20代の若手が教えてくれた仕事について大切な事
M君は若手のホープだった。まだ20代だが、経営の勉強をする為、東京の本社からバンコクに送り込まれた。任されたのは赤字会社の再建。会社はこの経験が彼の将来の為になると考えているようだった。タイ語も全く話す事が出来ず、文字通りゼロからのスタートだったが、彼はその仕事に懸命に取り組んだ。
M君の本社の社長がバンコクにやって来た時、一度、私は食事を共にした。社長と話していると、彼がM君の事を高く評価しているのが良く分かった。仕事を終えたM君が後から食事に加わった。しばらく世間話をし