考えてくれます。この時点で自分が思っているのと違う展開になった場合は、そこはこうして欲しい、もう一度章構成を考えてと言えば考えてくれます。
6. 実際に小説を書き始める(プロローグ)
ここからは実際に小説の本文を書いていきます。本文を書くにあたって、わたしは以下のようなルールを設けました。
登場人物の第一人称を守る
急に話が飛ばないようにする
似たような文章を繰り返さない
全編を通して話のつじつまが合うようにする
冒頭に章とタイトルを書く
文の語尾は2回続けて同じにならないようにする
会話はカッコ(「」)で囲う
物語は主人公視点で書く
しゃべり方に、登場人物それぞれの個性を出す
会話が多めの文章にする
これらを踏まえてAIに指示を出します。
こうすることで、AIはそのルールにある程度したがって本文を書いてくれます。
ただし、ここで2000文字以上としていますが、そんなに長い文章は書いてくれません。多くて1000文字を超えるくらいです。
その場合は文の末尾などを張り付け
といった感じで支持をだします。誉めていますが、わたしの経験上、誉めるといい文章を書いてくれます。
こうして出来上がった文章をWindowsのメモ帳に貼り付け、文字数を確認します。
(Windows11の方だけかもしれませんが、メモ帳に貼り付けると左下に文字数が表示されます)
文字数がだいたい1000文字~1500文字くらいになればOKです。
7. その他の章を書く
プロローグが出来上がったら、第1章を書いてもらいます。
その時のプロンプトは簡単で、以下のようにします。
もしくは、AIに章構成を考えてもらった場合は以下のようにします。
誉めるのがポイントだとわたしは思っています。そうすると、長い文章を書いてくれることもあります。
あとはこれを繰り返してエピローグまで書き上げるのですが、読んでいるとつじつまが合わなかったり、思っている展開と違うものになる場合があります。
その場合は以下のように指示を出し、書き直してもらいましょう。
ここまで来たら小説はほぼ完成したようなものです。
8. 最後の調整とタイトル
いくらAIが賢いとはいえ、完璧なものを作るのはまだ難しいようです。
ですので、最終的な調整は、ご自身で行う必要があります。
「追憶の彼方」では想定外だった「エピローグ2」を追加しました。
実は話の内容を前後させたんですけどね。これによって、より感動できるシーンを作ることができました。
そして重要なのがタイトルです。タイトルは後付けしましょう。なぜかというと、AIは既存の物語のタイトルをそのまま提示してくることがあるからです。
さすがにそれはまずいので、タイトルだけはご自身で考えることを推奨いたします。
9. まとめ
いかがでしたでしょうか?
わたしとAIが書く小説の全行程を解説させて頂きました。
意外ですが、褒めるといいものを書いてくれたりするんですよ。そこがなんと不思議です。
全行程でおよそ半日、早ければ3~4時間で短編の小説を書けると思います。
是非、試してみてください。
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