ロシア日記/オタバリの少年探偵たち/子どもたちがいい夢を見られますように
去年の暮れに高山なおみさんの『ロシア日記 ーシベリア鉄道に乗って』を読んでから、いつかロシアへ行ってシベリア鉄道に乗りたい、お腹いっぱいピロシキを食べてみたいと思っていた。
バカなわたしは、その時はロシアとウクライナのことなんか何にもわかっちゃいなかった。まあでも、風土に罪はないと思う。プーチンのやることはおかしいと思うが、ロシアへの憧れは胸に秘めていたい。
『オタバリの少年探偵たち』(岩波少年文庫)を読んだ。第二次世界大戦後のイギリスで、貧しくても、戦争で両親が死んでも、たくましく戦争ごっこに明け暮れる少年たちを描いている。
仲間を助けるため、戦争ごっこでは対立する二つの軍が協力したり、悪い大人を自分たちの手でやっつけたりと、とにかく少年たちのパワーがすごい。
世の中がどんなに暗くても、子どもたちにまで影を落としてはいけない。子どもたちの輝きやエネルギーを、大人は守らなくてはいけない。
ウクライナの子どもたちもロシアの子どもたちも、怖い目に遭いませんように。