愛知の新名所!1日で巡るジブリパークの楽しみ方
2021年、愛・地球博記念公園
(モリコロパーク)跡地に
新しくオープンしたジブリパーク。
ジブリ好きな方はぜひ行ってみたい!
と思っている場所ですよね。
今回は車椅子やお子様連れでも楽しめる
ジブリパークの巡り方を紹介していきます。
アクセス
ジブリパークへのアクセスは電車・高速バスなど
公共交通機関が便利。
車でのアクセスも紹介しているので
参考にしてみてください。
■電車
名古屋市営地下鉄東山線『藤が丘』行き
「名古屋」→「藤が丘」
愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ)『八草』行き
「藤が丘」→「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」
リニモとは、日本初の磁力で浮遊して動く
リニアモーターカーのこと。
実際に地面から通センチ浮いて
走行しているのです!
そのため、縦揺れ横揺れも少なく
乗り心地もとても快適(°▽°)
1番前と1番後ろの車両には、
広々とした車椅子専用のスペースもあります。
また、ホームと列車の段差も
数センチのみなので、
スロープなしでも乗車しやすくなっています。
愛・地球博記念公園に向かうまでの
道のりは景色も良いため、
ぜひ車外の風景も楽しんでくださいね(^^)
■高速バス
名古屋駅、もしくは中部国際空港からは
ジブリパーク直通の名鉄バスが出ています。
①名古屋駅・名鉄バスセンター4階24番のりば
『愛・地球博記念公園(ジブリパーク)』行き
②中部国際空港第一ターミナル 『藤が丘』経由
『愛・地球博記念公園(ジブリパーク)』行き
※車椅子のまま乗り込むことはできません。
2段ほどの段差を上がり座席に座れること、
荷物スペースに車椅子を収納することができる
場合はこちらも検討してみてください。
参考:名鉄バス公式ホームページ
■車
ジブリパークには専用駐車場がありません。
車でのアクセスの場合は、愛・地球博記念公園の
駐車場に止めましょう。
ジブリパーク入口近くには、
屋根付きの車椅子専用駐車場が
13台ほど完備されています。
詳しくはこちらをご覧ください↓
参考:愛・地球博記念公園ホームページの「アクセス・駐車場」ページ
駅に着いたら、門に向かいましょう。
スロープは門に向かって右側。
荷物がある方は、
駅にはコインロッカーがないため
ホテルに預けてくるか、
公園内のコインロッカーまたは
クロークの利用がお勧めです。
【コインロッカーの場所】
■北口案内所(愛・地球博記念公園駅の近く)
・大:600円 4基
・中:500円 15基
・小:300円 37基
■西口案内所・休憩所
・大:600円 2基
・中:500円 6基
・小:300円 21基
【クロークの場所】
■北口案内所(愛・地球博記念公園駅の近く)
1点600円
サイズ:縦横高合計が180cmまで/重さ20kg
※貴重品(現金・腕時計・車キー・携帯)は不可。
また、園内には各所にユニバーサルトイレも
完備されています。
公園内はとても広いため、
トイレは行けるところで
済ましておくことをお勧めします。
帰りにお土産を配送したい方は、
駅の近くにコンビニがあるため
こちらから送ると便利です。
では、ジブリパークの中へ入っていきましょう!
ジブリパークとは
ジブリパークは、もともと愛・地球博が
開催された公園の1部を改造して
作られています。
そのため無料で入れる公園エリアも
たくさんあります。
2023年現在、第1期として
公開されているエリアは
「ジブリの大倉庫」
「青春の丘」
「どんどこ森」
の3種類です。
今後、第2期として
2023年秋に「もののけの里」が、
2023年度内に「魔女の谷」が
公開される予定となっています。
これらのエリアに入るには、
事前に日時指定のチケットを
手に入れておく必要があります。
それぞれのエリアは
広い公園内に分散しているため、
移動時間も考慮して
チケットの時間は取りましょう。
では、各エリアを詳しく見ていきましょう!
■青春の丘
『耳をすませば』の物語の舞台のひとつである
「地球屋」と「ロータリー広場」
『猫の恩返し』に登場した「猫の事務所」
そして「エレベーター塔」から構成される
エリアです。
●エレベーター塔
駅からまっすぐ進んでいくと、
茶色い時計塔が目に入ります。
これがエレベーター塔です。
19世紀末の空想科学的な世界観を
表しているこの塔を通って
ほかのエリアへと進んでいきます。
青春の丘のチケットが必要なのは
『耳をすませば』で描かれた舞台の一つ、
「地球屋」に入るときのみ。
エレベーター塔は無料で入れます。
●地球屋
『耳をすませば』で主人公・月島雫が
偶然たどりついた、
アンティーク家具や時計の修理・販売を行う店。
山の中の広場に建っているため、
車椅子の場合はスロープを通っていきましょう。
地球屋の中には今回時間の関係上
入れなかったため、
次回挑戦したいと思います。
■ジブリの大倉庫
ジブリパークで1番メインのエリア。
作品展示やジブリの一場面に入り込んで
写真を撮れる「なりきり展示室」、
カフェやレストラン、限定のお土産が買える
ショップ「冒険飛行団」などがある場所です。
入場時間ごとに人数が制限されていますが、
一度退場したら再入場はできません。
そのため、時間がたてばたつほど
倉庫内は混みあっていきます。
時間の許す限り早めの入場を狙いましょう。
倉庫内の巡り方は自由。
また、あちこちにエレベーターも
完備されているため
車椅子でも安心して楽しめます。
●なりきり展示室
倉庫内でも人気のスポット。
ジブリ映画好きなら興奮すること間違いなしの
エリアです。
『千と千尋の神隠し』で
千とカオナシが列車に乗っている場面、
『天空の城ラピュタ』で
空からシータが落ちてくる場面、
『崖の上のポニョ』で人間になったポニョが
波の上を走って宗介に会いに来る場面などなど。
全部で10種類スポットがあり、
それぞれの登場人物になりきって
写真を撮ることができます。
展示の一部は階段になっており
車椅子では上がれない場所もありますが、
基本的には1~2㎝程の段差やスロープに
なっているため安心して楽しむことができます。
臨場感たっぷりのジブリ映画の世界観に
入り込んでみてください。
●企画展示
三鷹の森ジブリ美術館で開催されていた
企画展示「食べるを描く。」の
パワーアップVer.です。
ジブリ映画に出てくる食べ物って
どれもすごく美味しそうですよね。
なぜジブリ飯が美味しそうに見えるのかを
模型や絵コンテで詳しく知ることができます。
●中央階段
倉庫の中心に位置する
色鮮やかなタイルに囲まれた階段。
スペイン・バルセロナにある「グエル公園」を
彷彿とさせる、ヨーロッパ風のエリアです。
頭上には『天空の城ラピュタ』で登場する
あの巨大飛行船が!
小さなプロペラと翼で上下しているので
ぜひ見上げてみてください。
タイルの中には隠れキャラがいるかも…?
●にせの館長室
『千と千尋の神隠し』で登場する
湯ばーばが鎮座している館長室。
あの緑の頭が転がっていたり、
契約書が部屋の中を舞っていたり。
契約書には一枚一枚名前が書いてあるので、
よく覗いてみてください。
●天空の庭
『天空の城ラピュタ』で登場する
ロボット兵がいるスポット。
こちらも人気エリアなため、
並んでいない時間を狙いましょう。
●映像展示室「オリヲン座」
15分の短編ジブリ映画が鑑賞できる展示室。
「三鷹の森ジブリ美術館」だけで上映されてきた
スタジオジブリ制作の短編アニメーション
全10作品が順番に上映されています。
大倉庫入場時に一人一枚鑑賞券がもらえるので
なくさずに持っておきましょう。
展示室の内部は撮影禁止でしたが、
約170席の小さな階段式の映画館で
ゆったりと座って鑑賞することができます。
車椅子スペースはホールの一番後ろ。
最大4台の車椅子が並んで同時に
鑑賞することができます。
入退場も係の方が丁寧に誘導してくれるので
安心です。
1日に数本、日本語字幕付きの映画も
上映されているそう。
●ショップ「冒険飛行団」
倉庫の出口付近にあるお土産ショップ。
ジブリパーク限定の品ぞろえになっており、
見るだけでも楽しい!
文房具やTシャツ、スイーツ、ポスターなどは
もちろんのこと、
湯ばーばの玉ねぎヘアになれる被り物や、
『千と千尋の神隠し』に出てくる
神様のお面なども…(笑)
レジも5台あり、
現金からクレジット、キャッシュレスまで
様々な支払方法に対応していました。
紙袋も有料ですがとっても可愛いので
ぜひ購入してみてはいかがでしょうか?
●ミルクスタンド「シベリあん」
『風立ちぬ』に登場する
カステラであんこを挟んだスイーツ、
”シベリア”が実際に食べられるカフェ。
こしあん・粒あんが選べるそう。
どちらにするか悩んでしまいますね。
瓶に入った牛乳やジュースも売っています。
●カフェ「大陸横断飛行」
ジブリパーク内でのお食事はここ!
いわゆる「ジブリ飯」というものはなく、
サンドイッチや鉄板で焼き上げられた
四角いピザ、ドリンクなどを楽しめる場所です。
海外風のショーケースには
積み上げられたサンドイッチが!
見た目に反してなかなかのボリュームなので
割とおなかが満たされます。
ナイフやフォークも店員さんに頼めば
もらえるので小さなお子様連れでも楽しめます。
店内はボックス席やカウンター席、テーブル席が充実。
テラス席もあるので、天気のいい日には
外で食べるのもおススメ。
カフェ「大陸横断飛行」のメニューはこちら
●床下の家と小人の庭
『借りぐらしのアリエッティ』の
小人目線の世界観が楽しめるスポット。
小人たちが人間のものを”借りて”
生活している家の内部やアリエッティの部屋、
見上げるような大きさの植物がたくさん!
マーマレードジャムの瓶の中にも入れます(笑)
●南街
『千と千尋の神隠し』に出てくるような街で
お買い物を楽しめます。
書籍を取り扱う「熱風書店」
模型を販売する「大空模型」
昔懐かしい駄菓子が買える
「駄菓子 猫かぶり姫」が並び、
実際に商品を購入することができます。
●ネコバスルーム、子どもの街
こちらのエリアは小学生以下の子供限定エリア。
『となりのトトロ』の世界を表現した
プレイルームだそうです。
お子様連れはぜひ訪れてみてください。
■どんどこ森
森の中に『となりのトトロ』の世界を
表現したエリア。
●どんどこ処
大倉庫では買えないお土産やラムネを
買える小さな売店。
トイレや自動販売機もあります。
●サツキとメイの家
作中でサツキとメイが引っ越してきた家を
丸ごと再現!
中には実際に入ることができます。
炊事場や風呂場、ススワタリが落ちてきた階段、
お父さんの書斎、二人が使っていた
ランドセル・布団など…。
サツキとメイになりきって
楽しんでみてください。
※残念ながら車椅子では
家の内部には入れません…。
家の外側を通って勝手口へは行けるため
そちらから回ってみてください。
●どんどこ堂
森の頂上には、高さ約5メートルの
トトロの形をした遊具
「どんどこ堂」が待っています。
小学生までの子どもは中にはいって
遊ぶこともできます。
どんどこ堂までのルートは2種類。
1つはサツキとメイの家のすぐ横から続く
階段を登っていきます。
もう1つはどんどこ森に入って左側へ。
少し長めのスロープなので頑張りましょう。
スロープの先にはなんと、
車椅子やベビーカーでも利用できる
スロープカーが。
どんどこ森のチケットを持っていれば
誰でも利用できます。
エレベーターのように自分でボタンを
押すと動き出します。
片道2分ほどで山頂まで到着。
ぜひこのケーブルカーも試してみてくださいね。
園内の移動方法
ここまで3種類のエリアを紹介してきましたが、
これらのエリアは広い公園内に
散らばっています。
それぞれへの所要時間は以下の通り。
青春の丘、ジブリの大倉庫へは
駅から徒歩で行けますが、
どんどこ森へのルートは割と遠め。
山の中を通る林床花園ルートも
車椅子で通れますが、
ずっと緩やかな登りのスロープになっています。
公園内には”ジブリの忘れ物”といって
ベンチなどにジブリ作品に登場する
キャラクターの忘れ物をモチーフにした
オブジェがあります。
見つけるとちょっと嬉しくなります。
これらを探しながらゆったりお散歩するのも
よいですね。
とはいえ歩くのは大変!暑い!という方に
おススメしたいのが
園内を走る無料バスの利用。
園内無料バス
公園内には東ルート・西ルートの2種類のバスが
走行していますが、ジブリパークを巡るときには東ルート。
それぞれの場所の最寄り駅はこちら。
・ジブリパーク入口:「地球市民交流センター」
・青春の丘:停留所なし(「地域交流センター」が最寄り)
・ジブリの大倉庫:「ジブリの大倉庫(アイススケート場)」
・どんどこ森:「どんどこ森」
始発の「地域交流センター」から
終点の「どんどこ森」までは約16分。
予約はできないため、
バス停で来るのを待ちましょう。
園内を走るラッピングバスは、
車椅子でも乗れるユニバーサルデザイン。
ガイドの方or運転手の方が停留所で
スロープを出してくれます。
バスの車内では耳に残る独特な音楽が
ずっと流れています。
降りてからも頭の中で再生されること
間違いなし…?(笑)
終わりに
1日では足りないくらい
魅力たっぷりのジブリパーク。
車椅子やお子様連れでも十分に楽しめることが
少しでも伝わりましたか?
今後も続々と新エリアの公開が
予定されています。
ぜひ愛知観光の際には
ジブリパークに訪れてみてください(^^)