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サヨナラ残業の時間管理術

「縛りがあると、考え方と行動が根本的に変わるよね」というお話です。

残業、残業、残業

サラリーマン(給与所得の被雇用者)が副業をするには、時間確保が最初の関門となります。
毎日の仕事で、生産性を高め、いかに残業を少なくできるか。

私はこれまで、たくさんの業務管理・組織管理・行動管理 etc…の本を読み漁り、職場で試してきました。

ところが、いつまでたっても、残業から抜け出せない日々が続きました。
多くのスキルやメソッドを、なぜ自分だけが使いこなせないのか?


時間は有限という「縛り」

あと1時間くらい残業すれば、何とかなる。
明日朝まであと12時間ある。よし、どうにかなる。

なりません。

時間の制約、すなわち「縛り」がないと、たちまち脳は思考停止します。
停止した脳は、ストレスフリーな考え方に流されます。
すると、どうなるでしょう。

前述のように、時間を無限投下し始めます。
心当たりがあるのは、私だけではないはずです。

これまで沢山のビジネス書を読み、考え、行動しても上手くいかなかった方は、やり方を逆転させる必要があります。

行動によって考えを導くのです。


とりあえず、帰っちゃう

取るべき行動は一択。
『帰る』です。
時間が来たら、パソコンを消して、書類を片づけ、「お疲れ様でした」と言って帰りましょう。

すると、どうでしょう。
後日かなりの確率で、大なり小なりトラブルに見舞われます。
「これはヤバい!」と心底ビビって冷汗が出たら、

おめでとうございます。成功です。

体と脳で「本当に紛れもなく時間が限られている」ことを痛切に悟れば、
深く考え、本気で決断し、大胆に行動できる能力が発動します。

この力は、「仕事をお願いしたら嫌われるかも」「今さら恥ずかしくて聞けない」「自分の仕事は全て完璧に仕上げたい」という、
時間泥棒的思考をぶち破ってくれます。


決定的な間違い

「とりあえず、帰っちゃう」ことで気付いた、2つの根本的な私の過ち。
1.優先順位が間違っていた
2.時間の希少性を過小評価していた

【優先順位】
先ず定めるべきは、業務の優先順位以前に、
人生の優先順位です。
仕事は人生において、何番目に重要なことですか?
仕事で気力体力時間のほとんどを消費してしまっては、大切な家族との時間、趣味の時間、運動の時間、夢実現の準備時間などを、残りカスでやり過ごすはめになります。今の仕事は、自分の何を実現するためのものか。本末転倒にならないよう、気を付けたいものです。

【時間の希少性】
一日の時間数は、億万長者にも、我々一般人にも、平等に24時間です。
一方、その価値の捉え方には、違いがあるようです。

富豪の彼らは、自分に与えられた時間と、その価値を知っています。目の前を過ぎたら二度と買い戻せない時間だからこそ、希少価値があり、高値がつくのです。
無自覚に費やした時間はもう戻りません。
この貴重な時間を、自分が本当にしたい事、すべき事に注がずして、後悔ない人生と言えるでしょうか。


残業フリーの意味するところ

最後に。
自ら設けた縛りを利して、課題に挑み越えていくことを、人は「自律」と呼びます。
それでこそ、本当の自由を謳歌している、と言えるのではないでしょうか。無自覚な残業からサヨナラすることで、新しい人生の扉が開かれます。
ともに頑張りましょう!


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