中学生の自意識と宗教(モブサイコ感想日記)
モブサイコのメチャクチャ好きな神樹編がアニメ化した。
あれは単に宗教や集団心理、「楽しくしているだけの集団にどう対応するか」みたいな要素はもちろんありつつ、その導入が「中学生の自意識」なのが本当に秀逸だと思っている。
モブくんは冒頭で「モテている気がする!」と周囲の視線を勘違いしたり、周りに女子がいることを強く意識したりする。思春期特有の自意識ですね。
「モテている気がする」の視線が、だんだん「宗教における監視の目」ないしは「集団において浮いた存在であることを示唆している」視線に変わってしまうわけで。
さらに言うなら、「ただモテたい」という思春期男子の気持ちが、「教祖として尊敬されればモテる」という事実(?)によってどうなってしまうのか?という部分もある。もちろんモブくんは靡かないけども。