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From 今治 to 尾道、サイクリングしまなみ 2024 (その1)

10/20(日)に千葉シティトライアスロン大会に参加し、(低いレベルながらも)自己最高記録を大幅に更新できた、ということは前回お話ししました。翌日は流石に筋肉痛。しかし、千葉シティはこの秋の三連戦の初戦に過ぎません。

ということで、千葉シティの翌週となる10月最後の週末に、四国と本州をつなぐしまなみ街道を自転車で渡る「サイクリングしまなみ 2024」に参加してきました。これまでトライアスロンの大会では自転車に乗ってきましたが、自転車だけのイベントは初めてです。

三度目の正直

おやじの会のトライアスロン部のメンバーが徐々に増えてきているということはこれまでにもお話ししていますが、メンバーの顔ぶれは多彩。学生時代に水泳部だった人もいれば、毎日会社まで数十kmを自転車で通勤しているという猛者もいます。トライアスロンはスイム、バイク、ラン、どれかで一芸があると格段に楽なんですよね(私は何の芸もないので、苦労しています、苦笑)。サイクリングしまなみについて教えてくれたのは、バイクの猛者でした。

四国から本州にバイクで渡るなんて、面白そうだな、と4月末にとりあえずエントリーを完了。ふるさと納税で先着順の受付枠もあるのですが、私はこの時点では本当に参加するかどうかはまだ迷い中だったため、一般の抽選枠でのエントリー。当たったら行こう、ぐらいの感じです。そして忘れかけていた6月中旬に抽選の結果発表。結果は残念ながら落選。当たったらラッキーぐらいの感覚だったのに、いざ落選となると残念なものです。途端に行きたくなってきました(苦笑)。

しかしその後7月に入って、枠が残ったため、繰り上げの抽選があるという連絡が。再度の申し込みは必要ないということで、ただただ復活を祈っていたのですが、残念ながら繰り上げ当選の連絡は来ず。今年は縁がなかったなあ、とここで一旦諦め。

ところがところが、8月に入って、ツアーでの枠に空きが出たため、その分の参加枠を解放し、先着順での受付があるという連絡が。俄然やる気が出てきました。受付開始の8/9(金) 20時前にはPCの前に待機。実は申込み開始の3分前に比較的大きめの地震があり、ちょっと慌てたのですが、何とか無事に申し込みを済ませることができました。まさに三度目の正直。急いで飛行機等の手配等も済ませます。

高所恐怖症

三度目の正直で何とかエントリーできたものの、まだ大きな問題があります。実は…、私は結構な高所恐怖症。しまなみ海道を渡るというと、海の上60m強の高さで自転車を漕ぐ必要があります。高所恐怖症なのに本当に大丈夫なのだろうか。

一方で、だからこそ、このサイクリングしまなみに参加したいと思っていました。サイクリングしまなみは2年に一度のペースで開催されますが、国内で唯一、高速道路を通行止めにして開催されるサイクリングイベントなのです。つまり、普段は高速道路脇の歩道兼自転車道を通らなければならないものが、このイベントでは高速道路の広々とした本線を走れるのです。それだったら高所恐怖症でも何とかなるかも。

確証が持てない中で、慎重派(?)の私としては1ヶ月ほど前に下見をすることに。9月の下旬に出発地点である今治に向かいました。今治からしまなみ海道の(今治側からの)最初の橋である来島海峡大橋をまずはクルマで渡ります。車道を走る分には全く問題なし。

まずは車道。これは全く問題なし
今度は歩道/自転車道。これは… 結構厳しい。柵がもっと高かったらいいのですが

その後橋の端(駄洒落ではありません)にある歩道兼自転車道にも登ってみたのですが、うーん、こちらはなかなか厳しい。不可能とは言わないまでも、まあまあ怖い。やはり高速道を走れるサイクリングしまなみは、私のような高所恐怖症にとって、しまなみ海道を渡れるわずか二年に一度のチャンスです。

難解なロジ

サイクリングしまなみには複数のコースが設定されています。一番短いもので今治から来島海峡大橋を渡って大島へ、そして再び今治に折り返す40kmコース(Hコース)。最長は今治から尾道、そして折り返して今治に折り返す140kmコース(Dコース)。トライアスロンで40kmは漕ぎ慣れていますが、140kmはさすがにキツイ。ということで、今回は、今治から尾道への片道65kmコース(Eコース)で申し込んでいます。

このコースを選んだのは、距離もありますが、総走行距離に占める高速道路の走行距離が長いから(65km中43km)。最長の140km往復コースは、行きは高速中心なのですが、帰りは下道(橋は端の歩道兼自転車道走行)なので高速道路は140km中43km。距離以上に、高所恐怖症的に無理です(苦笑)。

ただ、片道となると難しいのはロジスティクス。大会では、事前に自転車を出発地点に送ってくれるサービスや当日早朝に本人を出発地点に送ってくれるバスなどが用意されているのですが、そもそも前日にどこに泊まるか含め、初参戦の身には何をどうすべきかが難解でかなり悩みました。

最終的には、宿泊は目的地である尾道側とし、前日に尾道で大会受付、そこで自転車を預け、前の日中に今治側に輸送してもらう。当日朝はバスで今治に向かい、自転車をピックアップという流れになりました。

現地入り

大会は日曜日ですが、土曜日の午前中の便で自転車とともに広島空港に飛びました。天気予報はぐずつき気味だったのですが、広島空港到着時点ではまだ薄曇り。広島空港でレンタカーを借りて、一路尾道へ。尾道では早速大会の受付。会場はお祭りモードでワクワクしてきました。受付はサクッと終わり、その後は、梱包された自転車を組み立て、預け入れ。自転車は今日のうちに一足早く四国入りです。

受付と自転車預け入れが済めば、今日の仕事は完了。宿泊地である鞆の浦へ。一度は行ってみたかったということで、宿泊は鞆の浦を選んだのですが、何気に尾道からは遠かった(地図で見ると近いと思ったのですが…)。明日の朝は早いということで、夜ご飯を食べたらさっさと寝ます。

当日朝

今治までのバスが4時半集合ということで3時起床。ここまで早いと早朝というより深夜ですね。鞆の浦に泊まることにしたことを若干後悔しつつも、45分ほどで無事に尾道の対岸の向島に到着。ここがゴール地点であると同時に、今治へのバスが出発する地点でもあります。バスはまだ真っ暗な5時過ぎに出発し、寝不足がゆえにうとうとしていると一時間ほどで今治に到着します。ここでバイクと再会。この頃には空も明るくなってきました。

確実に寝不足ですが、いよいよ現地入りということで、眠気も吹き飛び、早速バイクを組み立て。バイクにもゼッケンをつけて準備万端です。天気も予報よりはいい感じで少なくとも午前中はもちそう。バイクを組み立てたら少しだけ自転車を漕いで、出発地点に集合です。

組み立て完了

スタート地点前で、コースごとに集合。目の前には右折が「しまなみ海道」の道路標識が。時刻は朝8時。さあいよいよです。

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