❺週刊文春と週刊新潮。驚きの「週刊新潮」体験!
さて、ジャーナリズムというものを初めて意識したのは、1974年(昭和49)藝大入試に落ちて浪人していた10月、月刊『文藝春秋』11月特別号に載った立花隆氏の「田中角栄研究~その金脈と人脈」と児玉隆也氏の「淋しき越山会の女王」を読んだことだった。大変な話題になったし、現職の総理大臣がこの記事によって退陣に追い込まれるという雑誌ジャーナリズムの金字塔となった記事である。その緻密な調査報道の形式と新聞が報じないスキャンダルを雑誌が暴くということに、世の中には新聞テレビでは報じられ