だって人生は限られてるんだから、賢く生きよう
職場に現役大学生が何人かいるため、就活真っ只中の大学生から、就活事情をよく聞くことがあります。
私は大学を中退していて、就活もしたことがないので、いわゆる大学生から就活して就職という流れは未知の世界で、多くの人が通るその道の現状を聞くのは、結構楽しいです。
ある大学生3年生の子は、3年生にしながらインターンの面接に既に何社も行っており、早いうちから卒業後のキャリアをしっかり考えているタイプで、就職してから1〜3年はがっつり働き、その後起業も視野に入れていると話していました。
その学生と話していると、この子は今後どんな状況でもバランスを取ってやっていけるだろうと思うのです。
一方で、この子は将来大丈夫なんだろうか…?と思わせる様な人って、直近数年間ですら何も見据えてない人だと思うのです。
もちろん、将来のことは何も考えず、流れに身を任せて生きるのも面白い人生ですが、短期、中期、長期的に人生を見据えていると、人は自分自身も他者も安心させることができます。
ここでいう短期を1〜3年、中期を3〜10年、長期を10年〜とするならば、中期や長期の計画なんて何も当てになりません。社会や人の価値観などはどんどん変わっていきますから。
しかし、中期長期的にどこに向かっていきたいかだけ、なんとなく考えているだでも、自分のエネルギー(労力、お金、時間など)を賢く使えると思うのです。
たとえば中長期的に人生を考えた時、なんとなく海外移住してみたいとだけでも思っていれば、短期的な直近の収入で海外旅行に行って下見をするのに使えたり、仕事以外の時間を言語学習に使えたりする訳です。
私の経験上、この中期長期目標をしっかりと見据え、言語化できていない人は、結構自分の軸とブレていると思います。
10年のうちに筋トレで身体を大きくしたいと言っているのに、単発的な思いつきでとにかくランニングをしている様な人はたくさんいます。
この中長期的目標は先程も書いた様に、どんどん変わっても良いものです。しかしこの目標があるからこそ、人は今現在何にエネルギーを使っていけばいいのか、明確化できます。
そしてもう一つ大事なのは、素早く動ける行動力です。
例えば就職前に1〜2年はここで働いて、その後は自営業を始めたいと思っていた。しかしこの会社で働く事は1年も持たなそうだ。ブラックすぎて2年も働いたら身体や精神が持たないとなった時、そこで柔軟性を持って動けるかどうかです。
人にも慣性の法則が働いていますから、こう決めたらこうしきゃいけない。と思いがちですよね。
10年修行すると決めたんだから、無理にでもここにいなきゃいけない。
本当はペットトリマーで働こうと思っていたけど、やっぱり動物飼育員になりたいかもしれない、はたまた全く職種の違うものにハマるかもしれない。
そうなった時に、どれだけ柔軟性を持って人生に取り組めるかどうかで、心の持ちようがだいぶ楽になると思うのです。
何も考えず、ただ"周りが就活をしているから自分もしなきゃ。" "周りが大学進学しているから自分も大学に行かなきゃ。" と闇雲にただ流れているのは、軸がブレている証拠だと思います。
自分の頭で考え、自分と向き合うのは、そんなに難しいことではないはずです。
敷かれたレールの上を歩いていても、大学を卒業してしまえばもうそのレールはなく、昔はそれで良かったかもしれませんが、現代では会社にずっとしがみついていられません。
自分で自分の人生を作っていく必要があるのです。
自分の人生という軸において、会社を利用するのもよし、バックパッカーとして世界を放浪するのもよし、自給自足生活もよし、給料をほとんど投資に使ってFireするのだって、全部自分でカスタムできます。
こんなに楽しいことって、他にあるでしょうか?