これを読めば即ベテラン!?脱地雷作家のための「NG小説あるある大全集」!
作家なら誰もが経験する(したくないが)「駄作」の制作!
これらは、後から見返すと分かることがある
これは「若さゆえの、みんながやらかす過ち」
だったんだな……と。
そんな「ネット小説のNGあるある」を大辞典的にまとめてみました!
初心者作家は「先人はこれをやってコケてきたんだな」と参考に
ベテラン作家は「こんな時代もあったね(遠い目)」という風に
読み専は「あるわー」という風に、気軽に見てくれればなと思いますよ
15年以上ネット小説を毎日のように読み続け、小説家になろうでもエッセイで月間総合1位をとったことのある筆者が、ずっとネット小説読みながら「それ危険なやつ!気持ちはわかるけど!」と思ってたことを、全部書きだしましたw
ガチガチにみるより、苦笑しながらみるぐらいがちょうどいいはず
NGをやってはいけないということではない。ただ「知らずにやる」のは大変危険。そして、何事も大事なのはバランスです。
そう、これをあなたが読み終えるころには20年分の経験値を得て
初心者作家もベテラン作家の風格が漂ってるでしょう……
ではスタート!
◆◆◆ネット小説であるあるの罠・勘違い編◆◆◆
ネット小説(特に初心者)に多い、やってしまいがちな(でもやってはいけない)罠や、良しとされてるけどやってはいけない勘違いの解説編
本編。なお、並び順はあいうえお順とかでもなんでもなくフィーリングです
注意
※クソナガいよ
※あくまで個人の所感です(でも割と当たってるはず)
※あくまで基本的には、です(例外は例外なく存在します)
※ネット小説、特に小説家になろう界隈系の文化、言葉中心です
※ネットスラング解説多め。でもいくつかは筆者が勝手に書いた造語です
※やるなっていうより「やるならリスクを知って覚悟しとけよ」って感じです
・全キャラ作者の子供(ぜんきゃらさくしゃのこども)
多い。マジで。いや分かるよ。
作者にとっては、悪役もライバル役もモブ役も脇役も全員作者の分身で我が子。見せ場用意してあげたいし、全てのキャラの魅力を引き出したいもの。
しかし(基本的に)『読者にとっては、読者の分身は主人公ただ1人』
だから『他のキャラを描写しすぎることにより、主人公の見せ場を奪う』とか『敵キャラの善性や有能性を出しすぎて、主人公が悪役になったりヘボくなる』とかすると読者は速攻で、つまんねーっつって離れる。悲しい
『作者の分身は全キャラだけど、読者の分身は主人公のみ』
まあ全キャラ子供はそれ「単品」は悪いことではない。ただしこのギャップを覚えておかないと、派生の、ダブル主人公問題、脇役病、群像劇症候群などをおこし地獄をみる。例えば↓みたいな問題を引き起こす
・主人公が主人公してない(しゅじんこうがしゅじんこうしてない)
感情移入させておいて、そいつから見せ場を奪う鬼畜の所業
よく敵や師匠キャラに「ほう、見どころのあるやつがいるようだ」があるがあれの真逆である。読者視点で「ほう、なんて見どころのないやつだ」となっている状態
見せ場がない。活躍してない。しそうにもない。いいところがない。下手すると場にいない。誰こいつ、何こいつ。しまいには、物語に関わってる理由がわからない。上の、全キャラ作者の子供!の犠牲者
特に序盤でこれをやると致命的。何故か脇キャラや敵キャラばかりが活躍し、主人公が活躍しない。あげく「今後活躍しそうな気配」すらもみせない。ついには主人公じゃない人にスポットライトが当たったストーリーが始まりむしろ、活躍「しなそう」な気配ばかりばらまく。
勿論読者は逃げる。やめておこう。主人公にはちゃんと主人公させるべし!
るろうに剣心で、師匠がいくら倒せる力あっても、志々雄を倒してはダメなのだ
理由は1つ。「剣心が主人公だから」である
・メアリー・スー症候群(めありーすーしょうこうぐん)
上の逆。【主人公が主人公しすぎている】問題……というか作者が思い入れを主人公に全部乗っけた結果、主人公があまりにも作者の分身になりすぎて、読者に気持ちよくなってもらうというより、作者が気持ちよくなりすぎて、読者にドン引きされてる状態。
もともとは二次創作用語で「二次創作世界で作者のガチ分身が無双する」系の作品をさしたが、昨今では一次創作でも「作者だろこれ」が強すぎるとそういったりする。ただネット小説はこの欲望を肯定したがゆえに発達してきてたところもあるので、個人的には否定しない。ただ「うまく」やるべし。
主人公は読者がちゃんと感情移入できるようなキャラにしよう
ヤリスギもヤラナスギも爆死が待っている。中間を見極めてこそタツジン
いろんな理論に言えるけど、何事もバランスなのです
・群像劇症候群(ぐんぞうげきしょうこうぐん)
綺麗にパズルピースがハマって最後には一枚絵。
これを目指し、初心者ほどやりたがる美しき劇薬。その名は群像劇。
いや、分かるよ。ロマンだしね。ロマン。筆者も書きたい。
問題は、複数の思惑が上手く絡む物語がそもそも作るのが難しいこと。文章量が莫大になるため労力も莫大になること。物語の破綻を防ぐため、制作速度が非常に遅くなりがちなこと。完結も大抵しないこと。
ぶっちゃけ天才のみに許された形式。それが群像劇。
さらにキャラが覚えきれない、設定が覚えきれない、ストーリーが掴みきれない、シーンの切り替わりが多いためストーリーが遅い、あるいは忘れてしまう、主人公の感情移入度が下がり冷めやすい、など様々な問題により
とにかく読者がついてこれない。
など様々な問題があり、正直慣れるまでやめたほうがいいし、慣れてもやめたほうがいい。映画や漫画と違い映像がないのも大問題。シーンの切り替わりが分かりづらい。
どうしてもやるならこれらのデメリットを全て理解したうえでないと成り立たない。その難易度は超級である。やれるのは商業でも一部の超天才のみ。
でもやりたがる人は後を絶たない。何故ならロマンだから!
・ダブル主人公(だぶるしゅじんこう)
全キャラ作者の子供!の派生である。これも格好いいからやりたい!
作者としては2人に感情移入して欲しい。でも読者は大抵1人にしか感情移入せず(大抵先に登場したほう)、もう片方が活躍してるときは、冷めた目でみている。速くシーン戻らないかなって感じ
映画でやってたからといって、小説に安易に入れるのはやめよう
まあ、言うほど見かけることはないけど
・観客型読者・作者(かんきゃくがたどくしゃ・さくしゃ)
主人公に感情移入せず、こいつどーなるんだろう。と他人事のように
物語を読むタイプの読者や作者。映画とかの見方に近い。こういうタイプの作者は、上の群像劇問題などを引き起こしやすい。それなりに数がいる
しかし大半の読者は「自己投影型読者」といい、感情移入して楽しむタイプである。何故なら小説はそこが圧倒的に得意な媒体だから。
自己投影型を拒否ってる場合、作家として非常に強いハンデを負うことになる。彼が映画監督ならまだ良かったのにな!
・自己投影型作者・読者(じことうえいがたさくしゃ・どくしゃ)
上のタイプの反対。主人公に自らを投影し、感情移入しまくって楽しむタイプの作者や読者。
ネット小説どころか、商業小説においても超多数派である。いや、それどころか「なにかに自己投影してなりきる」を楽しむというのは「娯楽の基本」である。
子供もそうだし、大人もそうである。その現実を認めれない人が、自己投影型作品を叩くが「これダメなんだ!」と信じてしまうと、クソつまらない作品が出来上がること請け合い。
娯楽では自己投影なんてさせまくってナンボであり、「こういうキャラに自己投影したい」が人により違うだけといっても過言ではない。
「小説の基本は、気持ちよく自己投影させるコト!」
1万回復唱せよ
・脇役病(わきやくびょう)
めっちゃ多い。マジで多い。主役から延々カメラが外れ、サブキャラを描写し続ける。全キャラ作者の子供問題と根本は同じ。
わかるよ!脇役のキャラかわいいんだよね。作者からするとね。でもたまにならいいけど、長くなると「俺の分身たる主人公写せや」と読者がストレスマッハになって離脱することうけあい
何度も言うが、読者の分身は基本的に主人公だけ!速い人は序盤からこの脇役病を発症する。序盤からはヤバイなかでもかなりヤバイ
脇役にスポットあてまくるのは、せめて中盤すぎてからにしよう!
主人公にすら愛着もててない段階でやっても、討ち死に確定
・主人公SUGEEE(しゅじんこうすげええええ)
脇役病の亜種。サブキャラ、モブキャラにスポットが移り如何に主人公が凄いかを延々語る。これは【良質な俺TUEEEには必須】であるし、筆者も大好きである、が。
使いすぎると、1つのイベントを、別視点で2回も3回も5回も使いまわし、文章量の割に話が全く進まなくなる。
こうなると一転、うっとうしいPRに転換される。何事もやりすぎはよくない
筆者は過去、主人公に視点が戻るまでに5、6人ぐらいは褒め称える視点が移るのをみたことがある。やりすぎである。
まあ対処は簡単。【褒めながらでも話は進めよ】以上
・過去編病(かこへんびょう)
過去の話を延々展開したくなる。これも凄く多い。これ「作者の想像を絶するほど読者反応が悪くなる」。ビビる。読者が思ってるのは「速く現代に戻ってストーリー進めろ」である。初心者作家がやりがち
なぜそんな差が産まれるかというと、作者は先のストーリーを知ってるからである。だから、別に待たされてもジリジリしない。読者は知らないのでジれる。焦れすぎると、離脱する。「読者にとって【話が進まない】というのは基本的にストレス」であることを認識しよう。筆者は「話が進む過去編」というウルトラを見たことあるけど天才の技じゃった
作者は「でも必要な話なんだ!」というのがお決まり。確かに必要なことは多い。せめて手早く終わらせよう。一括投稿とか。そうすればダメージは低くてすむ
・学園編(がくえんへん)
経営系や内政系とかがここにきたらエタる前兆。入学試験とか大会とか、授業破壊(先生より賢いか強い)で、わーすごーいとか一通りやって終わる(エタる)。でも筆者は結構好き。そこで話が止まらなければ
・謎部活もの(なぞぶかつもの)
今の流行りではない。二昔前はこういう現代学園で謎部活を行うものが多かった。大体ハルヒとかのせい。異世界学園系ではほぼ見ないが、時代は巡るのでいつか出会うかも
・ご都合悪い主義(ごつごうわるいしゅぎ)
ご都合主義の反対。(作者や物語にとって)都合がよく、(主人公にとって)都合が悪いという意味で、都合よく都合悪いことが起きる。主に話の引き伸ばしや、なんちゃって苦境(勝つことが分かってる苦境)をいれるときに入る。
ご都合主義を感じると冷める、という意見もあるが、ご都合悪い主義を感じた時の読者の冷め方はそれを遥かに超え、即切りに到達するほどである
谷をいれるにも前フリが必要。これがあればリアルなどという人もいるが、惑わされてはいけない。無理やりなピンチを入れたせいで、読者を大量に失った人は数しれない。
物語では、幸運にも理由はいる。だが、不運にも理由はいるのだ
・一人称(いちにんしょう)
主人公の独り言で進む形式。なんか叩かれる。だが、内面の心理描写に強い小説とマッチした形態であり、文体や文末に異なるテンポをつけやすく、三人称よりは非常に初心者向き。
(初心者の三人称は、ですますや、した、でしたラッシュになりやすい)
もちろん上級者にも相性は良い。なんか叩かれるが、筆者はその人にあった書き方ならなんでも良いと思う
・一人称なのにナレーション(いちにんしょうなのになれーしょん)
いつの間にか三人称になってるやつ。あと、一人称なのになぜか知らない情報知ってたり。モノスゴク分かりづらいというか誰視点やねん!になるのでやめよう。初心者は割と通るみち
・台本形式(だいほんけいしき)
俺「台本形式ってどんなの?」
たかしくん「こういうのだよ」
というような形式の書き方。普通の小説でやると「品がない」としてそっぽ向かれる。でも、掲示板とかTwiとか「文字数制限のキツイ場所」ではむしろこれが通常で、ありありのあり。結局、場所によるし面白ければ許される
俺(でも普通の場所ではやらないほうが良いと思うよ)
・SIDE使い(さいどつかい)
一人称小説などで、視点が切り替わる時に使われる。
SIDE ○○ ~の使用。多用をする人のこと。
一時期あまりにもSIDE使いが叩かれるので、無言で切り替わるようになった。勿論余計分かりづらくなった。やめて!
でも叩きは弱くなった。叩く方もSIDEじゃなきゃいいらしい。それはどっちも本質をみてないと思うのだが……
実は言われてるほどは問題ない。プロも使ってるし。使いすぎてシーンがごっちゃになったり、脇役病になりやすいのが問題なだけ。
視点移動のご利用は計画的に。
・設定資料集と化した作品(せっていしりょうしゅうとかしたさくひん)
設定を作り、それを説明するのに躍起になってる作品。いや分かるよ。語りたいのは。せっかく作ったし見てほしいし。
「前おきないと話がわからないだろう」をやりすぎた結果そうなったり。
世界観やキャラの説明、説明、また説明……作り込んだ設定は語りたいし、そもそも語らないとわかんないしな。でも、読者は「ストーリーを見に来た」のであって、設定資料集を見に来たのではない。
說明は最低限にしてストーリーを動かそう。初心者は陥りがち
・エスパー向け作品(えすぱーむけさくひん)
設定資料集の真反対。説明や描写がなさすぎて、読者が物語についていけなくなる。「えっ、そういう設定だったの?」「何がおきてるの?」「何の話してんの?」が頻発し、もはや推理小説をこえ、作者の裏設定をあてるエスパー向け作品として降臨する。勿論読者は脱落する。
安易な説明を嫌い、「察しろ」をやりすぎる。意識高い系作者にありがち。あるいは、読者を謎で引っ張るつもりが、こうなってる場合もある。
バランスって本当難しいね!
「今何のためにキャラが動いてるか?」が行方不明にならないようにしよう
・設定厨(せっていちゅう)
設定の一貫性やリアリティにうるさすぎる人。別名リアルめくら。
あるいはリアリティに拘りすぎて面白い嘘がつけなくなった作家。
だが物語とは『面白い嘘』なのである
如何に設定が破綻しないか?リアルか?だけに拘ってる状態。例えば冒険者ギルドがあり、カードがあるなら、強力な通信網があり、それに値する独自の文化が生成されていて、Sランクとかがあるなら、英語圏もあるはずで……というような発想
別にそこに拘ってもいいが「物語の主題なのか?」に関係なく些細な事でもこだわりを見せる。勿論読者は退屈している。作者よりも読者に多いかも。別にガバ設定でもいいんです。女の子はうんこしないし、どんだけ暴れても髪型も崩れないし不衛生でもいい匂いなの。面白ければ許されるの。
小説とは、読者も嘘とわかって楽しむ、一種のプロレス的娯楽なのだ。
まあ、口でいうほどバランス取るのは簡単ではないが、最終的には面白ければ全て許されるのは覚えておこう。
面倒なら「ゲーム世界に転生!」をすれば「そういう世界」ということになり全部解決する。荒業のようで合理的。何事も流行るには理由があるのだ
・暗記試験(あんきしけん)
設定資料集の亜種。短い間にオリジナル単語がずらりと並ぶ。覚えるの多すぎであり、さながら暗記試験を受けている感覚を読者に与える。
作者は何度も作品を読み返して覚えているので、違和感に気づけないあるいは「何が重要な情報か」知ってるので、疲れない。読者はフラットな状態だと「全ての情報を当価値に覚えようとする(後の展開が分からないため)」ので普通にやると疲弊する。そして疲れるぐらいなら読まない。そのギャップに作者が気づかないと、読者は離脱する
初心者にやはりありがち。ひどい場合は、あらすじから既に暗記試験が始まっている。ちなみに人の脳が一度に覚えれるのは「4つ」ぐらいが限界。人の脳って存外ぱっぱらぱー
・地の文羅列症候群(じのぶんられつしょうこうぐん)
ひたすら地の文だけで本文を埋め尽くしたがる傾向。文章力という単語や、読書に魅入られすぎた人が逆にハマりやすい。設定資料集などと併発しやすい。「ギチギチにつまった地の文は流し読み、読み飛ばしされやすい」ということを知っておこう。レイアウト、大事。
本格小説のプロ志望をこじらせすぎた人によくある気がする(偏見)
・会話文だけ読む(かいわぶんだけよむ)
こういう読者もいるらしい。あるいは流し読みに入ってるとこうなりやすい。あるプロはこれを見越して「会話だけ拾っても話が分かる」ようにしてるらしい。
「会話」は目に止まりやすいから。その人の作品はすごく読みやすかった。
その話をきいてから、筆者はありがたくパクらせてもらっている
・目が滑る(めがすべる)
地の文症羅列候群と相性がよく、併発しやすい。ギチギチに詰まった文章で、ひと目見ただけで疲れるため、脳が「これは読み飛ばそう」という判断を下した結果、すらすらと目が滑って最後まであっさり到着する。
読まれてるわけではない。むしろ、もう読まないという宣言に近い行為。
Twitterや掲示板などの付き合いで、義理で読んだ作品などに発症する。
ん?この大辞典がそうなってる?いいよ好きに読み飛ばせ
・よく分からなかった(よくわからなかった)
もっとも回避すべき感想。実は「つまらない」という感想は最悪の感想ではない。初心者作家は「つまらない」を言われるのを嫌うが、それは全然いいのだ。最後まで読めたのだから、後は相性であり全然マシな感想。
「つまんない」をオブラートに包んだがゆえに言われてるときもある。
「よくわからない」「読めない」という感想こそ、作家が真に恐るべき感想である。でも、初心者作家は、よくわからないをよく言われる。
・「下げて上げる」は物語の基本(さげてあげるはものがたりのきほん)
【超大嘘】。物語の基本は「上げて上げる」である。
この嘘に騙されて、底辺作品量産マシーンとなってる作者は後を絶たない。これを世に広めたやつは、戦犯レベルのド畜生。
あるいは「上げてちょっと下げてたくさん上げる」である。最初にいれるのは「上げる」である。順番を絶対間違うな。
主人公の良いところを見せない内に下げると、大概大変なことになる。
「主人公が主人公してない問題」を引き起こす。なんちゃってプロローグで、一瞬で下げを終わらすならマシなので「冒頭だけ一瞬で下げて、後はあげてあげる」はある。追放・復讐・どん底成り上がり系がこれにあたる。
みんなが下げに付き合ってくれるのは、基本的には「今後もっと上げてくれるはず」という期待と信頼が在る時だけである。見も知らぬ新品作品や、新人作家にそんなものはない。ないうちにやれば、開幕からコースアウトクラッシュが約束される
・「上げて下げる」は物語の基本(あげてさげるはものがたりのきほん)
【基本じゃない】。これはもう一度上がるという信頼と前提があるときだけ成り立つ。大抵は信頼がないのにやる。そして死ぬ
主人公が下がるところなんて大抵の人は見たくないのだ。「上がる前提の下がる」だけ条件付きで受け入れるぐらい
・「下げて下げる」(さげてさげる)
勿論アウトー!とおもいきや、例外的にあり。ひたすら理不尽に落ちていくのを楽しむ作品。ホラーや理不尽パニックものに多い。
この作品の場合は通常と逆で、変に上げてはいけない。ネット小説とは相性が悪目なので少ないが、Web漫画にはそれなりに見る印象。一番多いのは多分映画
・駄作ですがよろしくお願いします(ださくですがよろしくおねがいします)
お歳暮か。作者に駄作と呼ばれるような作品を何故読むと思うのか
謙遜したい気持ちはわかるが卑屈まで突入している。【即刻やめるべき】
そもそも好きな読者がいたら「俺が駄作だと思ってるもの気に入ってるとかwww」になりタイヘン失礼である
・あとあとおもしろくなる(あとあとおもしろくなる)
・最後まで読んでもらえば面白くなる(さいごまでよんでもらえばおもしろくなる)
今ひとつ跳ねない作家が紹介する時にいう一言。大抵ならない。そもそも「今面白くしてくれ」というのが読者の本音。
スロースターター型作品でも「面白そう」には最低見せよう
・序盤で判断しないでほしい(じょばんではんだんしないでほしい)
作者の意見。「序盤いまいちでも、それが最後まで続くと思わないで!」だ。なお残念だが読者の意見は「序盤いまいちなら最後までいまいちだろう」である。
・謎ポエム(なぞぽえむ)
プロローグに大抵ある、初心者作家が特に大好きなポエムっぽいもの。
独り言のようでもあり、詩のようでもあり語りかけのようでもあるが、
何のことを言ってるのか全くわからないのは共通
初見だから分からないのかと思いきや、後から読んでも大抵わからない
これを入れてる作品のハズレ率はかなり高い (当社調べ)
引っぱりには絶対なってないし、読み飛ばされる存在でしかない
人気作は大抵いれてないのは理由がある
・謎記憶、謎夢(なぞきおく、なぞゆめ)
血だの暗闇だのが襲い掛かってきたりなんたりな記憶らしきものを冒頭で展開するやつ。90〜00年台に多かった。殺したり殺されたりの記憶が多い
誰かに話しかけられたり話してたりもある。大体意味わからんし、引きにも全くなってない。邪魔なだけだが引きになると思って入れてる人が多い。
「說明」や「謎提示」のつもりが「意味不明」になってては意味がない。
そもそも謎が明かされるとしても、本5冊分ぐらい後とかなめてんのかと言うぐらい遅い。どうしてもやるなら回収は早めに。
謎夢として展開されることもある。共に謎ポエムの亜流
・謎プロローグ(なぞぷろろーぐ)
上の謎なんたらの統合。意味ありげなわりに、読者を脱落させる以外は何も効果がない謎なプロローグの総称
・プロローグ飛ばし(ぷろろーぐとばし)
異世界転生でよくある神様とのやり取りとか、前世云々の話ほか。これに加えて、謎プロローグの存在を加味した結果、訓練された読者は
【プロローグとあるだけで読まずに飛ばす】ことをする。
そういうふうに学習あるいは調教された。筆者もそのタイプ
よってプロローグと書かずに、第一話と書いたほうがよい。それか、どうでもいい対話や前世なんてさっくり終わらせよう。異世界転生以外でも全部同じ。読者ははやいとこ本筋のストーリーがみたいのだ。最近は、読み飛ばされる事を察して、さっさと前置きを終わらすのが主流。転生云々が10行で終わることもある。
・何でもない日常の朝(なんでもないにちじょうのあさ)
現代ものに多め。飯食って学校行ったりする流れを丁寧に書く。
読者は飽き切っているため、この時点で切られると思っていい。
本題導入までに3話たってもまだ入らないようなら完璧(にダメ)である。
速く物語を動かそう。丁寧と退屈は違うし
「このときは気づかなかった……これらが貴重なものだなんて」とか書いてる暇はないのだ
・本筋にとっとと入れ(ほんすじにとっととはいれ)
結局読者が思ってること。謎プロローグや、あまりにも長い事前說明、長い日常的なやり取りに対し特に強くでる。
タイトルやあらすじで打ち出した「ウリ」への路線は早めに突入させよう
・おつかいヒロイン(おつかいひろいん)
チート主人公の保護下……にみせかけて、主人公を完全に尻にしいており主人公の行き先ややることを、全部ヒロインが決めている状況。
主人公はヒロインのお願いをひたすら聞くだけになり、ヒロインのおつかいラジコンと化し、ヒロインのおつかいのために動く。
主人公は誰なのか?時には思い出そう
・チョロイン(ちょろいん)
ちょろっといいことしたり、いいとこ見せたりしただけで、秒で陥落するようなチョロすぎるヒロインの総称。なんだかんだで人気はある
速度というより、惚れる理由が雑すぎたりするとよく言われる。
逆にいうと、理由がしっかりしてれば速度が速くても意外に叩かれづらい
ただチョロインは個性が弱まりやすいので、複数登場させるのは危険
・暴力ヒロイン(ぼうりょくひろいん)
とりあえず主人公をぶん殴ってオチをつけるヒロイン。高橋留美子系作品や、GS美神やシティハンターらと違うのは、主人公が悪くないのに殴るところ。これらは、らぶ◯なの系譜。昔は腐るほどいて腐っていたが最近は流石に減った。
・料理下手ヒロイン(りょうりべたひろいん)
・殺人料理ヒロイン(さつじんりょうりひろいん)
キャラには弱点がないと愛嬌がない……でもガチで足引っ張る弱点もあれだし。なんとか憎まれづらい弱点……せや!というわけで、閃かれたのがこれ
そしてそれもエスカレートし、いつのまにか殺人クラスの料理に。
流石に殺人クラスまでいくと、キャラ造形に無理がでる(憎まれないのが無理)のか、最近は減ってきた
・ヒャハハ笑い(ひゃははわらい)
お手軽悪役。ヒャッハーともいう。山賊盗賊スラム住民の必須アイテム。今となっては流石にもう少し個性が欲しい。でもお手軽で便利なので使っちゃう。ビバ北斗の拳
・「目立ちたくない(ちらっちらっ」(めだちたくないちらっちらっ)
平穏な生活がいい!目立ちたくない!と言いながらドラゴン狩ってきたり希少物売りまくったり、金稼ぎまくったり喧嘩に割り込みまくったりして「平穏に生きたいな〜(チラッ)」を繰り返す行為
でも結構人気だから割りと気にせずやればいいんじゃないかな。ようは書き方次第である……と言いたいが、流石に叩かれやすくなった感もある
・表向きBランクだけど本当はSランク(おもてむきびーらんくだけどほんとうはえすらんく)
昼行灯という単語で、大昔(20年以上前)から超人気。きっと未来でも人気。
無能に見える(扱われる)有能って、本当に本当にみんな大好き。
筆者も好きである。いくら叩かれようが、堂々と書くと良い。流石にこのまま出されても困るので、少しはアレンジしたほうが良いとは思うが
・「解せぬ」(げせぬ)
上みたいな主人公が、本人的には意図しない状況になった時に発する言葉
作者的には愛嬌のつもりや、周りとのギャップを表現していれてるが、あまりにも使われすぎて読者は食傷気味になりつつあり、イラッとする人もふえてきたかも(筆者含む)。一体何をそんなにイラつくことがあるんだろうか?
解せぬ
・あらすじにあらすじを書く(あらすじにあらすじをかく)
ネット小説投稿所でよくある、あらすじとは正しくは「煽り文」を書く場所である。バカ正直に本来の「あらすじ(物語全容)」を書く場所ではないし、書くとアホをみる。その「あらすじ」に求められてる役割は、說明では決して無いので注意
ちなみに究極の存在意義は「第一話を読ませること」である。ただそのためにあり、これを果たせないならあらすじの意味はない。あらすじはタイトルと並んで非常に重要な場所。覚えておこう
・彼は何を思い、何をなすのか(かれはなにをおもい、なにをなすのか)
・主人公の物語が今始まる(しゅじんこうのものがたりがいまはじまる)
不人気作品ほど何故かやりたがるあらすじ。読者はどんなストーリー傾向かを知りたいので、これでは説明してないも同然。当然読者は寄ってこない
・少文字数更新(しょうもじすうこうしん)
毎日更新を目指した人の慣れの果て。被害者。通常1000文字以下はハッキリ言って無謀。2000文字未満も相当危険。でも、やる作家が後を絶たない
これやるなら、3000文字増えるの待って、投稿間隔を倍にしたほうがいい
ほぼ地獄への片道切符。成功例は超少ない
・エタる・エタ強迫症(えたる・えたきょうはくしょう)
エタとは未完作品のこと。「エタ作家の続編は読まれないぞ!」とか「未完があるなんて作者失格!」という意見を信じ、エタを過剰に恐れ、完結義務に囚われ、エタ作品がある間はビビって新しいのが書けなくなる状態
ハッキリ言って、嘘。エタれば多少不利にはなる。が、そこまではならない。5作エタっても、6作目で当たるなんて、よくある現象。
読者の大半は『前作のことはあんま気にしてない』。作品は完結させろよ派の読者には歯がゆい事実だが、これが現実。ネット小説読者が、エタに対して諦めきってるのかもしれない。もはや未完結前提で読んでるフシすらある。悟りか。
完結には能力が要る。エタは作品続けてりゃどうしてもでる。
未完ある限り新作書くなって言われたらとてもきつい。あるいは、人気ない作品を続けるのも辛い。創作なんて半分見切り発車だからしょうがない。
エタっても気にせず、新作を書くべし。完結させるにこしたことはないが。
・リメイク(りめいく)
書き直したい気持ちは非常に分かる。特に初心者ならなおさら。だが、これやり出したら99%エタる。特に1話からとかいい出すとまず確実。
やるなら絶対完結後にしよう。下手に手をだすと「前のほうが面白かった」という恐怖の一言が待っている(筆者は言われた事がある。絶望する)
そうすると「リメイク前より【圧倒的に】面白くしないといけなくなる」が、そんなもの簡単にできたら苦労はしない。
結果筆が止まる。こうして人はエタる
・評判悪いから書き直したい(ひょうばんわるいからかきなおしたい)
とはいえ、感想欄が不評……自分も不満……書き直したい!こういうときはある。どうする?やはりリメイクか?
間違い。最高の答えは『続きを書く』こと。
ドラゴンボールで、フリーザ編まできて、ピッコロ編のことをうだうだ突っ込んでる奴はいない。勿論続きがまたツッコミ満載だったらまた荒れるが、続きがまともなら、いずれ沈静化する。
読者にとって、最高のファンサービスは「優れた続きを書く」こと。
アンチに向き合う必要はない。ファンに応えよう
・低年齢無双(ていねんれいむそう)
異世界転生で、転生したあと、低い年齢から大人顔負けの発言をし、それを『周囲が理由もなく受け入れ』活躍したりする話。この場合の低年齢とは、7歳とか10歳とかでなく、5歳や4歳。あまつさえ、2,3歳を指す。
低すぎて嫌がられることが多い。一応いうと3歳は、まあ個体差は大きいけど、でかい幼児ってぐらい。4歳は、会話できても約束ができるか非常にアヤシイ。取引や長期的約束には、結構高度な知能が必要。犬とかも、命令は聞くけど、取引はできない。ああいう感じである。Youtubeとかみるとリアルな映像あるよ。
まあ、コナン君みたいなのも受け入れられてるので、6歳より上ならなんとか割と賢くてもセーフ的なとこはある。だが、5歳以下。特に、3,4歳は非常に危険。本人がやることではなく、周りが受け入れる事に理由がいるだろう
割りと売れてる作品でもやってるが、それって大概他が評価いいからお目こぼし食らってる的な感じが大半。エルフだの異種族だのにするなら、まあまだ良いので、なんか適当に設定をいれることを勧める
・大胆な路線変更(だいたんなろせんへんこう)
俺TUEE路線からボコボコ苦境路線へいく感じの大胆な路線変更
非常に高確率で読者は死滅する
なぜなら、俺TUEE路線が好きな人は、苦境路線で離脱するのは当然だが
苦境路線が好きな人は、俺TUEE路線をみて最初から離脱しているので
結果的に「そして誰もいなくなった」が展開される
苦境路線から俺TUEE路線は、もともと期待されてるので意外にあり
・ハッピーエンド至上主義(はっぴーえんどしじょうしゅぎ)
ハッピーな結末以外認めない人種のこと。筆者みたいな。
……が!読者の大半はこれだと断言してもまず間違ってはいない
ハッピーエンドは宣言しても、読者はついてくるぐらい、それを求めてる読者は多い。これは、ハッピーエンドはつまらないしありきたりと考えやすい作者の感覚とは非常にずれるので気をつけること
・バッドエンド症候群(ばっどえんどしょうこうぐん)
・トゥルーエンド症候群 (とぅるーえんどしょうこうぐん)
初心者作家に激烈に多い。なんか不幸な結末だったり、いい話風に終わってるけどモヤモヤが残るような話を書きたがる症候群。
悪いことは言わない。やめておけ。ハッピーエンドは事前宣言してもお客は減らない(増えることも多い)がバッドエンドを宣言すると、間違いなくお客は激減するし読まれなくなる。それぐらい、お客はバッドを望んでいない。
一応「お客がその作品に関わったリアル期間と、バッドエンドの受け入れやすさは反比例する」という公式がある
つまり短編ほどバッドでもOKだが、何年も連載したらハッピーにしておけという話。これは関わりが短いほど愛着がないが、ながければ愛着がでるからである。だから映画とかはバッドエンドが多くてもOKなの
リアルでたった2時間程度の労力や思い入れしかないからね
・全滅症候群(ぜんめつしょうこうぐん)
上のバッドエンド症候群と似ている。全てをぶん投げて、主人公を……いや、話をちゃぶ台返しのように潰し。主人公どころか、読者を阿鼻叫喚のどん底に落としたくなる症状。大半の作者が通る道。
初心者ほど、全滅バッドエンドを書くのが、なんか手練感あるので余計にやりたがる。だが忘れるなかれ。実はこういう全滅バッドエンドこそが一番書くのが簡単で、腕がいらないのだ(話の整合性を取る必要がないから)
プロがやらないのは、やれないのではなく、やらないからである
>突然の死!< とか 唐突にやりたくなるやつ
・竜頭蛇尾(りゅうとうだび)
人気作は『竜頭蛇尾』上等である。最初が最高に面白い。後は段々衰えていく。最後は、まあ無難程度にまとめる。それで良いのだ。
竜頭竜尾が理想っちゃ理想だけど。
・蛇頭(だとう)
不人気作は、最初が最高につまらない
その後は読まれない(なかったことになる)ので、読者の認知的には頭しか存在できない悲しき存在。蛇頭竜尾などはないのだ
◆◆◆ネット小説界隈の単語を、とんでも解釈編◆◆◆
ネット小説界隈や、小説家になろう界隈だけで通じる単語を独自に解釈!
これを知っておけば、ネットの会話にもついていけるし、無駄に傷つくこともなし!
個人の見解です(予防線) でもそんなに間違ってないと思うよ
・なろう系(なろうけい)
小説家になろう(以後なろう)における俺TUEEとかチートとかハーレムとかが満載された小説の類をなろうの外の人がそう呼び始めたもの。蔑称に近い。
……だけど、なろうにあるのは全部こう言われてる感が最近はあり、なんなら、なろうじゃなくても、そいつがつまらんと思ったら呼ばれてたりもしてもはや単なるサンドバッグ用語になっている
あとネット小説であれば、Arcadia初であっても、なろう系と言う人もいる。お前はゲーム機は全部ファミコンとかいうおじいちゃんか。
なろう発だけど「それは面白いからなろう系じゃない」とか聞いた時は定義壊れる!と思った
・地雷(じらい)
つまらない作品のこと……といいたいが、その中でも特に多大なメンタルダメージを与えてくる作品のこと。非常に低品質だったり、ジャンル詐欺などがある、の要素を含むと言われやすい。
が、好みにあってない程度でも言われるので気にしすぎてもしょうがない。
最近はネット小説の平均の質があがってるので、昔ほどは言われなくなった気がする
・スコップする(すこっぷする)
名作を探す作業のことを、鉱山などの発掘作業に例えてスコップするといい、その活動を行うものをスコッパーという。1つのダイヤの原石を見つけるためには、100の空振りに耐え抜く覚悟が必要。
ランキングなどはこれらの活動を行う人により支えられている。彼らはランキングではなく、新着一覧などに棲息する。とんでもねえメンタル。
スコッパーさん、ありがとう。ありがとう。彼らをもっと評価するシステムがあってもいいのではないかと思わずにいられない。
・テンプレ/テンプレート(てんぷれ/てんぷれーと)
今の流行をさす。別に新しい何かが当たった所で、当たればそれが新しいテンプレと化すだけ(悪役令嬢がいい例)。もはや概念と化しており、人によりイメージする作品が違うのでこれを元にした議論は可能なようで不可能。また、テンプレは常に少しずつ移り変わる
別名は王道という。
・テンプレ亜種(てんぷれあしゅ)
転移→クラス転移、転生→人外転生、主人公憑依→悪役・脇役憑依のようにテンプレをちょっと変えたもの。この中に次の時代の正解がある
これを連続してる間に、いつの間にか流行が変わる
・テンプレアンチ(てんぷれあんち)
テンプレ亜種の一種。これが出てきたら習熟期。テンプレ主人公(ぽいキャラ)をだし、踏み台、批判するような形でストーリーを勧める。
「テンプレ主人公に比べて、テンプレアンチ主人公はこんなに凄い!」
という大差ない持ち上げをする。末期にくると、テンプレアンチアンチまでくる
・テンプレ外し(てんぷれはずし)
テンプレ亜種の一種。テンプレと似たストーリーをテンプレじゃない設定で行う(チート流行中に努力もので成り上がるなど)。
テンプレに次ぐぐらい需要があり、作家は「これは流行じゃないけど……」とか「主流じゃありませんが」とかいいつつ、バリバリ売れ線なストーリーをたどっているのが常
何かが流行る時、その反対の需要も反動で常にあるのである
・ガチSF(がちえすえふ)
本当に流行じゃないし主流じゃありませんというのはこういうジャンルを指す (SFファンの人ごめんなさい)
・底辺作家(ていへんさっか)
なろうでブクマ100未満の作家を某所でこういう。悲しい。
別に他人がいい出したのではなく、当人たちが自虐的にいい出したのである
でも、当たるときは一気に当たるから、気にせず次にいこう
長年底辺してても、新作で書籍化に花開いた人は何人もいる
なお、一作に拘ると大体ろくなことはない。ダメなときはダメだ
一生に一作しか書かない作家なんていないのだから次を頑張ろう
・成り上がり物(なりあがりもの)
みんな大好き成り上がり。太古の昔から好かれる。筆者も大好き。
ネット小説どころか、世間の大半の物語がこれの説ある
主人公が
『無名が有名に』なっていく。あるいは
『無能が有能に』なっていく。過程を楽しむ話
このどちらかあるいは両方である。
ウケる話書きたかったら、とりあえず上の2つを踏まえると良い
ぜひ覚えておこう。爽快感を求める話と、とても相性がいい
・スローライフ(すろーらいふ)
一般書籍にはあまりない。さっさと話を動かせという常識に反し、
その世界観をじっくり楽しむ……と思いきや、結構最初はチートをカマしてきてるのが多い。ガツンとカマしたあとに、ゆっくりするのである
スローライフという名で、ハイスピード開発を行う事もよくある
・努力物(どりょくもの)
努力したという設定、の作品。別に努力描写の尺は大してなくても、努力ものであるとそれで認めてくれて、これはテンプレではない!とアンチテンプレ勢が持ち上げてくれることもよくある
ちなみに、努力で成長した設定でも、力を得たあとの展開は大体チート系と似ている
・王道(おうどう)
過去のテンプレのこと。終わった流行
テンプレ批判する人がやってるともにょる
・古き良き(ふるきよき)
過去のテンプレのこと。異端児としてボロクソに叩かれていたスレイヤーズが「古き良き王道」扱いされてんの見ると時代は巡るとしか
・非テンプレ(ひてんぷれ)
過去のテンプレのこと。別に新しいジャンルを開拓するわけではない
・非テンプレはうけない(ひてんぷれはうけない)
別にそんなことはない。これらは大概は過去のテンプレの焼き直しであり、飽きられてるから受けないのが大半。もっというと面白そうにないから受けないのである。
あとネット小説の特徴だが「商業でやりつくされてるものは、ネットでは基本うけない」。読者はネットにしかないものを求めてきているのだ。
手前味噌になるが、筆者はエッセイでもなろう総合月間1位入れたので、やっぱり無理ということはないと思っている。まあ運もよかったけど。
・あの作家は売れるためにテンプレに手を出した(あのさっかはうれるためにてんぷれにてをだした)
流行を追う作品は全てこれに見える人がいる模様。テンプレを好きな読者が多いということは、当然作者にも多いということであり作者自身が好きだから書いている、ということは余り思い至らない模様。
ちなみに筆者は生まれたときからの俺TUEEE好きであるゆえに、筆者が俺TUEEE書いたとしても、流行にのったわけではないと宣言しておく!
・テンプレなのに受けない(てんぷれなのにうけない)
山程ある。そのくせ、これでウケないと次の手がみえず、絶望が作者を襲う。つまり絶望してる作者が山ほどいる。流行ど真ん中で勝負するのは、簡単にみえてとても難しい。ランキングからは見えないライバルが無数にいる
1つの成功の影に無数の屍が横たわっている。皆真似するってそういうことさあ、屍の数を数えろ!
・あの時代よもう一度(あのじだいよもういちど)
過去の流行がもう一回主流になれと祈る行為。だが無謀。
今時になって、リーゼントツッパリポンタンや、ルーズソックスやコギャルスタイルが流行るのを祈るもんである。
ファッションに例えるとどれだけ無謀かわかろうというもの
ちなみに時代は巡るので「過去あった似たようなの」は流行るが同じものが流行ることはない。「新しくなった似たようなもの」が流行るのである
剣と魔法が異世界転生になったり、現代異能が異能付与デスゲームになる感じ。
過去の流行でもう一度受けようという人には、今更リーゼントで受けようとするようなものだと強く言いたい。生半可なリーゼントでは貫けない
・新しき良き(あたらしきよき)
【テンプレ批判者が本当に求めているもの】
古き良きも実は求めていない。昔は良かったは『大嘘』。信じると痛い目を見る。昔ながらのSFや学園もの書いたりとかしてもコケるのがオチ。
「今まで見たことなくて、かつ面白いものよこせ」が本当の読者の本音
筆者も作りたい。なお簡単に作れたら苦労しない模様。
新しくて面白いのを書けと、いうのは楽なのだが。
・斬新な作品(ざんしんなさくひん)
ありきたりな作品なんて格好悪い!という初心者が、新しさ8割ぐらいのことをやって斬新だ!とやって誰にも理解されずにダダ滑る行為。そもそも過去やられてたり。
新しさは「2割」ぐらいでいいのである。それで十分斬新なのだ
・俺TUEEE(おれつえー)
主人公(=俺)がひたすらに活躍して無双して、基本ピンチにすら陥らずに、ただ敵や世間を圧倒しつづけ負け知らずで終わる爽快感MAXな話の総称。
【物語が生まれた数千年前から、永久に大人気】。一般にも溢れまくり。
似たジャンルに、俺SUGEEEや料理UMEEEや知識SUGEEなどがある。
なおよく誤解されるが、ハーレムは必須ではない。あれはハッピーエンド至上主義の産物。また、主人公の能力よりも【主人公のメンタルが大事】。
コケにされること、それを受け入れるようなヘタレ性はもっとも嫌われる
・似非TUEEEE(えせつえー)
俺TUEEEに見せかけた何か。
俺TUEEEファンからすると、日間はこれで溢れている。
俺TUEEEファンが満足する俺TUEEEは、3ヶ月に1つあるかないかである。
俺TUEEE系の真髄は「徹底した爽快感」である。
俺TUEEEがゲシュタルト崩壊しそう
爽快感があり続ける話は言うほど簡単ではない。まず第一に敵がいなくなる。話がすぐ終わる。話を終わらせないために、一番簡単なのは主人公を負けさせたり、バカにしたり、理不尽な展開をいれて、話の進む速度を緩めることである。
こうして、似非TUEEEが完成する。勿論俺TUEEEファンには批判をうける
・倫理観(りんりかん)
・勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
実は俺TUEEEなど爽快感のある話において、意識してる人は非常に少ないが最高峰にまで大事な物。
倫理観のズレたキャラは、ガチで応援されない。また、主人公は勧善懲悪に乗っ取ることが強く求められる。ダークヒーローは、より強い悪を倒す時に許される。ゴルゴ13ですら、殺すのは基本的に悪ばかりだ。
「いかに敵を倒すことが、筋が通っているか」
これをしっかり書かないと、物語は爽快な話から一気に陰湿なイジメと化す
俺TUEEは常に「暴力を振るう理屈付け」とのバトルである
俺TUEEのストーリー作りは、これこそが一番難しいのだ
・文章力(ぶんしょうりょく)
意識高い系作者や読者が頼りにする魔法の言葉。その正体は誰も知らない。
定義が人によりバラバラなので、議論にはこの単語を出さないほうがいいまである。
ぶっちゃけ読めれば何でもいいし、読めれば後は面白ければなんでもいい
・パクリ論(ぱくりろん)
1人ならパクリ。100人がパクればテンプレ。「アイディアに著作権はない」ので、やったもんがち。やっちゃいけないのは、盗作であり、表現・作品としてのパクリ。この差は似て完全に非なるもの。作品のパクリは絶対ダメ
そもそも純粋オリジナルのアイディアは存在せず、この世には
・わかりやすくパクったアイディア と、
・パクったあとにアレンジして判りづらくしたアイディア しか存在しない
アイディアかぶりを恐れるな。突き進め
・盗作(とうさく)
アイディアのパクリではなく、表現形式まで全部パクってる状態
見つけたら四の五の言わず証拠とって運営通報しよう
・読まずに批判(よまずにひはん)
・エスパー系読者(えすぱーけいどくしゃ)
「読んでないけどつまんないですね!」など、冒頭すらも読まずに批判という高等芸当を行ってくる読者たち。彼らには何が見えてるのだろうか?
ガチでたまにいる。100人に1人ぐらいいる(実話)。
読まずに批判は最低の行為だからやめようね
こんな感じで、他にも、もろもろ変なタイプがいて、総合的にみて批判者の3%ぐらいはどうやっても変なのが交じるので余り気にしなくていい
・原作を読まずに批判(げんさくをよまずにひはん)
上の亜流
アニメ化されると、アニメしか見てないのに原作批判してくる人もいる。
原作の質とアニメなどの質が連動してるとは限らないのだが、読まずとも分かるらしい。その理論だとデビルマンは、映画をみた人が、原作をクソ作品として叩いてもいいことになるがいいのだろうか
「媒体が違えば別作品!評価も別!」が常識に早くなるといいなあと筆者は日々願っている
・人格批判(じんかくひはん)
作品を通して、作者の人格や環境が分かるらしい人がしてくる馬鹿げた行為
上のエスパーと大体一致する。下衆の勘繰りとあわせて、ゲスパーとも呼ぶ
なろうなどの感想欄というより、外部に多い。
彼らの手にかかれば、ネット小説の作者や読者が世間の負け組であることは、透視できて当然らしい。ちなみに、昔はラノベやアニメファンがまんま同じこと言われてたのを筆者は知っている。そして、今、これをいってるのは大抵、今のラノベファンやアニメファンである。
ため息
・キャラ、ストーリー、世界観でどれが大事論(きゃら、すとーりー、せかいかんでどれがだいじろん)
創作本を読むと、どの本でも『キャラクターが一番大事!』と書かれているが作者にアンケートをとると『ストーリーが一番大事!』となりやすい現象
もっとも、キャラはストーリーを通じて表現するので表裏一体ではある
そして初心者は『世界観』に凝りだす。
筆者はキャラクター派。偉い人みんなそーゆーてるし経験からも大体そう
・転生!チート!ハーレム!無双!(てんせい、ちーと、はーれむ、むそう!)
要するに、無双してモテてドヤ顔したいということである。これは男が生まれついての欲求なので仕方ないね。これをお金払ってリアルの女の人に、武勇伝をたたえてもらうのがキャバクラである。なんだ、誰も傷つかないネット小説は健全だな!
何気に、ハーレムは人気保証として実は弱い。無双は逆に格上感ある
・長文タイトル(ちょうぶんたいとる)
悪名高き長文タイトル……といいたいが、文章しかないネット小説で差別化を測るとどうしても段々長くなるのは必然と言える。今更、異世界料理とか異世界冒険だけでタイトルつけれないし。
長文タイトル嫌いな人も、じゃあ長文辞めたら見るかというと見ないのでガンガン長文タイトルをいれてよい。ただ、長すぎて検索時にも省略しにくいタイトルは不利をとる
「短めのメインタイトル 〜長いサブタイトル〜」が今の主流か
・無個性タイトル(むこせいたいとる)
長文タイトルを嫌った人が行き着く先
「紅と白」とか「幸せの色」みたいな。
しかし逆に個性を削りすぎて、中身がわからなくなっている。中身のワカラナイものを読みたがる人はいないので、残念な結果が待っている
・ブクマと評価(ぶくまとひょうか)
なろうではブクマで2ポイント、評価で最大10ポイント作品にポイントが入りこれがない限りランキングを駆け上がる事は不可能。
他の投稿サイトもにたようなもの。これを知らない読者も大量にいて、
面白かったです!(未評価) 応援してます!(未評価) 続き待ってます!(未評価)などはザラである。これを読んだ皆は、もっと気軽に評価とか、いいねとか、いれてあげてね!この作品とかね!(露骨)
一個ぐらい面白いネタあったでしょ。なかったら期待票で入れといてくれ
筆者はとりあえず、最後まで読んだらまずいれてる
・妄想の原液(もうそうのげんえき)
筆者がネット小説に求めていて、大半の読者もそうだろうと思われるもの。
商業はオブラートに妄想を薄めている。飲みやすいカルピスである。だが、格好つけてもいる。
妄想の原液を飲みたい。理性のブレーキ壊れた作品を探して、ネット小説にたどり着く。そういう読者は多いのではないか。異世界転生してチートしてハーレムは、東野圭吾は書いてくれないのだ
匿名SNSとかだと「ウケなくても、書きたいもん書けよ!」というなんとも熱い意見が飛び交ってるのが大抵なのだがその「書きたいこと」がバリバリのテンプレや、チーレムだと「自己投影の妄想!」とかめっちゃ叩かれたりする。なんでや!これが書きたいことじゃあかんのか!
・R-18(あーるじゅうはち)
いわゆるエロである。実は小説では文章上は全ての表現に年齢区分はなくオールOKである。例えばSEX描写を直接かいても、なんら法的なペナルティはない。年齢区分けしてるのは、出版社や投稿サイトの単なる自主規制である。とはいえ投稿サイトのルールには従おうね。
ちなみになろうだと、例えば「SEXした」はOKだが「SEXを描写」はアウトである。あと「その手の挿絵がついた」ら当然ながらアウトだ。
ちなみにエロの読者は「タイトル詐欺さえしなければ」非常に優しく、実は初心者作家向けの環境。PVの割に感想は少ないけど。
・書籍化エタ(しょせきかえた)
それまで順調に更新されていた作品が、書籍化と同時期にエタる現象をいう
・本がおもったより売れなくてモチベが切れた。
・出版停止してモチベが切れた。
・出版作業が大変で更新が止まり執筆習慣が途切れた
・編集や出版社が残念すぎてやる気がなくなった。
・書籍化という夢を達成してモチベが消えた。
・ファン以外にも届くようになりアンチの声でモチベが切れた
・立派な作品にしなきゃ!というハードルをあげすぎて書けなくなった
・売れなくて打ち切りになり、続き書く意味なくなった
・そもそもネット小説公開が禁止されてる(アルファポリス)
その他もろもろ
などなど様々な要因で、書籍化をしたせいでエタる現象。応援してる作品がこの状態になるとため息しかでない。
ネット小説で決して低くない確率で、昔から何度も何度も起きている
筆者のお気に入りにもいくつもこの作品がある。自分も作家だから、書籍化は二つ返事でうけてしまう気持ちは分かるが……
無職転生の作者氏が、完結見えるまでは書籍化を断り続けてたのは非常に先見の明があったといえよう。
・青田刈り(あおたがり)
明らかに書籍化への文章量が足りてない。固定客がついてる段階ではない。にもかかわらず見切り発車で「赤字じゃなければ良い」ぐらいで、出版社が書籍化オファーしていく行為。
書籍化エタに非常に発展しやすく、作者にも自制心が求められる。勿論、オファーがきっかけでモチベ爆上がり爆伸び……もあるので一概に悪いわけではないのが難しいトコロ。
編集者も人間、神ではない。ミスもするし、新人もいるし、実は専門外という人もいる。読者や作品の手応えに関しては、作者のほうが詳しいこともよくあるので、あれ?と思ったときは自信をもってコミュニケーションを取ろう。貴方の作品がコケたとき、一番苦しむのは貴方なのだから。
書籍化はゴールではなく、スタートである
・絵師(えし)
イラストレーターのネットスラング。本などに表紙や挿絵の美麗イラストを書いてくれる人。作家的には、絵師様、とよんだほうが正しいかもしれない
理由は↓
・絵師爆死(えしばくし)
絵のせいで爆死(売れない)したな、という状況で言われるネットスラング。大半は良い絵をあてがわれるため滅多にないことではある
しかし、経験からいうと絵師というよりは編集の責任が大きいとおもう
なお、一般的に
「本の売上、一巻は絵の力。二巻目以降は中身の力」と言われる。
これはラノベ中期の頃から10年以上そう言われているし、おそらく事実。
またネット小説のもともとの原作ファンは、全体で売れた数の1、2割ぐらいといわれていて、中々無料時代のファンだけで作品は売れ続けられない。
その5倍10倍の売上を左右する力をもつ絵師は、偉大なのだ
ここまで大事なら絵師も印税でいいと思うけど、まあ安くすませたいということだろうか。出版社も無限に金があるわけでもない
・打ち切りエンド(うちきりえんど)
俺達の戦いはこれからだ!明らかに物語残ってるのに終わる。エタするぐらいなら、とりあえずこれにしろという読者もいる
作者も当然そんなことはわかってる。では何故しないのか?更新再開の未練があるからである。エタを一番気にしてるのは、大抵読者ではなく作者である。基本的にそう思ってもらって構わない。筆者も5年以上前のエタ作品を未だに気にしている。
・続きはまだですか!?楽しみにしてます!(つづきはまだですか?たのしみにしてます!)
エタった作品にある感想。つらそう。でも作者も辛いん。でも凄くありがとう。ちなみにエタった作品を再開させない最大の理由は、またエタりたくないからである。復活して即エタると、復活詐欺みたいになるのでやりたくない
だからどうせ復活するなら、完結まで行きたい。でも完結までの体力が見えない。ので手をださない。1話だしてエタるぐらいなら出したくない。そんな感じ。数話ぐらいなら書けたりする(こともある)よ。
筆者も何年もエタってる作品がある。今も再開希望の声が届く。
ありがたさにむせび泣く。やっぱり待ってる人をみると、モチベが再燃する
◆◆◆ネット小説におけるいろんな「説」の真実編◆◆◆
ネット小説界隈に漂ういろんな説、よく話題にされる議論に
答えを提示していきます(当社調べ)
なろうの話題多めです
・なろうはクソばっかり説(なろうはくそばっかりせつ)
第22回電撃大賞の応募総数は5600作品だったらしい。
なろうに代表されるネット小説は、その
【一次選考落ちから、大賞作品の全てがある】ようなもの。
数作しか選ばない大賞ですら、ハズレ(自分の好みの外)が多いのに、
平均とったら残念になるのは当たり前である。
上の状態なのに、ハズレばっかに文句言うのもおかしい。
良作読みたきゃハズレの弾幕を浴びる覚悟でいくべし
筆者の感覚では、選んで読んでも、なお当たり率1/10〜2/10ぐらい
・ランキングはクソばかり説(らんきんぐはくそばかりせつ)
一般大衆と完全にセンスが一致してる自信がある人が言う台詞。
そもそも、プロの商業ランクでもそんなにランキング一致しないはず。
ニコ動のランキングが自分の好みと完全一致する奴はいるのか?
自分の好みランキングを作って、プロでもアマでもランキングが完全一致するならそいつは神になれる。今すぐブログを作って「パーフェクト一般人」という予言者として名乗れるだろう。
あらゆる企業から、高額オファーが殺到することうけあいである
ちなみにベスト10みて、2,3個好きなものがあるかもないかも、ぐらいがまさに普通じゃないかな
・ネット小説読者はストレス耐性がない説(ねっとしょうせつどくしゃはすとれすたいせいがないせつ)
よく言われる奴。だが、一般の作品を読む読者も同じぐらい耐性はない。
実は、ネット小説を読みに来る人の大半は「暇つぶし」に来ている。感動しにきているわけではない。退屈を消耗しにきている。
暇つぶしにきてるのだから、ストレスを回避するのは当たり前。同じ理由で、短編より長編がウケるし、テンプレでもさほど気にしない。むしろ安定を求めてるふしすらある。
「ネット小説の人の精神耐性は、一般人と同等です」復唱!
・ネット小説読者は難しい話を嫌う説(ねっとしょうせつどくしゃはむずかしいはなしをきらうせつ)
嫌うのはそうだが、理由を誤解しないように。上と同じで面倒くさがりなだけである!それゆえ、理解力がないのではなく、理解するために疲れたくないだけである!暇つぶしにきてるからね!ついでにいうと、大抵は話が難しいのではなく、大抵は文が分かりづらいだけである
なお、中学生が理解できない文は、基本的に疲れさせると思ったほうが良い
・なろう好きな奴は現実逃避でよんでる説(なろうすきなやつはげんじつとうひでよんでるせつ)
そもそもあらゆる娯楽が現実逃避である。SFでもミステリーでも、ゲームもアニメも映画も、スキーも海も野球も全てがそうである
【現実を忘れられない娯楽は娯楽ではない】
遊園地にいって「仕事たまってますよね?」とか「明日は月曜日ですよ」とか毎回、事あるたびに職員が聞いてきたら嫌だろう。筆者は絶対に嫌である。逃避させてくれ!
・なろうは負け組が読んでいる説(なろうはまけぐみがよんでいるせつ)
一般人はなろうなんてそもそも認知してないか、興味がない。なのでこれを言ってくるのは、アニメ好きとか同じオタク界隈の人たちが多い。
つまり、アニオタやラノベオタが、なろうオタを、負け組と馬鹿にしてるのである。共食いかな?
こんな発言みかけたら「同じ穴のムジナだろ」と思っときゃいいのだ!
・なろう作品は作者の妄想の塊説(なろうさくひんはさくしゃのもうそうのかたまりせつ)
これを言う人に、信じられないような事実を伝えよう。なんと!そもそも、ありとあらゆる作品が作者の妄想の塊である!
あまりの衝撃的事実に、あなたはショックをうけ心臓が止まったかも知れない。南無。心してほしいが、さらに漫画や映画も全部他人の妄想である。
貴方の大好きな作品ですら、単なる妄想なのだ!なんということだろうか。
妄想の塊が許せない人は、きっと映画も漫画も小説もアニメもゲームも全部嫌いなのだろう。
人に妄想を聞かせた上に、時間と金まで取るのが小説家たちである。
なんて贅沢なんだ。こんなに良い職業があるだろうか?(笑
・なろう作品の主人公は作者が投影されててキモイ説(なろうさくひんのしゅじんこうはさくしゃがとうえいされててきもいせつ)
一般作品でもオブラートに包まれてるだけで、似たようなもんである。大人になってもヒーローショーに躊躇なく参加できる人間と、もうちょい「言い訳」をさせれる場所を作って欲しいという人間に別れるくらいである
大半の作品は投影で喜ぶことを前提に作られてるんやで。
おっさん向け一般小説は、おっさんがモテたり格好良く活躍する話で溢れている(最近はなろうもだが)
ただ、逆に言うと「言い訳」させてくれる作品はウケる
「大人騙し」の作品を、大人は求めているのだ
ヒーローショーに本当は参加したいひとに、ヒーローショーと言わずに体験させてあげるのが、名作というものだ
・まとめサイト(ほんとうのてき)
割とまじめに本当の敵。なろう系を叩くと、叩きたい人が集結しお手軽にPVを稼げる(お金になる)のと、意外にブルーオーシャン(ライバルが弱い)ため、味をしめて、熱心に叩きをまとめてるサイトが結構ある。上の風説は大抵これらが意図的に対立させ、火種を燃え上がらせているのがとても多い。
・○○ブースト
何かの区切りでポイントが大量に入ったり、ランキングをかけあがる現象。
あるいはそれがあると噂されているもの
これらを夢見て、作家は最初で跳ねなくても粛々と更新を続ける
・日間ランキングブースト(にっかんらんきんぐぶーすと)
小説家になろうの日間ランキング(上位)は非常に多くの人が見る。そしてポイントを入れる。そのポイントによってランキングに居残り、またポイントが入る。
この相乗効果により、ポイントがあっという間に加速する現象。
1日前まで500pくらいだったのが、1日で1万p超えなどもしょっちゅう。
ただ、恐ろしいのは、この効果は大概『1度きり』ということ。
つまり『日間に一度も上がってない作品』はワンチャンスあるが『一度は上がった作品』はほぼチャンスがなくなる。怖い!
日間上位30位以内まできたら、ほとんど1度は上がったとみなしてよい。『読んだ上で評価されなかった』ということである。
一度上がったらチャンスを逃さず、月間や四半期ランキングにシフトしたいもの。そうすれば日間からおちても中程度のブーストを受け続けられる。
こうして、もっと更新しなきゃのプレッシャーが永久に続く。呪いかな?
・10万文字ブースト(じゅうまんもじぶーすと)
10万文字とは大体、本1冊分の文字量。『読み応え』を求める人は多く、それらの人の一部はエタや更新待ちを嫌い、ある程度の文字量がない限り読まない、を常としてる人がいて、結構多い。
彼らが読み出すのは、このように何十万文字以上となったときで、その時に読者数が増え、ポイントブーストが時々かかることがある。
ただし彼らは、ある程度、商業本レベルのものを求めてる事が多く、もともと評価されてるものはこの恩恵を受けやすいが、低ポイントのものは、文字数重ねても効果がないことが多い。悲しい。
・完結ブースト(かんけつぶーすと)
エタが常習化してるネット小説では(というか創作界隈は全部そうだが)、完結してることがレア。なので、完結作品しか読まないという人がたくさんいる。そういう人たちが、完結した時に読みに来てポイントを落とす
あるいは、ついてきた人が『ご祝儀』として、完結おめでとうポイントを落とす。完結しない限り評価しないという人もいる。もっとラフにやろうよ
これにより、完結時にポイントブーストがかかり、一気にランキング駆け上がる事がよくある。10万文字ブーストと並び、日間ランキングに出てない作品、あるいは出ても一度落ちた作品の、最後の希望。
ちなみに完結したのでもう読まないからとブクマ外される場合もある。
似たようなものに「第一部完!」ブーストがある。こちらはブーストうけれる上に、完結しなくていいのでいいとこどり
・レビューブースト(れびゅーぶーすと)
ほとんどない。レビューでPVはほぼ影響しない。なろうのレビューシステムはTwi依頼などで「おつきあいレビュー」が無駄に増殖してるため、新着がやたら流れやすく、信頼性も減り、効果は薄め。
まあ、効果ありすぎてもクラスタが流行りそうだけど。一応投稿時間を狙えば効果はあるが、時間指定でレビュー依頼したら規約違反である
・まとめサイトブースト(まとめさいとぶーすと)
良質な紹介系まとめサイトに取り上げられる行為。これはわりかし効果がある。まず狙ってやれないけど。ただ、そこの住民の評価は気にしなくてもいい。なんでも叩かれてるから
・Twitter宣伝必須説(ついったーせんでんひっすせつ)
必須だと思ってる人もいる。加速剤にはなるが、別になくてもいけるし、必要性は低い。筆者はなくても月間1位はいったし(姉妹サイトだが)。
結局ランキングに登れば、誰かが宣伝するし。まあ、中身が良ければ初動の役にはたつ。
そもそも大前提だが
『宣伝は、コンテンツが素晴らしい時にのみ、意味をもつ』。
『宣伝とは掛け算』であり、足し算ではない。のである。
ダメな作品に1万人を流した所で、アンチが1万人できるだけである
10人に読ませて1人も反応しないようなら、作品いじるほうが先って話
・#rtした人の小説を読みに行く(しゃーぷりついーとしたひとのしょうせつをよみにいく)
ツイッターでクラスタに抵触しかねないタグ。
このタグを使って、感想を求めたり、つながりをつくりにいく事自体は良いことだと思うが、ポイントを目的にいくと一気に怪しくなる。例えば「読んだ方のブクマや評価します!」とかの追加メッセージが入ってると規約違反にまでなりかねない。
通報があれば、なろう垢停止まで行くことも可能。でも、無言でも暗黙の了解でブクマ評価目当てが蔓延してる。
ちなみにポイントが低めなのに、感想やレビュー大量などは、この#rt〜をやりまくってる作品の可能性が高まる。
読者視点だと、データから作品の質を読み取りづらくなるのでちと困る。
ちなみに、このタグ使っても底辺作品はほぼ伸びないのは幾度も確認済み。結局、面白い作品にしか宣伝行為は意味がない
・クラスタ行為(くらすたこうい)
身内で作品の質に関わらず、評価をお願いする、入れ合う行為。これを多人数でやると不正にランキングに乗ることが簡単にできる。ランキング上位に載った時の効果はいわずもがなである。
なろうでは「不特定多数」へのポイント依頼はOKだが「特定個人」への依頼はNGである。マジでやめよう。バレたら垢停止
・毎日更新の呪縛(まいにちこうしんのじゅばく)
なろうは暇つぶしサイトなので、定期更新の長編がウケる。そこを重視しすぎてもはや「更新しなきゃの呪い」になっている状態。
「今が頑張り時」彼はランキング上る前も、上がってる最中も上がったあとも、ずっとそう言っている。だが、今が永久に続くことを彼は知らない。
頑張り過ぎには注意しようね。創作は無限に時間を奪うから。
割りといいとこ取りの手法は、長期書き溜めを行い、区切りまで来たら連日投下を行う。そしてまた長期休暇に入り、書き溜めをする。このスタイルの作家は結構多い
・ランキングの闇(らんきんぐのやみ)
何か新しいものが流行ると、あっと言う間にそのジャンルが増殖しまくること。復讐モノ、人外もの、オッサンもの、離脱もの……ネット小説作家の流行の反射速度はまさに神速の如く。まあ、読者と作者がほとんど区別ないからしょうがないね。でも「商業の闇」と言われるがごとく、商業も同じだから別になろうや投稿サイト独特というものではない
売れたものが一個あれば真似は全部でる。どこの世界でも。
・批判も聞かないと上達しない説(ひはんもきかないとじょうたつしないせつ)
半分正解で半分間違い。詳しくは↓
・毒者への対応(どくしゃへのたいおう)
読者の中でも、かなり性質の悪いやつを毒者と呼ぶ。なんか作者にメンタルダメージ与えることを生きがいとしてるようなの。読者の97%はまともだが、逆にいうと「3%ぐらいはまともじゃない人がどうしても交じる」。
有名になるほど特になりやすい。
最善の対応は、即ブロック&削除。ブロックしたりすると、粘着されるかも?と思うかもだが心配ない。そいつは他の獲物を見るのも忙しい。
自分のモチベの大事さを軽視せず、自分のモチベは自分で守るべし
はっきり言おう。『アンチにしか指摘できない欠点はない』
なので排除しても問題はない。
アンチがわかってる欠点なんて、ファンも当然わかってる。なんなら作者も言われずともわかってる。しかも、アンチは強みごと欠点を直せというが、ファンはちゃんと強みを消さないように指摘してくれる。しかも丁寧に。
ファンだけを相手にしていても、貴方は成長できる。
あと、ファンであってもターゲットでない人はいる。
ターゲットでない人の意見は一切聞いてはいけない。
例え初見でも「貴方のメンタルに配慮してる人」と「全くしてない人」は大体わかるものだ。前者だけでも十分やっていける。メンタルは大切に
・褒めで伸びる説(ほめでのびるせつ)
冷静に考えたら、ネット小説作家は基本的に趣味で書いていて無報酬。なので、読者の褒め言葉以外の報酬は存在せず。
それがなければ執筆をやめるのは至極当然の成り行きである。お金をもらって叩きに耐えるプロとは根本から違う。
報酬が褒めだけな以上、褒めて伸びるのは当たり前である。
筆者のことも誰かほめてください
なお、そんなこといいつつ金もらってるプロも褒め言葉で伸びる模様
・つまんない作品を叩きで消したら、名作だけが残る説(つまんないさくひんをたたきでけしたら、めいさくだけがのこるせつ)
叩いてる人の理論。でも、その人がようやく見つけた名作も、誰かにとってはつまんない作品なんだよなあ……。其の結果、何が起こるかは想像できないらしい。
彼らの世界には、叩く人たちは、自分と同じセンスの人しかいないと信頼に溢れてるのだろう。甘い甘い。甘すぎる。
お互いが上の理論で、お互いの好きな作品を排除しあって、最後は何も残らない虚無世界になるのがオチである。
あと、作者は成長するという視点も欠けている。それも甘い
名作をかける人でも、処女作は微妙、という人は非常に多い(それが普通)
君が叩いてる人も、将来、君にとって名作を書く可能性は大いにある
(あるいは、その人の作品が、誰かの名作のヒントになる)
だから叩かれたからといって、気軽に削除しないように。ファンは必ずいる
・匿名との議論(とくめいとのぎろん)
不毛不毛&不毛。【失うものがない相手】は論争において無敵
大切な作品を侮辱されて、カッとなる気持ちはわかるが、だからといって感想欄やツイッターなどでやりあうのもほどほどに。そこは議論する場所ではないし、致命的にむいてない
今日は味方のふり、明日は敵のふり、明後日は味方のふりができる。匿名ってそういうこと。やるだけ無駄無駄無駄無駄
「リスクが違う人」や「アカウント消して逃亡」がいつでも出来る人は、議論相手にはなれない。アンチ1人に使う時間で、ファン2人増やせる。ファンの相手をしよう
・狭い好み自慢(せまいこのみじまん)
「俺ハーレムダメなんだよね」とか「あれもこれもダメなんだよね」と。
ピーマンや人参ダメなんだよねみたいなのを、何故か自慢げにいう行為。
下手すると全部ダメであり、OKが何ひとつない。
狭いほど自慢になると思ってる人がいるが、良さを見つけるセンサーが死んでるだけであり、趣味人として考えれば、どう考えても好みが広いほうが自慢になる。「狭い自慢」は相手にすることはない。放っておこう
・PT目的の感想返し(ぽいんともくてきのかんそうがえし)
ファンサービス。ポイントには言うほど実は「影響しない」
その人は喜ぶし、ファンの強化、感想欄活性化にはつながりやすい。
なお、全返信に疲れる作者もいるが、飛ばし飛ばし返信でも別に荒れないし、気にしなくて良い。荒れるような人はブロックでいいし。
良いとこどりは、活動報告での抜粋返信。忙しい人にはこれオススメ
・PT目的の感想周り(ぽいんともくてきのかんそうまわり)
なろうで感想をくれた「作者」の作品をみて、ポイント目的で感想返す行為。「全く無意味」。やる必要はない。大体本当の人気作はやる暇がない。
そんなもんしなくてもランキングは余裕で上がれる。筆者も月間1位とったが、特別したことはなかった
ポイントほしいなら、作者とつきあうより、読者に向き合うほうが結果的には速いぜ!
・感想欄閉鎖(かんそうらんへいさ)
毒者対応に疲れた作者の最後の答え。だが、感想欄閉じてる作者は、一時的に人気でも長期的に消える運命にある傾向。耐性ある人は稀。
やはり、感想という材料がないとモチベは尽きやすいのだろう。感想閉鎖→退会という作者を結構みてきた。おすすめはしない
毒者がいたら、まずはブロック対応がよいだろう
・ネット小説の本当の読者層(ねっとしょうせつのほんとうのどくしゃそう)
若者はあんまいない。ほとんどが30代前後である。つまりおっさん。おっさん主人公があんなウケるのは、読者がおっさんだからも大きい
みんな薄々気づいてるはず。でも書いてるやつもおっさん。おっさんフィーバー。まあ、元々ラノベも全部おっさんが書いてたし……
・完結への熱い期待(かんけつへのあついきたい)
実はほとんどない。正確には、期待はされてるが、予想はされてない。完結なんかは基本しないだろうと思われている。読者は訓練されすぎである
そして実際に9割近くが完結しない。ある程度の長編が実際に完結したらそれだけで拍手喝采である。
こんな状態で、ストレス展開を我慢しろと言われても信用されなくて当たり前である。だって「後々面白くなる」の後々がこないことがザラなのだから
「解決編のない推理小説」のようなものがネットには溢れている……
・鬱展開をすると読者が逃げる説(うつてんかいをするとどくしゃがにげるせつ)
鬱展開すると読者が逃げるという話は、概ね正しいが、真実全てではない。ただし、上げて上げる物語を望んでるのも本当なので、鬱しっぱなしは確かに逃げる。
ゆえに正確には「鬱展開のマイナスをプラスにする話が、こないと判断される」と「読者が逃げる」が正解
だから、鬱展開のあとのブクマ剥がしは、鬱展開した直後ではなく、しばらくしてから連続で来る。様子見の読者が、段々作品に見切りをつけた状態。
これはしばらくは読者は待ってくれるという話でもある。作者の信頼度によるが。
なので、すぐブクマ剥がれるわけではないが、ブクマ剥がれないからといって安心してると痛い目をみる
なお、そういう信頼のない『物語開始直後』などで鬱展開をやるとどうなるか。読者は基本的に序盤をみて、物語全体のジャンルを判断するので。
「なるほど、全編鬱なんだな!」」と判断されるのがオチである
当然読者は逃げる
・鬱展開は早く終わらせろ説(うつてんかいははやくおわらせろせつ)
鬱展開入れるときよく言われることの1つ。じつは正しい。
鬱が嫌われる理由に「ストレスを感じるリアル時間」がある。つまり、商業の本なら1冊のうちに終わるので、鬱展開があっても「リアルでは数時間後に解決」されてるわけである。
ところがネット小説は連載なので「リアルでは数日後に解決」とか。下手すると「数週間後、数カ月後に解決」となるのである。それは当然耐えられない読者も続出する。最悪はそのままエタるし。鬱展開が嫌われるのも当然である。「文字数として近くても、期間として遠い」のは注意なのだ。
それを回避するために、解決編まで一気に投稿して早く終わらせるというこの手法がある。有効。
・こんなものが流行るようでは文学の未来は暗い(こんなものがはやるようではぶんがくのみらいはくらい)
20年前も10年前も5年前もきいた。多分10年後も20年後も言ってる。
太宰治も、芥川も、スレイヤーズも、ハルヒも、禁書も、SAOも全部そう言われた。これいい出したら、老害になりつつある
悪いことは言わない。卒業しよう。君は若者ではなくなった
それか、自分で書け。新しい時代を見せろ。
そもそも一番ウケる話は、絶対にバカにされる。大衆性があるということは、俗だということだから。ブランド価値というものは「歴史あるもの」につくのだ。ゆえに、歴史が浅いもの、つまり最先端のものにはない。
小説で、最先端で売れまくってるものにブランド的権威なんて常に無い。
でも気にすることはない。アニメ化とかすれば手のひら変わる。いつもそう
・晒しワンチャン(さらしわんちゃん)
5chやその他晒しコミュニティなどで、ランキングで跳ねる事を夢見て晒す行為。確かに晒したことで跳ねあがる作品はあるが、そういう作品は1度で跳ね上がる。
1度の晒しで撥ねない作品は、大体そこまでが限界。筆者は晒しで跳ねる作品はまれにみるが、二度目以降で跳ねた作品は、一度もみたことがない
思った以上に、晒し場所って人いるんだよね。そんで、大量の人がみて、ポイント入れないって、そういうことなんや(悲しい)
・エロければ売れる説(えろければうれるせつ)
エロ入れれば評価やブクマ貰えるという説。半分正解、半分間違い。
エロは一定数はとれるが、一定以上はいかない。ローリスクだが、ハイリターンではない。アニソンCDみたいな立ち位置である。
なんか定期的に、一般でエロやりすぎて警告→R18サイトいきの人気作がでる。風物詩かなんかか?
・欠点を消せば名作になる説(けってんをけせばめいさくになるせつ)
ならない(バッサリ)。
・面白ければ全て許される説(おもしろければすべてゆるされるせつ)
まあ結局これ。さんざNG言っておいてなんだが(笑
面白ければ、全て許されるって話。小説とは娯楽である。娯楽に真の意味のNGはない。そもそも娯楽とは加点方式であり、面白いところが1000あれば、100の欠点があったところでどうということはないのだ。
筆者だって別に、夢的なOP絶対書かないかといわれたら、書いたりもする。何、その夢そのものが面白ければ問題ないのだ。そーいうこと。
ただ、リスクリターンを分かったうえでやるのか、分かってなくてやるのかは、めちゃくちゃ大きな違いがあるっていう。そういうお話。
作者と読者の意識は、近いようで遠い。その是正に一役たったなら幸いだ
・評価・感想クレクレ(ひょうかやかんそうくれくれ)
後書きや前書きなどで、評価いれて!感想くれ!とクレクレする行為
実はかなり効果がある。書き方にもよるが。
1つ助言すると、最新話以外の評価クレクレ行為はほぼデメリットしかないので勧めない。でもクレクレは大事。みんなもオモシロイと思ったなら、ちゃんと評価入れてあげよう。無料なんだからさ。
ちなみに、実際評価くれる人の割合は、作品にもよるがブクマ10人してたら、1人いれたらいいほう。レア。3%〜7%あたりが常。10%をこえてくる作品は、相当信者率が高い。
15%までいくと、激高の信者率。もはや年単位で更新止まっても待ってくれるだろう。その作品じゃないとダメな人たちを量産している作品
完結で評価数はあがる。
さて、それをふまえて、これをみた貴方に、筆者が何を要求してるかわかるだろうか?
そう、クレクレである。さあ、最下部にいって、いいねや評価ボタンをおすがいい。右上いってフォローもするがいい。より良いと思った人は拡散もしてくれたらとても嬉しい。感謝感謝。まあ読んでくれただけで感謝だけど。
でも1個ぐらいは面白いのあったでしょ。
次に、感想やコメントなどもいただけたら良い。
このnoteにコメントするか、リプなどでくださいm(_ _)m
イヤならしゃーないので、貴方の小説お気に入りから、誰か応援しえる作者にいれといてくれ。無料でそこそこ読んでるのに、評価入れ忘れてる作品絶対あるから、今、整理しにいこう。いいきっかけのはず。
一日一善。善行ですよ善行。善行したら気持ちいいでしょ。
◆◆◆助言編……ガチ初心者が褒められまくりのまま人気作家になる方法!◆◆◆
NGをやりたくない最大理由はなにか!読者に叩かれたり、離脱されまくったりしたくないからである!
じゃあつまり、褒められまくって創作できるのが一番良いのでは?
そのとおり!でもそんなの可能なの?可能である。
筆者は最初、一切の否定がなく作家として育っていった
あなたがもしそれをたどりたいなら↓をみにいくといい
「一切否定されずに、褒められるままにいられる方法」をお教えしよう
というわけで……
おしまい!
いかがだっただろうか?
ある偉い人はいった「幸福な人生は人それぞれだが、不幸な人生は似通っている」と。小説になおすとこうだろうか
「名作の形は人それぞれだが、迷作の形は似通っている」
本来はこれは長年創作するうちに、黒歴史を量産し白目むきながら「あ、これダメなんだな」と会得していくものですが、これを読んだ貴方はそんなことは一切しなくて大丈夫です!
本当、黒歴史なんて作るもんじゃないから(遠い目)
まあもっとも、あくまで筆者個人の見解。書いたことが全て正しいわけでもなく、逆をやって成功する人も、当然いる。
でも、上みたいなことがたくさんのケースであるのも、また確か。
ゆえに、これらが貴方の「良い小説ライフ」に貢献できたなら幸いです。
では、読んでくれてありがとうございました!
※追記
もし「これは良い」と少しでも思ったなら、いいねを押したり。RTなどシェアしてもらったり、感想くれたら嬉しいです
筆者の目的は「独立できる良作家を増やす」ことなので!
一人でも多くの悩める作家に届いたら、幸いです
(あとリプとかで感想くれたらより嬉しいです)
※追記2
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※追記3
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