突然来た、オンライン教育への対応
緊急事態宣言の4月8日以降、
多くの民間教育事業者が苦境に立たされています。
特に中小規模の教室。
教室でのレッスンや、ワークショップ・イベント開催ができません。
これによってサービスの継続、さらには会社の存続自体に黄色信号が出ています。
そんななか、各教室が取り組んでいるのがオンライン化です。
塾もピアノ教室も英会話も、ZOOMやSkypeを使ってレッスンをしたり、
動画配信に切り替えています。
ステモンもオンラインレッスンを急遽スタート
当社のステモンも、4月6日にオンラインチームを編成しました。
ステモンの最大の魅力は
「コミュニティ=子供達がワクワクする居場所」
です。
教室という同じ空間でワイワイやりながら同じテーマのものづくりを楽しむ。
そして出来上がったものはみんな違う。
まさに、みんな違ってみんないい。
子供達はそれを体感しながらSTEMを学ぶことができるのが、ステモン最大の特徴です。
オンラインをやらない選択肢はない
上記のステモンの魅力をオンラインでできるのか? と困惑しました。
でも、
・3月2日以降続く休校で学びが停滞している子供たちのため
・子供に楽しく夢中になる活動をさせてあげたいけどどうしたらわからないという保護者のため
・サービス存続(社員を守る)のため
にも挑戦するしかありません。
4月に23本のSTEM教育オンライン動画を配信
ステモンは、5歳から12歳を対象に6つのコースがあります。
4月は23本の動画を制作して、配信しました。
動画を30分ほどみて基礎を学び、
STEMをテーマにした制作を30分くらい行う。
合計60分ほどの構成です。
各コース1つ目のレッスン動画は文字通り手探りでした。
至らないところばかり。
保護者へのアンケートも良いものとは決して言えませんでした。
(「あまりよくない」が10%以上)
既に学んだことがある内容だった。
音が若干聞き取りにくい。
説明をもっと丁寧にゆっくりして欲しかった。
このようなご指摘が多くありました。
レッスン2、3を全力改善
チームで改善点を洗い出し、レッスン2、3の構成や撮影方法に反映させました。
最も意識したのが、説明をたっぷり丁寧にすること。特に導入のところで。
講師がその場にいないので、当然のことなのですが、想定以上に理論ややり方の解説をじっくりやる必要があることがわかりました。
動画だと飛ばしたり戻ったりできますしね。
このような改善で3回目のアンケートでは満足度も改善の兆しが。
配信されると夢中で取り組んでいるため。
説明がわかりやすく、取り組めました。
難易度が適切だった。
何かが分かった時に、顔が輝いていた。
親子で一緒に取り組めてよかった。
嬉しいコメントをたくさんいただきました。
一方で「難しすぎた・ 途中飽きてしまっていた」などの回答もありましたので、まだまだ改善すべきことはあります。
でも、ステモンらしさの型は見えてきたように思います。
1ヶ月で23本の動画を作れたのはステモン新旧の融合
この4月、メンバーはよく頑張ってくれました。
実はメンバー7人中5人が2020年入社。
だからこそ、これまでの教室レッスンに捉われず取り組んでくれたのかもしれません。
しかし23本も動画を作れた一番の要因は、
400レッスン近いステモンオリジナルカリキュラムがあったから。
ステモンには、
STEM教育オリジナルカリキュラムが
年間40レッスン×6年分=合計240レッスン
あります。
しかも毎年3分の1程度を入れ替えていますので、過去分やお蔵入りを入れると400近くあります。
これまでステモンのカリキュラム開発に関わってくれた人たちのおかげです。
感謝です、ありがとう。
まさに新旧メンバーがコラボして4月は乗り切れました。
オンライン化はこれからが本番
子供の学びは、コロナをきっかけに確実に変わっていきます。
民間の教育事業者はこの変化に柔軟に対応していかねばなりません。
ステモンの場合、「STEMをつくることで学ぶ」というコンセプトは大事にしつつ、時代にあった学びの提供方法を作っていかねばなりません。
地道に改善を積み重ね、新しい学びのカタチを仲間とともにつくっていきます。どうせやるなら楽しく!
ステモンオンラインレッスンwebサイトもご紹介 ↓
ありがとうございます!