危険だらけの食べ物 - 40歳からは食べてはいけない病気になる食べもの
少し長い記事で読むのに6~8分弱かかりますが、健康に関する大切なお話です。最後までお読みいただければ幸いです。
あまりにも衝撃的な内容だったので、書評と要約を書きます。
「40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの」です。
知らず知らずのうちに、私たちが日常的に食べているものが、この病気になる食べ物であるという内容でした。
わたしは驚いたのと同時に、これは伝えるほうが良いと思いました。
タイトルには、「40歳から食べてはいけない」とありますが、40歳以下でも食べない方が良いものです。
まず、目次を引用します。
第1章 5人に1人は糖尿病という国
第2章 砂糖の呪縛
第3章 安心できない加工食品と添加物
第4章 満腹だけど栄養不足
第5章 油を選んで老化速度を遅らせる
第6章 塩にまつわる常識の嘘と本当
第7章 DNAは変われない
第8章 ファストフードで自滅の道へ
この本をギュっと凝縮すると、大きく分けると3つに分けることができます。
それでは、それぞれの内容についてお話いたします。
いま日本で起こっていること
いま日本では、5人に1人が糖尿病またはその予備軍と言われています。
5人に1人ですので、相当な数です。
糖尿病に関して言えば、日本は相当ひどい状況になっています。
かつては贅沢病と言われた糖尿病ですが、いまは貧困層に多い病気であることが問題になっています。
そのうえで、医療費の国家予算は年間40兆近くにのぼっています。
一方で、エンゲル係数はどんどん下がっています。
エンゲル係数は低いほど生活水準が高いとされているので、終戦直後に60%台だったものが、現在30%台まで下がっているのは、それだけ豊かになった状態のはずです。
しかし、近年の日本では貧困率が上がっています。
貧困率は16.1%で、国民の約6人に1人が貧困ということになっています。
ややこしい…。
エンゲル係数が下がって豊かになっているはずなのに、貧困率が上がっている??
そして貧困層に多いのが糖尿病で、日本の医療費はどんどん上がっている。
どうなっているの?? その答えは、
日本人は安い食べ物を食べて食費を抑え、不健康(生活習慣病)になっている。
ということです。
糖尿病は、ほとんどの場合、糖尿病から派生して様々な合併症を引き起こします。これが糖尿病の怖さです。
日本人は安い食べ物を食べて、不健康になっていることをご理解いただけましたか?
食べてはいけないもの
さて、ここからがこの本の主な内容です。
食べてはいけないものとして挙げられているのが、
・白い悪魔の三兄弟
・人工甘味料や化学調味料
・トランス脂肪酸
です。
・白い悪魔の三兄弟
まず1つ目の「白い悪魔の三兄弟」とは、
白い砂糖
白米
白い小麦
です。この三兄弟は急激に血糖値を上げてしまいます。
また、それだけではなくエネルギー化するために、他の食品から摂った栄養素を使わなければならないという性質があります。
これが良くない。
人間は本来、急激な血糖値の上昇に対するシステムが備わっておらず、インスリンによって血糖値が下がるのは緊急避難的な措置であって、本来の使われ方ではないと著者は言います。
このあたりの医学的な根拠は分かりませんが、急激な血糖値の上昇は良くないのは何となく分かります。
本書にも、
空腹時に多量の砂糖をラットに与えた場合には、脳内でコカインとかモルヒネ、ニコチンといった依存性薬物に反応するときと同じような神経化学反応が出たそうだ。
という記載があります。
ということは、やはり急激な血糖値の上昇は危ないんですよ。
これを私は、まったく知りませんでした。
一時期は毎日缶コーヒーを飲んでいましたが、お小遣いが減ってしまい飲むのをやめました。
今から思うと、お小遣いが減ってよかったなと思いました。
・人工甘味料や化学調味料
著者曰く、
人工的に作られた甘味料や調味料は自然界に存在しないために、体で分解されない、また摂りすぎといったことが起こる
と言います。
人工甘味料のなかでもアスパムテームは、分解の過程で劇物指定されているメチルアルコールが発生し、体に吸収されてしまいます。
メチルアルコールは工業用のアルコールで、吸入や誤飲をしてしまうと吐き気、めまい、意識障害を起こす恐れがあるほか、失明や死亡の危険性もあります。
わたしがよく食べているミンティアにも、しっかりとアスパムテームが入っていました。
微量なので、大きな問題ではないのでしょうが、やはり良い気持ちにはなりません。
今後は、ミンティアは控えようと思います。
・トランス脂肪酸
さて、最後はトランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸を摂ることによって、ブドウ糖が細胞に摂り込まれにくくなって血中にあふれてしまいます。
そのため、糖尿病またはその予備軍になる原因の一つがトランス脂肪酸です。
マーガリンやショートニング、菓子パンやスナック菓子などにトランス脂肪酸が大量に含まれています。
じつは、先進国でトランス脂肪酸に規制をかけていないのは日本くらいだけのようです。
食べるべきもの
先ほど3つ挙げた「食べてはいけないもの」ですが、それを総合的に考えると「工業製品化された加工食品」ということができます。
基本的に安価で、大量生産・大量消費が前提となった食事もどきのものであり、ファストフードやファミリーレストラン、コンビニで売られている、いわゆる栄養価のバランスを著しく欠いたジャンクフードです。
と著者は言います。
では食べるべきものは、なにか? その逆の手作りのものです。
要するに、昔から摂っている食べ物はやはり安全であるということが述べられています。
著者は、
日本本来の伝統的な食事にはインスタントなものが多い。魚は、焼くか煮るだけ。あるいは刺身。野菜も茹でるか煮るくらいで、あとは究極の自然加工食品である納豆、豆腐、油揚げ、練り物などをうまく利用して、自家製漬物を添えた程度。
と主張しています。
たしかにそうです、手の込んだ料理は洋食のほうが多いですよね。
日本食は、あまり手間がかからないようにできています。
「年収90万円で東京ハッピーライフ」の著者である大原遍理さんの食事も、とても手間のかからない日本食でした。
(引用:年収90万円で東京ハッピーライフより)
玄米にお味噌汁、おかずはあったりなかったりと、とんでもなく粗食でした。
でも健康に過ごされています。
まとめ
われわれは知らず知らずのうちに、食事を「必要な栄養を摂るもの」ではなく、「簡単にお腹を満たすための消費」と捉えてしまっています。
そのため工業製品化された加工食品を摂り、生活習慣病になってしまっています。
普段から、コンビニ弁当やファミレス、チェーンの居酒屋などで食事を済ませているあなた、いま一度自分の食生活を見直しませんか?
この本に書いてあるような食事を続けていないか、自問しましょう。
でなければ、自分の健康は誰も守ってくれません。
わたしはこの本を読んで、工業製品化された加工食品の危険性に気づくことができて、本当に良かったと思いました。
ちなみに我が家では、私がこの本を読んだのをきっかけに、白米だけで食べていたのを止めて、白米1:発芽米1で食べるようにしました。
やはり玄米は食べにくいので、わたしは ファンケルの発芽米にしました。
それ以外にも、これまでスーパーのお惣菜をよく買って食べていましたが、それもできるだけ控えるようになりました。
これは後々に響いてくることなので、すぐに効果が表れることではないですが、続けていこうと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また!
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