俺はサイボーグ
サイボーグ(cyborg)とは、サイバネティク,オーガニズムの略で、生命体と自動制御系技術の融合のことをいいます。
上記のサイボーグ009や、仮面ライダーなどSF作品に登場するものが有名ですが、心臓ペースメーカーや人工内耳などの埋め込み式医療機器を使用している人もサイボーグなのですし、私も2年前からサイボーグ化されています。
私の体内x線写真です。
骨盤左にSCS(脊髄刺激)療法のパルスジェネレーターが埋め込まれ、そこから伸びた先端に電極の付いた2本のリード線が、脊髄外腔を通って胸椎の8番から11番に配置されています。
黒いミシン目状に見えるのが電極です。
こうして脊髄に24時間微弱な電気を流すことによって、脳卒中後疼痛(視床痛)の絶え間ない痛みが生体電気信号となって脊髄を通って脳に到達するのをブロックしています。
概略はこういう物です。
しかしこの治療法は合う合わないがあり、脳卒中後疼痛の場合は約半分の確率と言われましたが、思い切って手術を受けたところ、ドクターも驚くほどの効果があり、灼けつくような慢性疼痛のおよそ5割〜7割が改善されました。
しかもすごいことに、流れている電気の刺激をまったく感じないのです。(手元のリモコンで強度を変えると身体の中に低周波治療機を当てているような刺激を感じることはできますが、主治医が私の場合、無感覚刺激でいいとおっしゃっています。
さらに体内のパルス・ジェネレーターは充電式で、体表から↓に挙げたドーナツ状のリチャージャーをモバイルバッテリーにもなっているコントローラーに接続して機械が入っている辺りに当てるだけで充電することが可能です
コントローラー(左)とリチャージャー(右)
現代医療技術の恩恵を全面的に受けて暮らしております。