Q:プロ目指してるけど、既に人気のプロが新しい仕事の枠もとっちゃうんじゃないの?って質問きたけど……


なかなか、切実ですね。

プロ目指してるけど、既に人気のプロが新しい仕事の枠もとっちゃうんじゃないのか?と。年齢引退もないし……きつくない?と。


はい。答えましょう。結論からいうと……



大丈夫、です


新人の枠は十分ある、と定義でしていいでしょう
理由を話すと。

1つは。良くも悪くも、思ってる以上に読者は「作品買い」をしている。からです。これ大事で、これにつきる。

作者買いはありますけど、そのブーストって結局1冊ぐらいなんですよ。

ネット小説ベースだと、下手したら1~3話で終了です。

そして「連続で当てる」というのは、プロでも結局難しい、といえます。例としてナルトの岸本先生が爆死した「サムライ8」がいい例といえますかね。
めちゃめちゃメディアで広告も後押しして、そうですからね。

まあこれに限らず、ジャンプとか少年漫画全般ですけど。ラノベもまあまあ近くて、大先生が新作コケてるなんて無数にあるんですよ

これなぜかというと。
理由の2つ目

「文章力(表現力)よりもネタ選びのほうが影響強い」


からです。売上においてね。
文章力ってそんなに一度鍛えればそうそうおちないんですよ。でも、実際は、売上は新作のたびに上下するんですよね。なぜか?文章力依存じゃないからです。ネタ選びなんですよね。

で、この「市場にウケるネタ選び」は、おうおうにして「新人」が強かったりするんですよ。

理由はこれもいくつかありますよ。
まず、ちょっと前まで読者だったりするからです。市場に足りないものがわかってるし……。市場理解度がプロより高い素人なんて、普通にいます。というか、こっちのほうがデフォルトだと思ってください

プロは「作るのに忙しくて、消費者活動がおざなりになり、消費者目線がわからない」なんてザラですので。
書くことに時間をとられすぎて、読みたい小説全く読めてない~なんてプロはごまんといます。これは漫画小説に限らずそうです。売れれば売れるほどそうなるといってもいい。

さらに新人は年が若い事も多いし。そうなると、ターゲットに寄り添いやすかったりしますよね。時代性もとりいれやすいです。
一定以上の年齢の方は「学校にダンスの授業がある」ことについていけなかったり、そこでの悩みとかを書けなかったりしませんか?

配信Vtuverネタ、書こうと思っても、そもそも知らない見てないになりませんか?TictokやBeRealネタ、書けますか?そこでバズりたいという気持ち、わかりますか?
わかんなくても、調べる・やってみる時間が新人はとれるけど、プロはどうですか?そういうことです。

あるいは、新人ゆえの発想力、ブランドのなさ、「なんでもやれる度」というのがありますよね

ブランドは作者買いを促しますが、ブランドがあるから手を出せないジャンルもあるわけです。硬派な作品ばっか書いてたら、異世界ハーレムウェイ!とか書きづらいわけで。


まあでも一番は「発想力」ですね。

結局これは平等なんですよかなり。

新人がネタで負けたら?
それはもうどうしようもないですね。
「発想力だけは負けてたまるか」という気概で挑んでください。
そもそもネタはパクったりもできるので。
インプットでかてれば、基本的には勝てるはずなんです。
そして、時間は基本的には素人のほうが多いですね。

というわけです。
色々ありますが。当たる当たらんはネタ重視だよ、というのが根本ですね。

なので、大丈夫、とそういえるわけです。

自信をもって、ネタを練って、作品を作ってください

そしておそらくネット小説は、創作の中でも一番
「素人→プロの垣根が低い分野」です

一番垣根が低いですよ。ここで文句いってたら、バチあたりますね!

むしろ「垣根が低いジャンルでよかった~」と感謝しながら書きましょうね

以上です


PS
1つだけ。
編集者が青田買いでブラック企業体質労働をして、キャパオーバーしたり
見る目がなくて、実績重視で当たらんプロの作品をGOさせたり
それは全然あります

ただ、見る目ある編集者さんもいるので(編集部ではありません)
そこにあたることを信じて突き進みましょう

PS2
最悪、キンドルなどで自分でデビューという選択もとれます
それができるのも小説の強いところ
漫画は一冊書き上げるのも一人じゃ地獄ですが、小説はできます
希望はたくさんあります


風倉を応援したいという方は、サポートは歓迎します。 まあ、気軽にサービスしてやるかぐらいで構いません 次への活力になりますw