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この謎の矢印は何だろう??

帰宅すると、玄関前の庭にうっすらと雪が積もっていました。
ん?
何やら謎の矢印が!!

これは、なんだろう? と辺りを見渡しながら矢印をたどっていくと、
なるほど、ここで立ち止まったんだろうな。とか、
ここは走り抜けたんだろうな・・といった様子が見えてきました。

この矢印、何と思われますか?


庭にいたのは、野生の雄キジ!

矢印の正体は、どうやらキジの足跡だったようです!

雪が積もった後に、その上を歩いた動物たちの足跡ウオッチングをするのは楽しいですよ。山で暮らす生き物たちの特徴や動きの様子を、足跡から少しばかり知ることができます。

うさぎなどの特徴的な足跡はわかりやすのですが、キツネや狸、カモシカ、日本鹿、テン、リスなどの足跡もあり、何の足跡かを考えるのも面白いです。色々と想像しながら景色を眺めると、物語の世界にいるような気持ちになってきます。

この足跡のゴチャゴチャしたところは追いかけっこをしたのかな? 
ここで転んだな! この崖は登れなかったらしい・・
などなどお互いに話をしながら、晴れた日に散歩する近所のご夫婦の姿も見受けられます。

キジは、里山の草地や畑などにも暮らす日本の国鳥で、ここ菅平・峰の原高原の高地でも比較的よく見かけます。警戒心が強い鳥と言われているだけあって、少しでも人の気配を感じると、素早く逃げていきます。

キジは身の危険を察知するために、足裏には大地の振動を感知する特殊な感覚器があって発達しているそうです。日本の暦、二十四節気の小寒で1月15日頃、七十二候に「雉始雊(きじはじめてなく)」という時期があります。静かな高原の中であっても、普段はキジの声を聞く機会はなかなかありませんが、もっともっと耳を澄ましてみると、何か聴こえてくるものがあるのかもしれませんね。


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