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チャツネで作るカレーとケーキ

若い頃通ったお料理教室の先生は、厳しかったけれど一生で一番尊敬する先生だ。もう40年ももっと前のことだが、先生のおっしゃった特に食べ物に関することは今でも充分当てはまるかあるいはさらに状況は悪くなっている。
「塩分は良い塩を取っていれば排出されるのて気にしなくてよい」
「水やお湯でサッと溶ける顆粒のものはカルシウムを排出するので摂らない」
「TVコマーシャルで多く流れている食べ物は体に良くないものが多いので食べない」
「調味料はいいのを使え」
「水道水はやかんで10分間蓋を開けて煮立たせてから使う」
食べ物のことではないが更に
「TV・新聞の言うことは鵜呑みしないこと、なるべく医者からは遠ざかる事」
ね、今でも○○論者の界隈でよく言われているよね。
食品添加物などは、改善されるなんてとんでもない事で、更に巧妙に複合的になっている。遺伝子組み換え食品やmRnaワクチン接種済の食肉、放射線を浴びさせた苗からできる米など、よほど気をつけて食品を選んでもどうしようのないところまで来ている。知っているか知らないか、知ろうとしているかしていないか、これがこれからの重要な事だと思う。
先生が今の社会を見たら、
「何をやっているの。しっかりなさい。」とお叱りを受けるだろう。そして
「あなた方はあなた方の権利である知る権利と幸福に生きる生存権を軽んじられているのよ。目を覚ましなさい。」とおっしゃるだろう。

私は私が納得できる物を作り食べてもらう。
チャツネは先生の教室で初めて出会った。カレーの授業の前にチャツネの特別授業がある。確かにカレーの味が決まる不思議な物で、自宅用にカレーには欠かせない物として作っていた。それが桃チャツネだ。以前は地元の桃農家から仕入れていたが、今年からは岡山県総社市の桃を仕入れている。化学肥料や農薬を使わず、木の持つ力を最大限に引き出した桃は雑味がなくとても美味しい。力強い甘さの桃だ。高級ブランドで海外にも輸出できるほどこだわりの桃だ。それを使った桃チャツネはパンチがあって、カレーとの相性バツグンだ。カレーに使う玉ねぎは元気ファーマーいながわの方々が最低限の農薬しか使わずに作った元気な玉ねぎだ。丁寧にスパイスと炒めて鶏ガラスープではなく、玉ねぎ麹で煮込み、最後は桃チャツネで味を決める。
体に優しいけれど、コクのある味わい深いカレーになる。
たくさんの人に知ってもらいたいオリジナルのカレーだ。


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