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高齢の親はどこでケガをしやすいのか?の話
絶対大丈夫は絶対にない。
介護予防として親が暮らす住居に
つまずきやすい場所がないか確認
しておくことは予防策の1つです。
と、昨日のnoteでお伝えしました。
すると一読してくれた友人が僕に
確かにその視点で見ると結構あるね。
と感想をくれたのが嬉しかったので
調子にのって少し補足しておきます。
介護職員初任者研修で学んでいた時
様々な事故の事例を聞かされました。
その時も紹介されていた参考資料です。
要介護者等について介護が必要になった主な原因についてみると、「認知症」が18.7%と最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」15.1%、「高齢による衰弱」13.8%、「骨折・転倒」12.5%となっている。また、男女別にみると、男性は「脳血管疾患(脳卒中)」が23.0%、女性は「認知症」が20.5%と特に多くなっている。
何と転倒・骨折は介護認定原因の第4位です。
じゃ家の中のどこで転ぶの?って話ですが
どこだと思います?
まさかと思う意外な場所
独立行政法人国民生活センターの資料で
高齢者にとって家の中で危険が潜んでる
場所の調査結果が公表されています。
発生場所をみると住宅内で起こった事故が
65歳以上の事故全体の77.1%を占めます。
原因として最も多かったのは転落で
住宅内事故全体の30.4%を占め
次いで転倒が22.1%となっています。
出典:独立行政法人国民生活センター
医療機関ネットワークへ報告されたH22年
12月からH24年12月末までの事故報告
高齢者の事故の約77%は家の中って…
では家のどこで転倒や骨折が多いのか?
TOP3を発表します。
1位 居室 45%
2位 階段 18.7%
3位 台所・食堂 17%
いかがでしょう。
しかし1位が居室とはですね…
居室というのは普段よくいる部屋です。
よくいる部屋で一番事故が多いことは
意外な感じがしますが実は盲点なのでしょうね。
ということで親が暮らす家、
近々チェックしてあげて下さい。
最後に転落・転倒の住宅内事故の報告例を
・階段を踏み外して転落
・階段でバランスを崩して転倒
・起床時や夜間にトイレへ行く際に
ベッドから転落・転倒
・靴下やじゅうたん・バスマット・毛布などに
足をとられて転倒
・風呂場で滑って転倒
・庭の木の剪定作業や雪下ろしのために脚立や
はしご、屋根の上などの高いところから転落
・椅子に上って高いところにあるものをとろうと
した際に転落
・電球を取り換えている際に転落
・玄関の段差でつまずいて転倒
など
ま、親も歳を取りますからね。
まだ若いからではなく
早め早めのサポートです。