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優しい人は去っていく
自覚はなかったのですが、
いま振り返れば、
私は優しい人と
周りの人から
思われていたようです。
例えば
かまってちゃんのオバサンから
しつこく絡まれて
こちらが全く興味のない
自慢話を延々と聞かされた挙げ句
こちらが話すと、
そのオバサンは全く聞く耳を持たないで、
鬱陶しいわ、という顔される
とか
昔のパートナーはダメンズでしたが、
別れた後で気づいたことは、
相手は私にお母さんを求めていて、
私が相手の期待や要求に
ハイハイと言って答える
共依存関係だったことでした。
ヤツらは
私を優しい人と見て
甘えてきました。
私の優しさとは、
好意を得たい、
嫌われたくない、
あるいは見捨てられるのが怖い
という依存心からきているから、
無意識に、かなり
我慢を自分に強いていました。
私が我慢すればする程、
相手はどんどん増長していって
終いに手に負えなくなって
私が爆発して
終わりを迎える
というパターンを繰り返してきました。
爆発する
と言っても、
相手の前で直接、怒るのではなく、
気がつけば、相手の前から居なくなっていた
という静かな立ち去り方を
してケリをつけました。
私が怒っていると知らない相手は
私が居なくなって
どう思うのでしょう?
たぶん意味が分からなかったでしょう。
なんで?
と思ったかも知れません。
そう言えば、むかし
いかにもテイカーっていう感じの
狡そうな人に
あなたって怒ることあるの?
何でも言う事を聞いてくれそう
と言われたことがあります。
ずいぶん甘く見られたものです。
其れも此れもぜんぶ
私の依存心が招いた
ということが今では
よく解ります。
依存心は
人間関係のトラブルを
呼び込みます。
ここ七、八年くらい
男性からのパワハラ被害に
数回、遭いましたが、
それも私の依存心の強さと
依存心からくる境界線のあいまいさ
が原因なのでしょう。
しかし、最近の私は
こんなヤツらを甘やかすほど
自尊心が低くはありません。
パワハラしてくる相手に
私は怒っている、
という態度を見せると、
それ以上は関わって来なくなりました。
最近は、こういう
エネルギー泥棒をする人たちを
図々しいと
思うようになりました。
どうやら私にも
健全な自尊心が
戻って来ている
ようで
良かったです。
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