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“White Christmas”の弾けないところは歌っちゃおう!と思ったマネジメントの話


1年ぶりに”White Christmas”を弾いてみたら

毎年この時期になると、”White Christmas”が弾きたくなります。あの”I-’m dreaming of a white Christmas〜♪”という名曲ですね。

今年もそろそろそんな気分が盛り上がり、ジャズスタンダードの楽譜集を開いて、去年はどうやって弾いてたっけ?と記憶を辿ってみます。が、なにせ1年ぶりなので、全然覚えていません(汗)

気を取り直して、楽譜を見ながら、右手でメロディを弾きつつ、左手でコード(和音)を追ってみます。おお、そうだった、こんな感じだった!ちょっと思い出してきた。でもこれだけだとちょっと味気ないな、ちょっと右手にもコード音を足してみるか。あ、良い感じ♡そうそう、この響き、クリスマスシーズンが来たって感じ。

でも、両手でコードの響きを作りつつ、同時に右手でメロディを弾くのが難しいんだよなー。と、ここで、去年も同じ課題に直面したことを思い出します。色々試行錯誤してみるものの、曲としてスムーズに流れていかない。

弾けないなら歌っちゃおう!

そこで今年はひらめきました!メロディが弾けないなら歌っちゃおう!というわけで、私の”White Christmas 2024”は、思いがけず弾き語りバージョンとなりました🤭

以前の私だったら、ちゃんとメロディも弾かなきゃ、と大真面目に考えていたでしょう。が、今回は自分の部屋で気ままに弾くだけなので、完璧なものを目指して何もできないよりは、今できることを最大限に活用して楽しめばいい。ジャズピアノを始めてから、そんな風に自分のマインドがゆるく現実的に変わってきました。

ジャズは、アレンジ次第でいかようにも弾けるので、そもそも「完成度」はあっても「完成」がないものだと思います。そして、”The show must go on.”というように、一度始まってしまえば、完璧に弾けることよりも、曲に乗って最後まで止まらないということが大事なので、必然的にその時に自分のできることを駆使してやるしかありません。

本質的なマネジメントとは「なんとかすること」

以前に参加していたEssential Management Schoolというオンラインスクールで、「本質的なマネジメントとは、目的に向かって『なんとかしていくこと』」だというお話を聞き、とても納得したことがあります。

完全じゃなくても、色々想定通りにいかないことがあっても、そもそも目的は何だっけ?と考え、それにかなうならば、必ずしもそれでダメだということではないのだと思います。むしろ、そこに思いがけない創意工夫や、アイデアの生まれる余地ができるかも知れない。

今回のことでいえば、「”White Christmas“を弾いてクリスマス気分を楽しむ」という目的から考えれば、メロディを弾けるかどうかは本質的なことではなく、それで目的を諦めるぐらいなら歌ってしまおうというのは、まさに「なんとかする=マネジメント」だったのだなと思います。

そして、毎年同じ曲を弾くことで、毎年違った自分の「マネジメント」を発揮できる、それもジャズの面白いところです。来年はまたどんな”White Christmas“になっているんだろうなと思いながら・・・🎄



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