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士林夜市の現状と観光業の今後について

タイトルの割には考察記事でもなければ、なにかを訴えたいわけでもない。ただの日記ですのでご注意下さい。

昨日ちょうど晩ごはんを食べに、士林夜市に行きました。
台湾はコロナもかなり封じ込みが成功し、日常が戻りつつあるなんて言われていますが、実際割とそうだったりします。

気軽に外に行きますし、ソーシャルディスタンス守ってるのって多分スーパーのレジくらいで、この前もコストコはごった返していました。
飲食店も一時期売上が50%も落ちたのに、今は通常時の70%くらいのだよーみたいなニュースがやってて、日本やその他の国と比較すると割と元気です。
※元気って表現合ってる?

でも、それはローカルな台湾人が利用するスポットだけの話であって、観光地は本当悲惨。
コロナ前は、平日でも観光客でごった返していた士林夜市も、今ではすっからかん。
え、営業前?って思うくらい人が少ない。

そして、結構な数のお店が閉まってしまい、空き店舗として不動産屋さんの張り紙が貼られていたので、おそらく潰れてしまったのでしょう。
お土産物屋さんとかは、観光客こないと潰れるしか無いですしね。

屋台のお客さんもやっぱり少なくて、
「台湾の人って毎日夜市で御飯食べるんでしょう?」みたいなイメージあるかもですが、まぁそんな訳ないよね。
日本人毎日寿司食うの?って言われたら食べないですもんね。

士林夜市って台北に住んでる人でも、月1行くかいかないか、近所に居たから寄っとく?くらいの感じの人も少なくありません。
吉祥寺からワザワザ新宿に毎日のようにご飯食べに行かないよねって話と同じです。
天王寺に住んでるのに、梅田まで行きます?
福岡に住んでるのに(省略)

しかも、観光夜市の士林夜市は10年くらい前とは違って、外国人観光客だらけになっていたので、昔よりも地元の人はあまり行かなくなっていました。
値段もあがったし美味しくない屋台も増えたのが大きな理由です。
あ、でも美味しいお店も当然あるので、そこは行列になっていたりで地元の人もそれを目当てにいったりします。

このままコロナが続いて、海外旅行ができない状態が続くと、士林夜市とかもっと悲惨な事になっていくのかなぁと心配になるのですが、
観光客がまだ少なかった20年くらい前は、地元の人でごった返していたのが、観光地化しすぎて別に士林夜市じゃなくても良くない?って状態になっちゃったんですよね。

このままの状況が続いたら、士林夜市なくなっちゃうの?っていうとそんなことは無いと思ってて、
実際店舗が閉まってしまったのはあるんですが、シャッターのおりた店舗の前には新しい屋台が出ています。
屋台出す権利は店舗借りるよりも安く、かつ営業開始が早いため、そういう状況になってるのかなと。
勝手に出してるだけかもですけど。

多分、観光客が居なくなったら、その分現地の人が戻ってくると思います。
川の水がきれいになって魚が戻ってくるのと同じ現象です。
コロナ初期、京都から外国人観光客がいなくなって、日本人観光客が増えたと報道されてましたが、あれと同じ現象が起こるはず。

いずれ回復はしていくんでしょうが、観光ホテルとかはどうなんでしょうね。
外国人旅行客が減った分を補おうと、安くしたプランをだしたら、国内需要がガッと上がって例年並みに盛り返したというホテルや観光地もあるみたい。

とりあえず今を耐えれさえすれば、何かしらの形でお客さんは帰ってくるんだろうなぁと感じた夜でした。
耐えれるかどうかは別として。

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