デプロイゲートがnoteをはじめる理由
こんにちは、デプロイゲートの共同経営者兼COOの安田です。
最近調べものをするとnoteに行き着くことが多いです。皆さんもそうでしょうか?ということで、うちの会社もnoteでの発信をはじめることにしました。
DeployGateは既にMediumという別媒体も運用している中で、なぜ発信媒体を増やすのか?この初稿では、noteをはじめるにあたっての目的を整理してお伝えできればと思います。
目的は大きく分けて2つあります。
まず1つめは、「会社の様々な取り組みとそのベースとなる我々の考え方を知ってもらいたい」と思ったからです。
スタートアップの5年間の生存率は40%(各種データが出ていてどれを正とするべきが難しいけど...)とも言われる中、おかげさまで弊社は今年で会社設立より6年目、サービスは昨日よりめでたく9年目に突入しました。(*1)
ただ思い返すと今まで順風満帆などと言えるタイミングは一度もなく、多くの苦しい意思決定を迫られたり、多くの失敗を重ねてきたと思います。そもそもデプロイゲート社は共同経営者の藤崎と私の2人にとってはじめての起業となり、起こること全てが初体験。その上、外部からの投資を受けずに経営を行ってきていることもあり、業界のエライ人達から定期的にハンズオンを受けたり、様々な知見を得る機会も(望まない限り)ありません。
このような自分達が望んで選択しているブートストラップな状況の中、事業運営を通じて経営のあるべき姿を学び、その学びを事業運営に生かすという試行錯誤な日々を過ごしてきました。その結果、世の中の流行にあまり左右されることもなく(もちろん良いなと感じたものはその都度積極的に取り入れさせてもらっています!)、ミッションやビジョンや大切にしたいバリューを練り上げ、チームメンバーが楽しく意欲的に働ける環境や制度を少しずつ開発しつつ、理想的な働き方を追求することができています。
もちろん現在デプロイゲート社として提供できている環境や制度、その根幹にある考え方が正しく、恒久的なものであるとは全く思いません。これからも引き続き試行錯誤を繰り返していきたいと考えています。そんな試行錯誤の過程をnoteを通じてお見せしていくことで、我々の取り組みや考え方に共感してくれる人が少しでも増えたら嬉しいです。そしてもしその中で、未来のチームメンバーとして携わりたいという方が出てきたらそんなに最高なことはないと思っています。
2つめは、「同じような悩みを抱えるスタートアップ企業や経営者に少しでも参考となれば嬉しい」と思ったからです。
基本的に世の中に出回る情報の多くは、「◯◯したらうまくいく」という生存者バイアスのかかった成功の結果だと感じています。また大抵の場合、それらの記事からは個々の組織がそれぞれの時代ごとに抱えていた固有のコンテキストや課題感が抜け落ちた状態で語られてしまうことが多く、いざ誰かが明日の業務や経営の参考にしようとしてもなかなか難しかったりします。
ということで、せっかく発信していくのならば成功事例に留まらず、失敗事例や成功していたのに状況変化によりうまくいかなくなって修正したことなども含め、それらに至った思考プロセスや実際の施策などとセットで紹介していくことで、読んでくれた読者の方々が自分の状況に当てはめて思考し直しやすいようにできると理想的だなと思っています(ここも伝え方の試行錯誤が必要そうですが笑)
これからは、私はもちろんのこと、共同経営者兼CEOの藤崎や一緒に働いているチームメンバーにも発信してもらう予定です。
なお、以前から運用しているMediumとは以下のような使いわけを行おうと思っています。
Medium:サービスのDeployGateに関する情報を伝える場所
note:株式会社デプロイゲートの各種取り組みとそのベースとなる考え方、各種成功事例や失敗事例の共有などを行う場所
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*1 DeployGateは株式会社ミクシィ内での新規事業として2012年9月リリースされ、その後、共同経営者の藤崎と安田の2名でEBO(Employee Buy-Out)を行い、2015年2月末に事業譲渡を受けている。その結果、会社設立とサービスの長さが異なっている