【大学野球・プロ野球】楽天ドラ1宗山選手(明大)が狙うショートのポジション・・・簡単には奪えない村林選手の大きな壁
1.はじめに
先日行われたドラフト会議で、注目選手の1人だった宗山塁選手(明大)は楽天・広島・ソフトバンク・日本ハム・西武の5球団が1位指名で競合し、抽選の結果楽天が交渉権を獲得した。
宗山選手は「ショートへのこだわりは強い」とドラフト会議を迎える前にコメントしていたが、交渉権を得た楽天に入団後はショートのポジションのレギュラーを獲得できるのか?
今季の楽天のショートには村林一輝選手が135試合に先発出場している。パ・リーグのショートを守る代表的な選手として、西武の源田選手やソフトバンクの今宮選手など過去に何度もタイトルを獲得した守備力の高い選手がいる中、村林選手はこれまでタイトルを獲得した経験がなく、世間での知名度は彼らほど高くない。しかし、高卒ドラフト7位で入団し、今季で9シーズンのプロ経験のある村林選手のショートとしての実力は年々高くなってきており、個人的には今季の活躍を見ているとショートを守るパ・リーグの他球団の選手と比較しても、トップクラスの評価ができる選手である。
これまで見てきた宗山選手のプレーを参考に、楽天のショートのレギュラーとして定着したとも言える村林選手を超える活躍が可能なのか、打撃面と守備面でそれぞれの特徴を比較し、検証してみたい。
《両選手のプロフィール》
◉宗山 塁 選手(21歳)
生年月日:2003年2月27日
サイズ:175cm 78kg
投打:右投左打
経歴:広陵高ー明大
*今年のドラフト会議で5球団から1位指名を受け、抽選の結果、楽天が交渉権を獲得。
◉村林 一輝 選手(27歳)
生年月日:1997年10月6日
サイズ:180cm 73kg
投打:右投右打
経歴:大塚高ー楽天
*ドラフト7位指名で楽天に入団し、来季はプロ10年目の節目のシーズンを迎える。
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