岡山の電車たち
117系の定期運用が京都地区で終了し、心打ちひしがれ、2023年夏、岡山の117系を追って岡山に来てみれば、関西ではとっくに居なくなった湘南色、381系、たくさん居たのに一瞬にして居なくなった親しみのある113系と似た顔の115系がいて、その他、キハ40、マリンライナー、その他いろいろ、そのあたたかさは京都とはまた違った独特のものがあって、天国だと思った。関西ではもう既に終わっていて二度と返らないと思っている世界が、そこにあった。
それから1年半しかたっていないのに、117系、115系、やくも、と次々いなくなりこのニュース、車両の交代は世の常、今に始まったことではないけれど、そのスピードと数が、この2年ほど特に増した気がして、全くついていけない。ネットで即情報が入るため、ショックを受ける頻度が上がることも影響していると思う。それにしても、旧来の車両は鉄道ファンであるかにかかわらず人の心の傷を癒し心豊かな暮らしを実現する存在であると信じる私にとっては、その価値を見いだせず、見い出したとしてもかける財力を持てず、財力があったとしても、注ぎ込もうとせず、あとかたもなく宝物の姿を消してしまうこの国が向かう方向、その先に待っているものが、心配でならない。
※トップ画像はnoteクリエイターの「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。岡山の車両基地(下関総合車両所岡山電車支所(旧岡山電車区)、岡山~北長瀬 間)に117系が居て、うれしく思います。ありがとうございます。
Googleマップの写真より。
こちらにもマロンがいました。