和美咲日 Wabisabi
一人一人の心の中には自分が自分らしくあるため、「心」を明るく照らし出す「ろうそく」があるはず。ひっそりとでいい。心のろうそくにあかりを灯し、日々の生活の中で感じたありのままを言葉にして綴ります。
日々の些細な発見、季節の移ろい、心がワクワクした出来事を書き綴っていきます。
このコロナ禍にあっても、 絵本の世界では自由に旅ができる。 想像力の世界で自由に遊べる。 色んな世界が垣間見える。 私の心に響いた絵本を紹介していきます。
2023年12月8日。 東京は晴天。12月というのに最高気温は20℃近い暖かさ。 今年は紅葉も落葉も遅めの印象。 まだ楓が色付ききっていないけれど、日頃散歩する公園でやはり深紅の美しい色が目に留まる。 ふと見上げると、穏やかな夕陽。 広場からは子どもたちが駆け回って楽しそうに遊んでいる声が聞こえる。 ベビーカーを押しつつ、ヨチヨチ歩きの子どもと手を繋いで歩くお母さん。 何て幸せな空間が広がっているのだろう。 この幸せな空間をまた来年も変わらずに感じることが出来るのだろうか
私の中に流れる河 流れ流れてどこへ行く 来し方よりかすかに香る祖先の面影 流れ行く先には何があるのだろう 心穏やかに 過去から繋いできた縁が途切れぬよう ただただ守り生きながら 新たなる流れに委ねよう 私の中を貫く想い 絶えず振り子のように揺れながら それでも焦点を見定める 誰にも見つけられぬ 誰にも指図されぬ 自分にとっての心落ち着く場所、タイミング、 全てが調和する場を求めて 揺られ揺られ 迷いながらも探りゆく そう、これこそがきっと人生
手を取って歩く。 その人と繋がる感覚。 手を取って歩く。 その人の温もり、心に触れたような感覚。 あなたを守り、育て、次に繋げていく役目。 母として、親として、繋いでいく。 どこに辿り着くかは分からない。 でも、あなたをリードしていく!と気負うのではなく、 共に手を携え、 共に歩みを進める。 傍らに寄り添い、一緒に歩いていきたい。 必要な時は背中を押してあげたい。 そして、見守りたい。 必要な時は一歩先を行き、新しい世界を見せてあげたい。 そして、可能性を広げてほし
ふと空を見上げた。 上空遥か彼方に鳥が一羽、 悠々と空を飛んでいる。 嗚呼、 鳥からは世界が今、どんな風に見えているのだろう? 高い高い空に広がる世界がある。 ふと寝転んで大地を感じてみる。 木々の根が広がり、地中に暮らす生き物たち、 眼には見えない存在が頭の中に次々と思い浮かんでくる。 嗚呼、 この土の下にはどんな世界があるのだろう? 地下更に深く深く、暗黒の世界に 自然の恵み、パワーが結晶化し、 宝石が作り出される世界がある。 私の目線とは違う場所に まだまだ知ら
この夏、祖母の手作り梅干を食べきった。 今年90歳になる祖母は10年程前に一緒に暮らしていた祖父が亡くなったタイミングで、長らく暮らしていた家を売り払った。 東京都内のとある住宅地にある一軒家。 私は祖父母の家の庭に植わっている草木の恵みを四季折々に感じるのが幼い頃から大好きだった。 山椒、梅、どくだみ、茗荷、ザクロ、柚子… 梅の季節は毎年、青梅を収穫し、梅シロップや梅酒、追熟させると梅干を大量に仕込んでいた祖母。 自家用で食べ切れる量以上に作っていたので、台所裏の貯蔵スペー
美しい朝日が参道に射し込む 鳥居、紙垂、参道の木立、境内… 全てが一つの空間に「共にある」 かつての日本人が感じていた八百万の神 きっと今みているような光景・感覚を常日頃感じていたのだろう 人間だけでなく、自然と、風景と「共にある」 全ての存在、全ての命の営みが 「共にある」ことを認めてくれる地球の大いなる包容力 全ての生命体は弱肉強食の中で 攻防を繰り返しながらも 共にこの地球で、宇宙で暮らしている 人間を人間たらしめているのが言葉ならば、 優位性を誇張し、 分
詩を書くのが好きです。 2022年5月。実家でふと目にした10歳の頃の自分の日記。 その中で何篇かの詩を書いていました。 日記の文章は、少しずつ学校での目、周りの目、社会の目を気にしつつある当時の自分の姿が垣間見え、正直堅苦しい、所謂優等生的な文章でした。 一方、詩を読んでみると、そこに書かれている言葉は瑞々しく、想像力豊かで、私の心を一気に30年前に連れ戻してくれました。 そして、子どもの頃、何かの気持ちに成り代わって、代弁するかのように、想像力を働かせて言葉にしていくこ
コロナ禍に突入して早2年近く。特に9月からは朝、近所の神社と公園を散歩するのが日課になっている。今までの私の固定観念で、12月は「冬」、と思っていたけれど、散歩を始めてから「そうでもないかもしれない」、と思うようになった。 特に東京では、11月の終わり頃から空気がひんやりと冷たい感じになってきて、空気が確実に入れ替わってきたのを感じ始める。いよいよ冬がやってくる、と思うのだけれど、周りの木々を見渡すと、まだまだ葉が残っている。 銀杏の葉が、最後の役目を全うするかのように、濃い
昨日、息子と買い物に出掛けた。 今日も大好きな魚介類を選んでご満悦な様子。会計を済ませると、「自分が選んだ食べ物だから自分が持つ!」と言ってエコバッグに入れて、意気揚々と乗ってきたストライダーのハンドルに乗せた。 でも、片側に重みがかかるので、いつものように足で漕いで上手くバランスを保つことができず悪戦苦闘。そこで、エコバッグの持ち手を両肩に通して、リュックのような形にしてあげたら、「ゆかい、ゆかい〜♪」と満面の笑みを浮かべた。 その屈託のない笑顔、本当に愉快なんだろうな
友人の自宅にある柚子の木に今年は沢山実がついた、ということで、先日柚子の実をたくさん頂いた。 販売用の柚子と比べると随分と小振りだけれど、味の濃さを感じさせる香りのパンチがあって、1個切っただけで、柚子の心地よい香りが部屋中に広がった。 ちょっと手間はかかるけれど、柚子茶にも使える柚子ジャムはやっぱり作っておきたい!と思い、柚子ジャム作りにとりかかった。 果汁を絞って、種を選り分け、果実部分は皮から取り除く。 これからジャムの主役となる、残った柚子の皮の部分。皮の表面
我が家の息子は6歳。 趣味は魚を捌くこと。 家でのんびり過ごすのが大好きな息子は、幼稚園の預かり保育を楽しみながらも、早くお家に帰りたい、という気持ちを押し殺して頑張っている。という訳で、金曜日の夕方、一週間頑張ったご褒美に魚屋で魚を買ってもらうことを楽しみにしている。 馴染みの魚屋さんはいつも市場から直接仕入れてきているそうで、スーパーではあまり見ない魚介類を取り扱っていることも多い。 初めて食べる魚は家で捌いて、塩焼きにして味を確かめる。 先日は手頃な値段だった黒ソイを
幼い頃、母に絵本は読んでもらっていたと思うのだけれど、正直心に残っている絵本はほんの数える程。 今でも実家の本棚にある加古里子さんの「からすのパンやさん」と「海」。それをよく眺めていたのは覚えている。 私が絵本に再会したのは娘を妊娠した時。久々に足を踏み入れた絵本コーナーで目にした「どうぞのいす」に心惹かれた。柿本幸造さんの柔らかいタッチの絵に癒されたのはさることながら、登場する動物たちが順繰りに「思いやり」をリレーしていく姿に心がほんわか、じんわりと温かくなっていって、
環境問題に対する警鐘を鳴らしたといわれる、「沈黙の春」の著者、レイチェル・カーソン。 彼女が書いた珠玉のエッセイ、“Sense of Wonder”への敬意も込めて、このタイトルをつけました。 今はコンクリートだらけの東京の都会で暮らしていますが、そんな中でも日々、空を見上げて太陽のエネルギーや月の満ち欠け、星の瞬き、風を感じ、道端の草木に目をやると色々な発見があります。 私の朝の日課は、少し早起きをして日の出を感じながら、自己流ヨガストレッチをすること。 自分の身体の細胞