日日に新たなり

「新しい日を迎えるたびに、自分自身を向上させ、毎日それを繰り返すことで、自分も新しくなる。」という意味です。

出典は、中国の古典『大学』の一節です。
古代中国（紀元前十数世紀）、殷（いん）の名君湯王（とうおう）が毎日使う洗面器に「苟日新、日日新、又日新」という文字を刻みつけて、そしてこの言葉を日に三度唱え、日日自戒につとめたと伝えられています。
松下幸之助さんがリーダーの心得、渋沢栄一さんが訓言集で引用されています。
また、経団連会長を務められた土光敏夫さんの座右の銘だったそうです。

自分の目標に体外的なもの求めていて、上手くいかなかったとき、この言葉に出会いました。
昨日より今日、今日より明日とほんの少しでいいから自分を向上させることを繰り返せばいいと思うことで、随分気楽になったことを覚えています。

前期高齢者になった今でも、この言葉を忘れずに、一歩一歩進んでいければと思っています。