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勝てるフィールドに持ち込む


今日はアーティストや各種クリエイター、シェフやパティシエ、企画立案者など、
主にクリエイティブな仕事についている人が


【ちゃんと自分にブランド価値が付く仕事の選び方】

について書いていきます。

このやり方を意識するかしないかで3年後の収入や人生に対する満足度って、
かなり変わってくるのではないかなぁ、と思います。


ジンジャーガーデンは店舗運営だけでなくパーティーなどのケータリングも依頼が来れば対応しています。


今まで受けたケータリングは様々です。


ビーチのグッズを販売するブランドさんの新しいフレグランスリリースパーティーや、
30代をメインターゲットとしたアパレルの展示会、20代をメインターゲットにした雑貨のリリースパーティー、企業の懇親会や、
インフルエンサーさんのオフ会会場のケータリング、
法人設立のパーティー、
ホームケータリング等

多種多様なケータリングの依頼を頂いてきました。


今から6年前にスタートさせたケータリングですが、その当時、
私がケータリングを受けるときに
抱えていたスローガンは、


【ご依頼主の求めるコンセプトに合わせた
ケータリングを0からお作りします】

でした。

一見、お客様目線でクリエイティブで
かっこいいスローガンです。

ただ、これは結果的に大失敗、大間違いのスローガンで、仕事の取り方としては最低でした🤣🤣


この大失敗スローガンを元にした時の仕事の流れは

①ご依頼主の求めるケータリングをヒアリングして

②その求めるコンセプトを導き出し(企業やブランドさんも、ケータリングのコンセプトまで決め切れてないから何度か打ち合わせをしないと固まらない)

③さらにそこに合わせたケータリングのコンセプトメイクを0から私が作り上げて

④そのためにいろいろな備品を集めたりいろいろな資料を集めて求められたケータリングを作り上げる

これが、その時の仕事の流れです。

ちょっと読んでるだけでめんどくさいし疲れますよね、、🤣

これは結果として

とても費用対効果が悪く、
求められるコンセプトのジャンルが、自分の不得意なジャンルだった場合、本領発揮できない。お客様の満足度もいまいちで

そしてなにより、このスローガンをアピールする事によって、
自分のセンスやカラーを出したケータリングは作れず、
良いものを残しても依頼主のブランドイメージに染められる為、ジンジャーガーデンケータリング、永谷佳代子としての作品認知が得られずらい。

となると長期的メリットが少なく、自分のブランドを成長させにくい

という事が分かりました。

そのケータリングのためのコンセプトメイクや備品集めに使う時間は、そのブランドコンセプトに完璧にそった場合、そのブランドにしか通用せず、知識や経験、自分のブランド力としてストックされずらい。

他の人からの全く違うコンセプト依頼をされたら、前回のケータリングでの経験を次のケータリングでは生かしにくい。という事態を招きました。


言い回しや伝え方をお客様目線にしすぎると、
はじめはオーダーを取りやすいと思いますが、

自分のセンスやカラーではないものを生み出し続ける

ということになりました。


ではクリエイターたちはどういう仕事の取り方をすれば、

建設的で自分の未来につながり、
お金をもらいながらもスキルアップをして、
自分のブランド価値を上げられるのか。


私が思う答えは


とにかく自分のセンスを提案し続けることです。

否定されても、初めは売れなくても
自分のセンスの作品をとにかく突き詰めて生み出して、世に提案し続ける事。


周りの流行や、依頼された企業やブランドのイメージはもちろん入れ込まないと仕事になりませんが、それは100%ではない。
あくまで自分のセンスにその要素を取り込む、
事が正解

だと思いました。


例えば分かりやすい例だと

蜷川美香さんの作品です。

蜷川美香さんの独特なセンスの特徴である
鮮やかでミステリアスで美しいあのテイスト。

蜷川美香さんに仕事依頼する人は、あのテイストが良いと思っている人しかいません。

淡くて優しくて癒されるセンスが好きな人は
そもそも蜷川美香さんに依頼をしない。

きっと蜷川美香さんが売れてない時ってあったはず。
否定されたり、認められなくても、
ぶれる事なく貫いていいものを提案し続けたから、今があるのではないかな、と思います。


常に自分の良しとするセンスを突き詰め、
苦手なジャンルの仕事を依頼されることはほぼなく、作品のたびに自分のセンスと向き合い
自分の世界を極めている。

そう考えると、初めの依頼が少なくても
自分のセンスを突き詰めた、自分にしか作れないものを作り続けた方が、
効率的にセンスや技術を向上する事ができる。

そして、それを良しとする依頼主が現れた時、本当に求められている素晴らしい作品を、今まで培ってきたセンスを全部出して挑戦する事が出来る。


勝てるフィールドに仕事を持ち込んでみてください。

さて、私はジンジャーガーデンについて、noteを書き終わってしまいました(現在朝9時)
横の美容院さんの朝礼を聞きながら、コーヒーを飲もうと思います☺️☕️

それでは皆さま良い一日を☺️
今日、私は一日お店で働きます!なかなか痺れます!!!🤣

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