2回東京2日目第11競走 第59回サンスポ賞フローラS 予想
※レースの概要
オークストライアルとして1966年に創設。幾度かの変更を経て現在の
レース名「サンケイスポーツ賞フローラステークス」として定着した。
以前は5着までにオークスの優先出走権が与えられていたが、2018年から
2着以内に変更となった。距離は芝2000mで行われ、中距離レースへの
適性が問われる重賞となっている。
※コース概要
1,2コーナーの奥に設けられた引き込み線からスタートし、コーナーを3つ
回ってゴールを目指す。1コーナーまでの距離が短いため、内枠がある程度は有利とされる。
ゴール前の直線は525.9m。直線入口付近から高低差2mの緩い坂を登り
ほぼ平坦な区間を300m走ってゴールへ至る。
向こう正面と合わせて2度の坂越えのあるタフなコースだが、速いペースに
対抗できる出来るスピード、そして瞬発力が必須条件となる。
※好走馬の条件
内枠、逃げ先行馬が有利
屈指の内枠有利と言われる東京競馬場芝2000m。
御多分に漏れず、このフローラSでも内枠有利の傾向が
はっきりと見て取れる。過去10年の枠番別成績を見ると
1枠:2-1-2-13/18
2枠:4-2-1-13/20
3枠:1-2-1-16/20
4枠:1-2-0-17/20
5枠以降:2-3-6-80/91
となる。ただし5枠以降で勝利している2頭は8枠(18番と15番)であり
大外枠と言えども完全に切って良いという訳では無いのには注意が必要だ。
また開幕週の東京競馬場ということで、普段の芝2000mよりも逃げ、先行に有利となるケースも多い。末脚勝負の東京競馬場ではあるが先行馬の
粘りこみには注意したい。
距離実績に注目
G1レースを除けば中央競馬の牝馬限定レースでは最長距離に設定されるのが
このフローラSである。牡馬のレースでは2000mというと一般的な距離設定と言えるが、牡馬よりも距離適性が短めに出る牝馬にとっては、2000mは
特殊な距離設定と言える。
よって距離実績は重要な要素と言え、前走で長い距離を使っていた馬の一発が目立つのと、前走でマイル以下の距離を使っていた馬の不振が目立つ。
前走中距離組をもう少し掘り下げると、中山内回りのような小回りの
コースよりも、東京や阪神外回りなどの大回りの中距離コースからの
臨戦である馬の方が好走率がより高くなるという事は頭に入れておきたい。
※注目馬
14番クリスマスパレード
新馬戦、1勝クラス(水仙賞)を連勝中。ともに牡馬を相手にした
勝利であり、内容も先行から押し切るという正攻法の勝ち方だった。
半姉にスーパー1勝クラスこと赤松賞をかったミスヨコハマのいる
血統であり持久力に長けているのは間違いないだろう。
勝ち時計は地味だが、素質を感じさせる走りだった。
8番アドマイヤベル
新馬戦を勝利してから惜敗が続くが、どちらも牡馬相手のものであり
どちらも素質馬がそろっていたレースだった。特に3着に敗れた百日草特別を勝ったアーバンシックは京成杯でも2着に入っており、レベルも高かったと言える。
半姉に2017年ヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリード(父ステイゴールド)や21年アルテミスS2着のベルクレスタ(父ドゥラメンテ)がいる
血統で距離も問題ないだろう。
今回は同じ舞台で牝馬限定戦。引き続き上位争いの可能性は高い。
※今回の予想印
◎14番クリスマスパレード
〇8番アドマイヤベル
▲1番バロネッサ
△6番トロピカルティー
×4番エルフストラック
×11番ユキワリザクラ
×13番カニキュル