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RG35XX Hの改善して欲しいところ
引き続き、RG35XX Hの記事です。
今回も毎度の如く、改善して欲しいところを書いていきたいと思います。
しばらく使用していてハードウェア的に感じたところと、標準のStockOSを使用しての感想なのでCFWを使った場合に感想が変わる可能性はあります。
SoCのスペック
まずはSoCのスペックがちょっと非力というところです。
SoCとはパソコンで例えるとCPU、メモリ、GPU、ネットワーク機器(厳密にいうと若干違いますが)がまとまっている心臓部分です。
対応しているハードに対してスペックが追いついていないものもあり、遊びたいのに遊べないものが結構あります。
代表的なものはSSが音割れ?のような状態で遊ぶのは厳しい感じです。
低価格なので仕方ない部分もあるのかもですが、SSは遊べるぐらいのスペックは欲しかったです。
とはいえ、FCやSFCはしっかりと遊べるので、そこまで大きな不満にはなってないです。
ネットワークアップデート不可
アップデートがネットワーク経由で行えません。
一応無線LAN対応してますが、ネットワークアップデートは非対応です。
まぁ、技適無いので使えないのですが……。
アップデートのたびにOSのイメージをダウンロードしてツールを使用して書き込むといった手間がかかります。
ダウンロードもそこそこ時間かかりますし、書き込み時間も長いです。
私の環境で40分から1時間近くかかりました。
ネットワークアップデートに対応しているとよかったなとは思います(技適の問題はありますが)
RetroArchのPC-FXコアが無い
RG35XX Hに入っているRetroArchは専用にカスタマイズされているものと思われます。
そのためか、Linux用のRetroArchに対応しているハード用のコアがRG35XX Hでは用意されていないものがあります。
私が遊びたいPC-FXがその代表です。
それ以外のコアは結構用意されているのですが、遊びたいコアが無いのはちょっと残念に感じます。
1部のハードが専用エミュレータになっている
基本的にRetroArchでゲームを遊ぶ形になっていますが、1部のハードは専用エミュレータになってます。
せっかくRetroArchでまとめて管理出来るようになっているのにちょっともったいない気がします。
PSPがPPSSPPでDSがDraSticというエミュレータが使用されます。(本当は良くないのですが同梱されていたソフトで起動確認しました)
このふたつのハードはRetroArchにコアも用意されているのに専用エミュレータで動作します。
なので、他のハードでRetroArchの操作に慣れてきたのにこの2つのハードのゲームを起動するのは統一感が失われて良くない感じがします。
まぁ、個人の感想なので気にしない人も多そうですが。
内蔵ストレージが無い
RG35XX Hは内蔵ストレージがありません。
2つあるTFスロットにmicroSDカードを挿して使用します。
これはOS環境を変更しやすいといったメリットにもなりますが、どうしてもSSDと比べると低速になります。
これは読み込み速度といった快適性に直結するので、ちょっともったいない気がします。
せめて64GB程度のSSDを搭載して欲しかったなと思います。
それなら2万近くの価格になっても妥協できます。
eMMCなら安価なのですが、速度がmicroSDより僅かに速い程度なのでSSDの方がいいかなと思います。
ROMやBIOSが同梱されている
これは中華エミュレータ機全般に当てはまることなのですが、ROMイメージやBIOSが同梱されてしまってます。
本体の出来が悪くないので、この点は本当に残念です。
私は自前のROMとBIOSイメージで遊ぶようにしています。
中華エミュレータ機を使用する際は、同梱されているROMやBIOSは使用せず、必ず自前で吸い出したものを使用してください!
日本の技適が未取得
日本の技適が通っていないので技適マークがありません。
なので無線LANとBluetoothは使用不可です。
使用すると電波法に違反となるので気をつけてください。
使われているモジュールが日本の技適が通っているものなのか不明なので後々対応出来るかも不明です。
コントローラーは有線のものが使用出来るのでそちらを使うようにしましょう。
今度、有線LANに関してはUSBアダプタを購入して動作するかを確認予定です。
総評
現在、自分が思っている改善して欲しい点を書き出してみました。
CFWを使用することでエミュレータの対応やRetroArchへの統一などが改善される可能性もありますが……。
スペックや標準のStockOSに関してはAnbernicの他のH700系のエミュレータ機にも当てはまる部分もあると思います。
AnbernicのH700系のエミュレータ機購入の際の参考になれば幸いです。