どんなことだって、適量適法がいいのは知っている
珍しく、朝から2件打ち合わせが続いた今日。久しぶりに乗った朝の山手線は、あまりにぎゅうぎゅうと混雑してて目眩がした。
半年前まで毎朝総武線の超満員路線に乗って通勤してたなんて、嘘みたいだ。職住近接できる制度は、本当に最高の福利厚生だよね、うんうん。
さてさて、今日は何を書こう。毎日違うことをする仕事だから、ネタはたくさんある。
たとえば、今日はパラフィン紙をもらった。小さい子が飲む粉薬が入ったあの袋、あのつやつやとした紙だ。
なぜか同僚の机に束が置いてあって、眺めていたら2枚くれた。「破くと気持ちがいいから」と、Amazonで買ったらしい。
その発想はないなぁと思いながら、せっかくだから一枚目をちょっぴり破くと、確かにいい感じの反発と手触りで気持ちよい。もったいないから、もう一枚は取っておいた。
手触りは、とても大事だ。私はお財布や名刺入れの革も定期的に手入れに行くし、愛用している手帳カバーはスーツ地だし、焦ってる時はふわふわのものにくるまって落ち着こうとする。どうも感覚過敏なので、誰にも気がつかれないようなところで自分が安心する環境をひっそりと作ってる感じ。
たくさんの言葉とか、たくさんの人間関係とか、目に見えない考え方に支えられている。だけどそんなふうに脳みそを使った思考じゃなくて、もっとただただ感覚の心地よさを求めている時がある。
これから技術が進んだら、コンテンツの編集者は五感にどういう影響を与えるのかまでまで考えたり設計したりするのかもしれない。
テキスト、写真、動画、音声ときているけれど、未来の世界ではこう順々に他の五感にまでぐんぐん侵食していき、いつかそのフォーマットが当たり前になっていくのだろう。
大量に与えられるコンテンツの波の中にいる時、自分のように影響を受けやすい人間は気をつけた方がいい。
どうもコンテンツってやつは強いエネルギーを持っていて、自分の感覚器官が受け止めきれる限界を軽々超えて、心を翻弄してきたりするから。それも一つの面白さなんだけど、どんなものもね、基本は適量適法です。
ふう。買い換えたばかりのコンディショナーが優しい香りだったので、今日も幸せに眠ります。明日はちょっぴり、雨が心配だなぁ。